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タナゴとレッドビーシュリンプの混泳は出来る?極小アクアリウム水槽


こんにちわ!かつやんです!

熱帯魚・淡水魚を飼育していると、同じ飼育環境で育てる事の出来る魚・エビ・貝等を一緒に混泳させると水槽内が賑やかになって楽しいです!
魚と海老の混泳ってアクアリウムの楽しみの一つですよね!

更に魚と海老や貝の混泳は鑑賞目的以外にも水槽内のコケ取り効果等もあり、混泳させる事で水槽内の環境を更に良くする事も出来ます。

しかし混泳はメリットも多いのですが、組み合わせによっては生体の大きさや性格上どちらかが捕食されてしまうなんて事もあり、
混泳可能混泳不可の組み合わせもあります。


『タナゴ』×『レッドビーシュリンプ』 の異色の組み合わせを混泳させてみました! 今回小さくてキレイな淡水魚と人気の観賞エビの混泳させてみました!面白い感じに仕上がったので紹介します!

※この水槽ではレッドビーシュリンプの仲間
シャドーシュリンプやターコイズ・ギャラクシー等を混泳させています。


タナゴとレッドビーシュリンプの混泳は可能?


今回僕が混泳に挑戦したのはタナゴとレッドビーシュリンプ!
双方とも観賞魚として非常に人気のある生体です。
お互い淡水で飼育が出来、適した水温は25度前後の為生息環境としては〇

しかしレッドビーシュリンプは鑑賞エビの中でも最小の部類に入る生体で《2~3㎝》
対してタナゴは種類によって大きさは違いますが、小さな種類は大きく成長しても《4~6㎝》前後さてこの2種は共存できるのか。


混泳させるにあたっての問題点は2つ

タナゴとシュリンプを混泳をする上でお互い、水温や飼育環境は同じだが、問題点は2つある。

タナゴとビーの混泳問題点
①捕食問題(タナゴの種類)
②水質管理(pH)
③繁殖問題(稚海老や稚魚)

まずは捕食問題、タナゴは種類によって大きさが全然違い。中には気性が荒い種類もいるので種類の選び方は超重要!

次にデリケートなビーシュリンプと丈夫なタナゴの混泳の場合、タナゴはビーシュリンプの飼育環境で育てる事ができるが。
水質にうるさいビーシュリンプのpHを維持できるのか?

最後は繁殖問題、稚エビや稚魚が食べられないか等が大きな焦点になります。



★飼育環境について


シュリンプとタナゴの飼育環境は似ているので水温や水質はほぼ同じです。

その為飼育環境的には比較的混泳は可能と言えます。

本来タナゴ等については上部濾過等の濾過力の強い物が好ましいですが、
繁殖や稚魚・稚エビの飼育も視野に入れているなら底面濾過が向いている。

レイアウトも同様に稚魚や稚エビも混泳させている為隠れ家となるエビ用のシェルター(土管)や水草などは多めに入れた方が良い。


● 水温や水質は一緒
● 濾過は底面濾過が好ましい
● 水草・流木等の隠れ家は多めが良い


水槽の作り方はコチラの記事で紹介しているので良かったら是非!

www.tanagogo.work



★混泳タナゴの種類や大きさについて

タナゴもシュリンプも草食寄りの雑食で死骸などを食べる事はありますが、お互い生きてる個体攻撃して捕食する事はあまりありません。

ただ、レッドビーシュリンプの仲間はターコイズやシャドー・その他カラーシュリンプ系はどれも大きさは1.7~2.5㎝ですが

対してタナゴは種類によって大きさが4cm~10cm以上になる種類もいます。

その為混泳させる為にはタナゴの大きさが重要になります。
勿論大きさ2~4cmのタナゴなら混泳できるものの10cm前後の物は混泳できません。



混泳可能なタナゴの種類



●  カゼトゲタナゴ    (4~5㎝)
●  ニホンバラタナゴ     (5㎝前後)
●  各種タナゴ稚魚・幼魚  (2~3㎝程度)


