雪の結晶の様な美しい水草ミリオフィラム・マトグロッセンセの育て方

こんにちわ！かつやんです！

今回は雪の結晶の様な美しい形をした水草
『ミリオフィラム・マトグロッセンセ』の紹介をします！

同じ【ミリオフィラム】にもオレンジ色をした物や、少し形状の違うタイプもいますが、【マトグロッセンセ】は鮮やかな緑と、雪の結晶の様なきめ細かな葉が印象的な種類です。

ミリオフィラムは成長が早く、密生させれば簡単にボリュームも出せ後景に適しています。

見た目に清涼感もあるので、熱帯魚に限らず、小型の日本淡水魚に使っても良いでしょう。

この記事ではミリオフィラム・マトグロッセンセの育て方、増やし方、レイアウトなどを紹介して行きます！

ミリオフィラム・マトグロッセンセの特長

　 　

名前	ミリオフィラム・マトグロッセンセ
育成難易度	★★★☆☆　普通
育成光量	60cm20W2～4本
CO2添加	添加しなくてもOK
生長速度	早い
植栽位置	前景～後景。
水温	20℃〜26℃
低床	ソイル◎、砂・大磯○

上から見ると雪の結晶のような葉を持ち、やわらかい印象のある非常に美しい外観が特徴です。成長する際真っ直ぐに伸びず、斜め横に広がりながら増える為ボリュームが出やすい。
後景に植えると簡単にボリュームを出す事が出来ます。
初心者の方～上級者の方にまで幅広く愛される水草です。

状態が良いと成長は早く、肥料分による状態の変化が明確に見える為水槽内の栄養が足りているか等の指標にもなります！

育て方は簡単・栄養の指標にもなる！

ミリオフィラム・マトグロッセンセの育て方は簡単です。

非常に成長が早く、水質・水温が適応している環境下であればあっという間に育ちます。
水槽内の肥料が足りないと頂葉が白化現象を見せるので、栄養度の指標としても使えます。

CO2は必要か？

CO2は添加した方が成長も早くなり、綺麗な姿を見せてくれます。

ミリオフィラム・マトグロッセンセは成長が早く丈夫な為、CO2無しでも充分育てる事が出来ます。
添加しない場合にはその分栄養豊富なソイル床と照明を用意しましょう。
すれば十二分に育ちますよ！

トリミングの仕方

ミリオフィラム・マトグロッセンセはカットした部分から脇目が展開していきます。
成長も早くトリミングは比較的簡単。
伸びた所をばっさりカットしてもまたすぐ美しい景観に戻ります。

カットした方を差し戻しすれば次々に増やすことができます。

増やし方・株分けのコツやポイント

増やし方は簡単基本は【株分け】です！
株分けは簡単ですが2個ほど方法があります。
・水中葉を使うパターン
・水上葉を使うパターン
それぞれメリット・デメリットがあるので簡単に説明します。

水中葉の差し戻しは簡単

水中葉をトリミングする際7cm位の長さでとり、株分け式で差し戻しすると根が生えます。
茎が柔らかくふにゃっとした印象になりますが、根を張るとピンとするので問題ありません。
茎がやわかく折れたり傷みやすいのでピンセットで丁寧に植え替えます。

成長が早く、カットした方も切り口から脇芽をだして増えて行く為、比較的簡単に数を増やす事ができます。

水上葉の差し戻しは失敗が少ない

ミリオフィラムは水上葉としても飼育可能です。
水中と違い苔による被害も受けづらく水上でストックを増やすのは簡単です。

ただし浮力がある為、モスコットン等である程度纏めて結き、重りと一緒に沈める必要があります。
一度水中に入れてしまえば次々と水中葉の新しい芽を出すので1ヶ月もすれば立派な水中葉に変化します。

相性の良い生態は？

稀に栄養価が高い環境であったり、光量が多すぎる事で苔被害に会う事があります。
その為、ビーシュリンプやヤマトヌマエビなどが高相性です！
その他、小さい苔取り貝との相性も良いです。
www.tanagogo.work

又魚の糞や尿を栄養として吸収してくれるので日本淡水魚なら小型のメダカやカゼトゲタナゴ等と飼育しても良い。

ソイルを掘り返すような力のある魚や植物食性の強い魚は混泳には向きません。

レイアウトは後景＆密生

成長が早い為後景に適しています。
横に広がりながら増えていく性質の為、簡単にボリュームが出せるのも特徴です。

後景で群生させると森の茂みのような印象を与えることが出来ます。
ボリュームを付けたい時は後景に植え、伸びてきたら半分にカットして、上部を中景に差し戻すと簡単に立体感のある密生レイアウトに出来る。

初心者〜上級者まで幅広く人気がある。

賢い購入方法

お店や時期によっては取り扱いがあったり無かったりするので、ネット通販での購入をお勧めします！

都内の高級ショップは綺麗だけど、地代も高いせいか良い値段します。
ミリオフィラムは簡単に増やせるので小ロットでの購入が良いでしょう。

枯れる・溶ける原因原因と対処法

ミリオフィラム・マトグロッセンセが枯れてしまう原因は主に3つ

・　急激な水質変化
・　水温の変化
　（20℃〜26℃を極端に超えた時）
・　光量不足
・　栄養不足

特に冬場の温度差により黒ずんで溶けてしまう印象が強い。

水温が寒いと成長も遅く溶ける場合がある。
水質についても葉が柔らかく、繊細なため変化には弱い。

室内であれば溶ける事は少ないが冬場は成長も遅くなる為、ヒーターを使用したり、使用しない場合は光量は定期的にライトで1日2時間は照射すると良い。

水槽内の肥料が足りないと頂葉が白化現象を見せるので、この場合ミネラル剤の添加特にカリウムなどを増やしてあげると元気になる。

又、低水温や栄養不足時は成長速度が遅くなります。この場合無理にトリミングすると枯れてしまう事もあるので控えましょう。

苔にも注意！苔対策は苔取り生体に！

逆パターンですが、
栄養多過・光量多過・水温高めは苔の原因になります。
水草に苔が生えると最早手ではとれません。
こんな時は水草の苔取りを得意とするヤマトヌマエビやラムズホーンなどの小型貝に活躍してもらうと良いでしょう！
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まとめ

ミリオフィラム・マトグロッセンセは飼育も比較的簡単で熱帯魚は勿論、見た目に清涼感がある為日本淡水魚の水槽にもよく合います。

ミリオフィラム・マトグロッセンセの良い点

・　氷の結晶の様な外観が美しい！
・　CO2無しでも飼育が簡単！
・　横に成長する為レイアウトが多様！

水草は対外真っすぐ成長する水草が多く、ミリオフィラム・マトグロッセンセの様に横に成長するタイプは少し珍しい。
後景で群生させると森の茂みの様にも出来るし、中景に置いて後景に形や色味の違う水草を配置すると立体感を出す事も出来る。一度買ったら後は自家繁殖出来ますので一度挑戦してみてはどうでしょうか？