たなごGo!

たなご釣りの虜になった男の釣りバカ日記。たなごと一緒にシャドーシュリンプの飼育もしています!

イタセンパラの特徴 外観・生体・繁殖・保全情報を詳しく解説!

f:id:yumemiraitunagu:20200218084017j:plain
参照: 枚方市HP
こんにちわ!かつやんです!

今回は、
1974年 国の天然記念物に指定されている
『イタセンパラ』を紹介します。

非常に珍しい婚姻色が特徴のタナゴで。
以前は関西を中心に生息していた。

タナゴの中で最も体が薄いのも特徴で

一風変わった『イタセンパラ』の由来は
のように平たい体形で、色やかな部をもつ魚」
からついたそうです。

現在は自然界では絶滅しており、
養殖した個体が淀川水系のワンドなどに局所的に生息してます。

今回はこの美しいイタセンパラの世界をのぞいてみましょう!

イタセンパラの特徴

f:id:yumemiraitunagu:20200218084352j:plain
参照: 世界淡水魚園水族館HP

 イタセンパラの特徴 ・ 体長9~12cmと大型。

・吻端は丸く、口ひげはない。

・体形は側扁し、体高が高い。
 
・タナゴの中ではもっとも体が薄い。

・珍しい婚姻色で青と桃色の発色が印象的。
 
・鰓蓋の後あたりに暗色の小斑が見られる。

・腹や尻鰭・背鰭は黒と白の縁取りが美しい。

・1974年には魚類初の国の天然記念物に指定。



イタセンパラの婚姻色

【イタセンパラ雄の様子】

f:id:yumemiraitunagu:20200218085532j:plain
参照: 東山動植物園HP
雄の婚姻色は鰓ぶたから背にかけて青みがかった紫色に、体側前半部は桃色に染まり、腹は黒くなる。
背鰭と尻鰭は黒で縁取られ、くっきりとした黒と白の縁取りが見える。
鰭が大きく最盛期の雄は他のタナゴに無い美しい婚姻色を呈する

【イタセンパラ雌の様子】

f:id:yumemiraitunagu:20200218085528j:plain
参照: 東山動植物園HP

雌は生後一年ほどで産卵出来る様になり、秋型の産卵の為繁殖期の9〜11月に淡灰色の産卵管を2~3cm程伸ばす。
明るめの銀白色で、鰭が鮮やかな黄色い色をしている、
元々平たい種の為腹部が膨らむのが良くわかる。
オオタナゴの雌と類似している。


イタセンパラの生体

【食性】

幼魚期は雑食性でプランクトンを食べるが、成長にしたがい植物食性へと変化していく付着藻などの植物性を好む。
野生個体は配合飼料にはなかなか餌付かず、飼育が困難とされている。

【生息環境】

河川のワンドや・池沼・ため池といった、止水域もしくは緩やかでヨシやガマなどが繁茂する浅瀬やそれに繋がる水路に生息する。
藻類が豊富で水底に二枚貝類が生息することが適している。

流れが強く水深のある河川本流は生息に適さず、淀川には生息しない。
現在は淀川水系のワンドなどに局所的に生息している。


【減少した主な原因】

戦後の河川改修工事や都市化などにより、生息地となる河川のワンドやタマリ・岸辺の湿地帯・ため池消滅した。
水質汚濁や等の要因も重なり、産卵床となる二枚貝類の生息環境が荒廃・現象したことが大きな原因。

さらに、タイリクバラタナゴの生息域拡大、増殖の影響を受け次第に姿を消していった。







イタセンパラの繁殖方法

f:id:yumemiraitunagu:20200218084656j:plain
大阪市立自然史博物館

【自然界での繁殖】

春・珍しい秋型の産卵で9〜11月に繁殖を迎える。産卵管が2~3㎝と短いことから殻高の低いイシガイやササノハガイ、小型のドブガイを好み産卵する。
※秋に産卵するタナゴ類はカネヒラ・ゼニタナゴ・イタセンパラの3種。

産卵後数日から1週間で孵化するが、稚魚は母貝内で越冬する。翌春4〜5月に9mmほどの稚魚が母貝から浮出する。
この方法は産まれてきたばかりの稚魚を外敵から守ったり冬場の水温から稚魚を守る意味合いがあるが、現在同じ秋型産卵のゼニタナゴもは絶滅危惧種になっている。

この原因には貝自体が越冬前に死んでしまったり、コンクリート化が進み貝自体が少なくなってきている傾向がある。

【飼育水槽での繁殖】

国の指定天然記念物の為、
指定の施設以外での繁殖は出来ません。


施設でも順調に個体数は増えているのだと


イタセンパラの保全情報

f:id:yumemiraitunagu:20200218105618j:plain

【分布】

イタセンパラは日本の固有種で元々は琵琶湖淀川水系と濃尾平野、富山平野に分布していた。
京都方言で「ビワタナゴ」と呼ばれるが、現在は琵琶湖には生息していない。

流れが強く水深のある河川本流部は生息に適さず、淀川では本流には生息しない
現在は淀川水系のワンドなどに局所的に生息している。

【保全状態】

現在は自然界には分布していない。

1974年に天然記念物に、
1995年に国内希少野生動植物種に指定。

環境省レッドリストでは、絶滅危惧IA類に当初から指定されている。
したがって、許可のない捕獲採集や飼育、譲渡売買は禁じられている。
同天然記念物のミヤコタナゴと同様である。


関連記事の紹介

他のタナゴの特徴を紹介しています!
www.tanagogo.work


タナゴ飼育水槽の作り方を紹介しています!
www.tanagogo.work

霞ヶ浦での体験記です!
www.tanagogo.work


にほんブログ村 釣りブログ タナゴ釣りへ
にほんブログ村


小物釣りランキング