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ミクロソリウム ウェンディロフの育て方・増やし方・活着方法

こんにちわ!かつやんです!

【ミクロソリウム ウェンディロフ】は丈夫で育てやすい水草です。
ミクロソリウム プロテス同様、強い光量やCO2不要の陰性植物です。

『丈夫で成長スピードも遅くトリミングも不要!』
初心者の方にも挑戦し易い水草の一つです!

成長速度が遅めの為、多少苔問題に悩まされる事がありますがヤマトヌマエビやコケ取り貝等のボックスメイトを入れる事で対策も出来ます。

この記事では『ミクロソリウム ウェンディロフ』の育て方、増やし方、レイアウト、苔対策などを紹介していきます!


ミクロソリウム ウェンディロフの特長

   
名前 ミクロソリウム ウェンディロフ
育成難易度 ★★★★★ 非常に簡単
育成光量 少なくてOK
PH 6.0〜7.5
CO2添加 添加しなくてもOK
生長速度 やや遅め
植栽位置 中景~後景
水温 22℃〜28℃
低床 なんでもOK

大きさは最大で10cm程で、幅は2cm程度になる着生の陰性植物で中景に使い易い水草です。

ミクロソリウム プテロプスと違い葉の先端が手の様に数股に分枝するのが大きな特徴です。

葉の色は美しいライトグリーンですが、徐々に濃い緑になります。
成長が遅く、少ない光量で飼育が出来る初心者向けの丈夫で育てやすい水草です。




ミクロソリウム ウェンディロフの育て方!

ミクロソリウム ウェンディロフの育て方は簡単!
ミクロソリウムの特筆すべき特徴は丈夫さです。Co2や強い光量不要で育てられる、丈夫で育てやすい初心者向けの水草です。

アヌビアスナナ等と同様、流木や石に活着させる事が出来る為、簡単に移動出来レイアウト変更も容易です。



ミクロソリウム ウェンディロフの活着

活着のさせ方について簡単に紹介します
ミクロソリウムは着生の陰性植物で流木や石等に活着させる事が出来、ソイル以外の低床でもキチンと育ちます。


用意するもの

 用意するもの ・モスコットン
(無ければ釣り糸でok)
・ハサミ
・活着土台
(流木や石)

上記のアイテムが有ればOKです。


スポンジと重りを外し根っこをカット


購入時に付いてるスポンジと重りを外します。
軽く根っこの汚れを落とします。

根っこは新しく生えてきた根が活着するので短くカットします。
※元々生えている部分は活着する事はありません。



土台に巻き付け活着させる


石又は流木に活着させます。
1株又は2株を石や流木に乗せてモスコットンや釣り糸等で巻き付けていきます。
※成長は遅い為活着に3カ月~半年程かかります。


活着の際の注意点


株の大きさや活着土台に合わせますが、だいたい1〜2株で1個のペースで活着させます。
小さいうちは良いですが、成長した時の事も考えて巻き付けていきましょう。

茎が細く硬いので、巻く際に無理に力をかけると折れてしまう事がありますので注意しましょう!


活着させるとレイアウト変更も楽

こんな感じで完成です。
非常に簡単に作る事が出来るのでおすすめです。
活着させる事でレイアウト変更や移動も楽ちんです。






ミクロソリウム ウェンディロフの増やし方

ミクロソリウムは成長すると葉の裏に茶色や黒いぶつぶつのような胞子をつけます。

1~2カ月経つと葉から芽と根と葉が伸びてきます。ある程度根が伸びてきたら葉から取り外し新たな株を増やすことができます。

※葉の裏側から根が生えて、徐々に新芽が育ってきます。


増やし方を図解で紹介!


上の図の様に多少芽や根が伸びてきたら取り外します。


上部の葉が伸びてる部位は外せますが、下部の根が出ているだけの部位は外す事が出来ません、芽が出て伸びるのを待ちましょう。


取り外すとこの様に株が増やせます。
バラせば株が増えますし、一緒に束ねればボリュームもでるので良いでしょう。


流木や石に糸で巻き付け活着させます。
3本程束にすると使いやすい。


石や流木に取り付ける事で移動のし易さ、レイアウトの多様性が増します。
そのまま直植えしても問題なく使えます。







レイアウトでの使い方

ミクロソリウム プテロプスは中景に向いています。

ミクロソリウム プテロプスは石や流木に巻き付けて活着出来るので配置を変えたり、高さを出したりも容易に行えるので使い易い。

光量にもうるさくないので他の水草の陰や岩などの陰になっても問題ありません。


相性の良い生体は?


熱帯魚やエビは勿論、低温にも強いので日本淡水魚のメダカやタナゴとも高相性

ミクロソリウム ウェンディロフは大半の生体と相性が良く幅広い活躍が期待できます。中でも特に相性の良い生体を紹介します。

オトシンクルス・オトシンネグロ


オトシンクルスや、ネグロは苔取りとして優秀です。
ミクロソリウム ウェンディロフの弱点は成長の遅さ故の苔問題です。
この苔問題を解決できるオトシンは高相性と言えます。


ヤマトヌマエビ


ヤマトヌマエビはエビの中で苔取り能力最強クラス
成長が遅く苔がつく事もある為、苔とり生体のヤマトヌマエビや貝類とは相性が良い。
葉が丈夫で強い為ヤマトヌマエビにバリバリ苔掃除をしてもらうのも良い。


苔取り貝全般


苔取り能力の高い貝を入れると苔問題を解決できます!
ただし一番苔が付きやすい葉先は大きめの貝は掃除出来ないのでエビやオトシンと並行して使うと良い。


タナゴ類


タナゴ水槽に使える水草は珍しい
葉が固く丈夫な為、植物食性の強いタナゴの食害に遭う事がない。
タナゴ水槽に入れる事が出来る数少ない水草の一つです!




購入方法

アクアショップやネット通販で購入する事が出来る。

成長は遅いが確実に増えるので1ポッド買ってもゆっくり増えます。

ミクロソリウムプロテスに比べるとあまり見かけないのでネットでの購入が確実でしょう。




枯れる・溶ける原因と対処法

滅多に枯れる・溶ける事は少ないです
ミクロソリウム ウェンディロフは丈夫な為あまり枯れる事はありません。

考えられるものとしてはシダ病により枯れてしまう場合があります。
症状は葉に黒点が出来、黒い部分が徐々に広がり枯れます。
他の元気な葉にも感染する為、シダ病にかかった葉は切り取ってしまう方が良い。


症状がシダ病と違う場合は主に光不足が考えられます。
光量を増やし、液肥を与えれば改善されるでしょう。





まとめ

ミクロソリウム ウェンディロフは丈夫で初心者の方にも育てやすい水草です。
成長速度は遅めですが、丈夫な為1つ購入すれば時間をかけて増やす事が出来ます。

葉の形状も葉の先端が手の様に数股に分枝するので後景の水草と前景の間を美しく埋めてくれます。
唯一苔問題に弱いのでその点はボックスメイトで解決をしましょう!

植物食性の強いタナゴや金魚の食害にも合わないので淡水魚水槽にも使える希少な種類の一つです。水草初心者の方には是非使ってほしい水草です。