一番おすすめはカゼトゲタナゴです。
最大でも4~5㎝程度の為おおきく成長した場合にも混泳が出来ます。


他にも二ホンバラタナゴも5㎝程度なので30㎝水槽等で餌の量も調整しながら与えていればそこまで大きくはなりません。


その他稚魚・幼魚 (生後1年位)まではどの種類とも混泳が可能です。






タナゴや海老の飼育数の目安

30cm水槽なら最大で海老は60匹、タナゴは4~5匹くらいを目安にすると良い

シュリンプは1匹抱卵すると平均20個位卵を持ちます、海老は10匹でも環境さえ良ければアッという間に100匹近く迄繁殖します。

● カゼトゲ等小型4cm位なら6匹位

● 稚魚サイズ2cm前後なら10匹位

数が増えたり大きくなった場合は水槽を増やしたり大きい水槽に変更すると更に繁殖します。






他に混泳可能な生体は?

コケ取り貝が等がおススメ

理由はレッドビーシュリンプはソイルの隙間に落ちた残餌や水草に生えた苔の掃除が得意ですが、水槽壁面等のツルツルした面や石などについた苔は苦手です。
又、ヤマトヌマエビなどに比べるとコケ取り能力が劣るので苔取り面を補う意味でも貝等を入れて補うと良い。



中でもレッドラムズホーンがイチオシです
コケ取り貝は水槽の壁面等を這いながら縦横無尽に食べてくれるので海老との相性が良い。海老を飼育するにあたって水草を多用しますが苔取り貝の中にはソイルや砂に潜るタイプもいるので差し替えしたばかりの水草が抜かれてしまう場合がある。

その点レッドラムズホーンは潜る事もなく水草への食害もないのでお勧め。


控えるべき生体の特徴

× エビや稚魚を食べてしまう生物
肉食性の高い淡水魚や5㎝以上の中型魚はシュリンプや稚魚・稚エビを捕食する事があるのでやめた方が良い。
・ ヨシノボリ
・ オヤニラミ等
・ テナガエビ


× ソイル・砂利内に潜る生物
砂の中に潜る生物がいると砂の中を動き回る為、差し替えたばかりの水槽内の水草は抜かれてしまう。
・ ドジョウ
・ キラースネール
・ 二枚貝全般等


× 繁殖目的でも二枚貝は入れない方が良い
死んだとき水質悪化のデメリットがある。
タナゴが縄張りを作り気性が荒くなる。



シュリンプはタナゴがいても繁殖できる?

経験上繁殖は可能です。ただ隠れ家や水草多めが条件です。

私の水槽では下記の組み合わせで飼育してますが
①タナゴ稚魚10匹×シュリンプ約30匹
②カゼトゲタナゴ4匹×シュリンプ約30匹
①・②水槽供に毎年エビの数は増えています。

もしかするとタナゴに多少は食べられているかも知れませんが
半年間隔で5匹~10匹抱卵しており水槽内は常に稚エビ含め60匹前後をキープできています。

親エビが☆になる頃稚エビは成長して抱卵出来るようになるので
数は微増傾向です。






まとめタナゴとシュリンプの混泳のコツ


最後にまとめると、以下の内容を注意する事でタナゴとシュリンプは混泳が出来ます。

   
水槽サイズ 30cm~45cmがベスト
濾過 底面濾過が好ましい
低床 ソイルがベスト
水温 20℃〜30℃
混泳タナゴ カゼトゲ・バラタナゴ・稚魚 
その他混泳 コケ取り貝・ラムズホーン◎
レイアウト 水草・流木等隠れ家を作る
タナゴの餌だけでOK

タナゴはシュリンプに比べると丈夫で強い為、基本シュリンプを優先的に考え水槽を作ると良い。
タナゴの大きさと水槽内の環境(隠れ家など)さえしっかり整えれば水槽内でも充分混泳や繁殖が出来ます。

皆さんも是非チャレンジしてみて下さい!