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陰性水草にCO2は必要か?CO2添加のメリット・デメリットも解説


こんにちは!かつやん (@tanagokatsuyann)です!

僕は陰性水草大好き人間で実際ブセは50種以上、アヌビアスやミクロソリウム、ウィローモスもほぼ主要な品種は飼育しました。

今回はブセを始めとする陰性水草にCO2を添加してるか?するべきか?等の問い合わせをよく頂くのでこの件について個人的な見解を述べたいと思います!

CO2を添加するメリットとデメリット。
実際両方使って感じた事等を書いていきます!

初めに結論…陰性水草にCO2は必要か?


あくまで個人的な見解でお答えします。
『正直使うメリットは多いけど、陰性水草には不要と言った印象です。』

CO2を添加すると水草にはかなりメリットがあります。
水草の種類によってCO2が欠かせない種類もあり、少しでも綺麗に早く育てたい方や、本格的な水草水槽を作りたいと考えている方にはCO2は必須と言えます。

しかし陰性水草はCO2不要で飼育できる為、陰性水草以外に赤系の水草や前景水草も一緒に育てたい場合を除いて個人的には不要と思ってます。

それではなぜ陰性水草には不要と感じるのか。
CO2を添加するメリットや、デメリットも混ぜて深掘りしていきたいと思います。



CO2を添加するメリットは多い

まず水草水槽にCO2を添加するとどんなメリットがあるのか簡単に解説します!

僕が実際CO2を使って水草飼育をした際実感できたメリットは下記の4つです!

CO2を添加するメリット
  • 成長が早くなる
  • 水草の発色がよくなる
  • 飼育上CO2が必須な種類がある(育てやすくなる)
  • 陰性水草の大敵黒髭苔が生えにくい

詳しく説明すると長くなるので重要な点だけまとめてお答えします。

①成長が早くなる

これは本当に実感できます!有茎草は特に感じ易い。
水草水槽でも特に美しい群生レイアウトを作るには水草の数も必要です。
植物が成長するには栄養と光合成が(光量とCO2 )は必須です。
CO2を添加すると脇芽を出す数や根付いて成長するスピードが格段に良く増えるので使うべきです!

ただし陰性水草は有茎草に比べ成長はすごく遅いので陰性水草に於いてはCO2添加による効果を実感しづらい点はあります。



②水草の発色がよくなる

CO2を添加すると水草本来の綺麗な発色をします。
特に赤系の水草は本来の発色を出すにはCO2は必須です。勿論CO2だけでなく光量や肥料などその他色々な要素がありますが種の個性を最大限引き出す事ができます。

ブセは本格的に調子が良い時はラメや葉脈もしっかり出て光沢のある美しい姿を見せてくれますし、ゴーストやクダガン等の紫や赤さを最大限発色させるには必要です。


③飼育上CO2が必須な種類がある

キューバパールグラスやニューラージパールグラスと言った前景草で、緑の絨毯や気泡をつけた姿を楽しみたい場合はCO2必須です。

「CO2添加が必要な種類」と「CO2添加が不要な種類」の差は何かというと光合成に必要な二酸化炭素量の違いです。

光合成に強い光を必要とする水草はその分多くのCO2を必要とします。
水槽内の限られた二酸化炭素量では光合成が充分に行えません。
結果→光量が多く、水槽内の栄養を吸収しきれず苔被害が発生し(キューバパールグラス等は硬度高めの水で飼育しているのでサンゴ状苔等が生え易い)飼育が上手くいきません。

その点で言えば陰性水草は弱い光でも光合成を行える為CO2添加が不要です。


④陰性水草の大敵黒髭苔が生えにくい

僕個人の意見では陰性水草にCO2添加する最大のメリットはコレだと思います。

よく陰性水草は成長が遅く苔被害に遭いやすいと言われますが、これは陰性水草は成長が遅いので水槽内の栄養を使いきれず、水が富栄養化しやすい→その余分な栄養が苔の成長に繋がると言った具合です。

CO2添加が直接苔対策になるわけではありませんが、光合成を促進し成長を促すため苔に回る栄養素を水草が使用して苔の抑制に繋がります。

黒髭以外の大半の苔類は生えてもヤマトヌマエビを入れておけば大抵解決できますが、黒髭は1番厄介だった為です。
(仮にCO2添加していてもフィルター掃除や換水等メンテを怠れば黒髭苔は生えます。)
www.tanagogo.work



CO2添加にデメリットはあるか?

