こんにちわ!かつやんです!
今回は霞ヶ浦を中心に生息しているオオタナゴについて紹介します!
オオタナゴは外来魚で、繁殖力の強さや大きさから在来種のタナゴの生態を脅かしています。
鑑賞や食用には向かず、
釣りを楽しむという意味で接するのが良いでしょう。
ヒキは他のタナゴ類には見ない力強さがありカネヒラに似ています。
水面に上がってくるまで非常に面白い。
そんなオオタナゴの特徴を紹介します!
オオタナゴの特徴
・ 体長20~27cmとタナゴ類最大
・ 体形は側扁し、体高は高い。
・ 体色は青みがかった銀白色。
・ 体側にはうっすらと青緑色の縦条がある。
・ 口ひげはあるが非常に短い。
・ 鰓ぶたの後部に青色小斑がある。
なんと言っても大きさがデカイ!そのまま和名の由来となっている。ただし地域個体群により最大体長の差は大きく、現在霞ヶ浦に生息する種の大きさはほとんどが12 cm以下。
オオタナゴの婚姻色
参照: 我孫子本舗HP
【オオタナゴ雄の様子】
繁殖期を迎えた雄は体色が全体的に暗くなり銀白色からブルーメタリックのような色合いなる。腹部はピンク色、下腹部が黒くなる。
背鰭は黒に、臀鰭は白と黒に縁取られ、吻先には追星が出る。
婚姻色はタナゴ類としては地味目。
体高や形が違うもののシロヒレタビラに近い色合いになる。
【オオタナゴ雌の様子】
雌は夏型産卵で繁殖期の5〜7月にかけ卵管が出る。メスは産卵管を10cmほど伸ばす。
オオタナゴの性格
【性格】
比較的気性が荒く縄張り意識も強い
大きさも10〜最大26cmと大型
大型で繁殖力が強く、日本の在来種のタナゴが駆逐されてしまう為、
2016年に特定外来生物に指定をされています。
大きく遊泳力がある為、棲息圏も拡大しています。
安易な放流等は避けるようにしましょう。
オオタナゴの繁殖方法
【自然界での繁殖】
他のタナゴに比べオオタナゴは5〜7月と夏型の産卵でピークを迎えるのが遅め
ドブガイ、カラスガイ、イシガイ等の二枚貝を好み産卵する。
産卵後は2.3日で孵化し、
他のタナゴ類より短期間(約2週間)で全長約9 mmになり稚魚が母貝からでてくる。
その後も急速に成長して秋にはで6cmとなり成熟する。自然界における寿命は1年〜2年前後
繁殖力の強さはこの成長速度にある。
【飼育や繁殖は出来ない】
繁殖力の強さ故に他のタナゴ類を駆逐してしまう事から、
2016年に特定外来生物に指定をされています。
飼育・繁殖は出来ません。
オオタナゴの釣り情報
【分布】
外来種で中国から入ってきた、淡水真珠の養殖用として輸入された中国産ヒレイケチョウガイに種苗が混入していた説や観賞用のタナゴを誰かが放流した等が原因と思われる。
当初は利根川で発見されていたが現在は
霞ヶ浦全域・印旛沼・手賀沼にも分布している。
産卵の母貝の縄張り争いに強く、
霞ヶ浦からアカヒレタビラが居なくなった原因にも繋がっている。
【釣り情報】
食性は雑食で自然界ではは藻類・プランクトン小型の甲殻類を食べている。
アカムシや黄身練り、グルテン何にでも食いついてくる。
遊泳力が強く広い環境を好む為霞ヶ浦や手賀沼・印旛沼では本湖で釣る事ができる。
ほそや狭い用水路にはあまり見られない。
ヒキが強くタナゴ類ではカネヒラに似たヒキの強さがある。
釣れた時は気持ちがいいし
水面に出てくるまでカネかオオタナゴかわからないので楽しい笑
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