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ムラサキの新種チェリーシュリンプ作り5年目ようやく近づいてきた!


こんにちは!かつやん (@tanagokatsuyann)です!

カラフルな色がかわいいチェリーシュリンプ
チェリーシュリンプの仲間には改良品種を含め現在赤・オレンジ・茶・黄・緑・青・水色・透明の種類が存在します。

僕がチェリーシュリンプを飼い始めた今から15年も前。当時は赤・オレンジ・黄色だけで、それから暫くしてグリーンジェイドやベルベットブルー等の改良品種が生まれてきました。

この感じで行くとムラサキ色が産まれてもおかしくないがまだ出てきてない。

実は5年ほど前から紫のシュリンプは作れないかずっと考えて試行錯誤してました。
とうとうそれっぽいのが出来たので途中経過にはなるけどそちらの紹介をします。



ムラサキ色のシュリンプを作るために


単純に極火蝦(レッドチェリーの改良品種で赤みが強いエビ)とブルーベルベット(チェリー系で青みが強いエビ)単純にこれを掛け合わせたら赤+青=紫になるんじゃないかな〜って考えでスタートしました。

www.tanagogo.work


色は簡単に混ざらない


まず赤・青のみで飼育しましたが、産まれてくるのは色が薄くなった赤のみ。
雌の極火エビと雄のブルーベルベットを集めて実験したら最初は色が薄くなった赤しかうまれません。

結局赤系は黄色い卵を、持って青系は青い卵を持ちます。

青の要素より赤のが強いのか?青の雌と赤の雄にしたら青がうまれるのか?
色々試しましたが、結局産まれたては白(透明)で時間が経つにつれ薄赤くなります。
この時点では半分諦めてました。


代を重ねる毎にクオリティが劣化していく


元は脚先まで真っ赤だったのに、徐々に足が透明になり、体はクリアーな部分が増えていきます。

因みに最終的にはクリアーになるんですが、それはまた後ほど触れます。
いわゆる先祖返りってやつでシナヌマエビ原種に後退しているようです。


1年目第3世代から青が出現


なんと身体がブルーで頭が赤い突然変異種が…

しかも若干時期はずれてますが2匹うまれました。
因みにこの時は世代的に3世代目です。

紫つくりたかったんですが。この頃はミナミヌマエビとは交配するか?とかルリーシュリンプとも混ざるか?等色々な実験も兼ねてたのでどの組み合わせから生まれてきた個体かはわかりません。

ただ僕の予想ですが、極火蝦とブルーベルベットのf2個体同士が交配したものと思われます。

赤と青が混じってはいるけどこういう事?って感じで実験続行です。
因みに突然変異種だったようでその後何回かは見かけましたがコレは突然変異っぽかったです。


2〜3年目色々な個体が出現


オレンジルリーシュリンプとF3個体の掛け合わせ
ルリーシュリンプには無い外観ですが身体が半透明になりました。


F4辺りでブラックルリーシュリンプに似た外観のヘテロ個体も生まれました。
多分ルリーの遺伝子とベルベットブルーの遺伝子がかけ合わさったっぽい。


ミナミヌマエビのメスとヘテロも交配させました。
何世代か先に赤いミナミヌマエビが生まれてます。


ゴールデンバックの選別落ちを入れた所赤系個体の背中にもゴールデンバックが入る。笑
そんなこんなをくりかえし一向に紫が出る気配がありません。


4年目先祖返りを痛感


最終的にどうなるかというと、ただただ色が落ちてかなりシナヌマエビに近い状態に戻ってます。
もはや赤や青の面影すらない笑

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でもここから面白いことが起こり始めます。
特に選別をしたわけではないのですが微妙に個体の色味が復活し始めたんです。
この状態が1番色味が薄い状態、ここからは徐々に色が濃くなりはじめたんです。


5年目グリーンジェイドとは程遠いが緑爆誕



いつの間にか緑が生まれました。f10以上行ってそうですが、何代も掛け合わせた結果黄色と青が混じったのかな??
もしかしたら長い期間交配を繰り返して個体が持つ色味が抜け去った後は、新たに色が混ざる?濃くなるのかもという憶測。

前は身体が透明で頭部の黄色い色が見えてましたがそれが見えないという事は再度色が入っているという事。

5年目紫⁉︎超光彩光沢ボディ個体が


そして、新たなタイプ新種も生まれました。
まだ紫とは言えないが、なんと言えばいいのだろうか。
凄く光沢と交際の強いタイプが産まれました。


全身ガンメタリックの色をしている金属のガンメタリックやオイルの様な虹色の光彩


因みにウチの水槽に発生した謎の緑個体と赤系個体が混ざり合って出現しました。
この個体に近い個体(まだ子供)がいるので成長させて更に交配を繰り返す予定です。


因みに写真では伝えられないような光沢があります。
今回感じたのは一度先祖返りした個体を厳選して再度交配すると新たに改良出来るんだなという事。


まとめ


今回産まれたこの個体ですが、とても強い光沢や虹色に近い発色をします。
この特徴はベルベットブルーの黒みが強良い個体が持っている特徴によく似ています。
この個性は極火やルリーには中々出ない個性なので光沢はベルベット由来かと思います。
今後はこの雄個体を軸にヘテロ個体を掛け合わせながら更に固定化より紫の色合いを強くして行きたいと思います!