これも個人的な見解ですが、飼育者の目的や用途・水槽管理数によって変わります。
僕があげるならこの4つです。

CO2を添加するデメリット
  • コストがかかる(導入コスト・ランニングコスト)
  • 生体を飼育する場合は悪影響もある
  • 使えるフィルターも限られる
  • メンテナンスが多くなる


①コストがかかる(導入コスト・ランニングコスト)

まず導入時に必要機材として1〜2万はかかります。
【CO2レギュレーター、タイマー、低流量スピコン電磁弁等、CO2添加に必要な機材、その他】
そこに必要なガスボンベのランニングコストが乗ります。

2万前後で揃うじゃんって思うかもしれませんが。
仮に水槽が2台・3台と増えたら全て×2倍、3倍と増えます。

それ以外にも照明・外部フィルターで+2〜3万。
ゼロから始める場合は+水槽台やガラス水槽、そこに水草や液肥、ソイル、溶岩石と考えると陰性水草はCO2不要で育てられるのにわざわざ導入するか?と考えさせられます。
無理なく運用できるよう予算を決めて開始しましょう。


②生体を飼育する場合は悪影響もある

CO2添加が原因で、生き物が酸欠を起こし易くなります。
日中は水草が光合成を行うので酸素が供給されますが、夜間には酸素が足りず夜間酸欠を起こす原因にもなります。

また油膜が発生しやすく、ブラックモーリーなどでも解決できますが。CO2を添加するとpHが低下するので本来弱アルカリ性を好む生体にとってはあまり良い環境とはいえません。

水質や溶存酸素量の変化があるのでデリケートな生体は飼育候補からは外れます。


③使えるフィルターも限られる

これは当たり前な話ですが、ビギナー向けに書いておきます。
まず上部式フィルターやスポンジフィルターはエアレーション効果で二酸化炭素が空気中に逃げてしまうので使用できません。

仮に陰性水草の飼育は濾過フィルターを選びません。


④メンテナンスが多くなる

生体がいる場合は夜間エアレーションをしたり、CO2を添加すると水草がよく育って繁茂するので定期的にトリミングも必要となります。

水槽管理数が多いと餌やり・水換え・低床掃除・ガラス面掃除・フィルター清掃・採卵・繁殖・選別などやる事が多すぎて自分で自分の首絞めます笑

アクアリウムやってると必ず水槽増えるので手間やメンテナンス費用は抑えたいですね。


陰性水草はCO2が不要

最後に陰性水草について話します。
コレは一般論として言われてる事ですが、水草水槽はCO2や強い光量は不要(無くても飼育できる)水草です。

前途した様にCO2添加にはメリットは沢山ありますが、陰性水草はCO2添加が不要な種類です。
そう考えると費用対効果を考えるとあまり恩恵は少ない様にも感じます。

初期費用やランニングコスト・育てる水草の種類を再度洗い出して考えてみましょう。

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CO2導入がおすすめな方

僕は陰性水草に於いてはCO2導入は不要といいましたが、あくまで個人的な一意見です!
僕自身CO2を入れてた時は一切黒髭のデメリットも受けませんでしたし水草もキレイに育ったのは確かです。
僕にとってのデメリットは導入コストや逆に夜間エアーをしたり手間が増えるのが面倒だったためです。

最後にこんな人にはCO2導入がおすすめですってお話で締めたいと思います。

僕的には下記に当てはまる方は導入するべきだと思います!

CO2を添加するデメリット
  • 本格的に水草水槽を始めたい方
  • 前景草や赤系の水草の導入予定がある方
  • とにかく綺麗に育てたい方
  • 苔問題に悩んでいる方

上記に当てはまる方ならCO2導入がおすすめです!陰性水草だけでなく他の水草を入れるなら十分検討の余地はあります!


まとめ! 陰性水草のCO2添加について

実際自分でも使った経験も含めて、陰性水草はCO2添加無しでも充分飼育できますが添加していた方が綺麗に育ちます。

ただし勘違いしてはいけないのはCO2を添加したからと言って水草が綺麗に育って苔問題が解決する訳ではありません。
綺麗にそだてるには肥料や光量も重要ですし、苔問題もメンテナンスを怠れば苔は生えます。
あくまでCO2添加は成長を促進を促し、水草が持つ本来の発色を引き出す重要な要素と覚えておきましょう!

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