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【タナゴ水槽】水草が食べられる時の対処法3選!種類・植え方


こんにちわ!かつやんです!

今回はタナゴに水草を食べられてお困りの方に『対処法3選』の紹介です。

タナゴは実際植物食性が強いので水草は好んで食べます。
経験上カネヒラ等の大型タナゴは特に食欲旺盛です。

金魚藻等を入れた翌日には全て突かれ、抜かれてしまったり。
折角植えて根付いても食べつくされてしまう事が多いです。

今回はタナゴに水草を食べられて困ったという方向けにおすすめの方法を3つ紹介したいと思います!
食べられない水草を選ぶ方法
極力食害の無いタナゴの種類を選ぶ
食べられてok水草を育てて無限ループする


タナゴに食べられない水草を選ぶ

植物食性の高い事で有名なタナゴですが、好き好んで食べる水草と全然興味を持たない水草があります。

食べられにくい水草を選ぶポイントは
・比較的葉が硬い種類を選ぶ
・葉が長い又は大きく育つ種類を選ぶ

逆を言えば葉が柔らかく細かいものは比較的食べられやすくなります。
僕はタナゴ の飼育歴が15年以上ありますが、下記の種類は食べられた事がありません。
▼お勧めの水草がコチラです▼

アヌビアス・ナナ&プチ

アヌビアス・ナナ&アヌビアス・ナナ・プチは
共に成長スピードはゆっくりなものの、光量も少量・co2も不要で丈夫です。
初心者向けで水草で前景や中景にオススメです!


バリスネリア

カネヒラ水槽のレイアウトに後景に使われる事が多い水草です。
清涼感のある水草で長く成長し水面まで達します。
葉が硬く長さもあるので食べられたり抜かれる事がありません。


ミクロソリウム

おそらく水草会で1.2位を争う丈夫さを持つシダ科の水草です。
光量や栄養が少なくても育ちます。
流木や岩に活着させて使いますが中景としても活躍します。


因みにこの食べられない水草については詳しく書いた記事がこちらにありますので詳しくはコチラをどうぞ。
www.tanagogo.work








極力食害の無いタナゴの種類を選ぶ

タナゴは植物食性が高く水草は食害に遭いやすいのですが、個体や種類によってあまり水草への食害が無い種類もいます。

僕はタナゴは子供の頃から飼育していて、かれこれ20年以上飼育しています。
経験上【カゼトゲ】【火山(シーナン)】はあまり水草を食べたりしません。
タナゴの中でも小型の品種や数年ブリードで飼育されてる個体等は水草を食べる傾向が低く感じます。

逆にカネヒラ・バラタナゴ・アブラボテ等はバンバン水草を食い荒らすので難しいです。
▼お勧めのタナゴはコチラです▼

カゼトゲタナゴ

日本の在来種の中でも最小で成魚でも4cm弱です。
勿論全く食べないというわけではありませんが、比較的水草が食害に合う事は少ないです。

僕は数年飼育していますがどんな水草であっても食害にあった事はありません。
カゼトゲは小さく水草の陰を隠れ家とするので好きな有茎類等を植える事ができます。

身体の大きなタナゴや遊泳力の高い種類は食べる以外にも、縄張り争いや水槽内で暴れた拍子に水草を抜いてしまう事もあるのですが、カゼトゲタナゴは気性も大人しく体も小さいので水草を抜かれるリスクは更に少なくお勧めです。


火山タナゴ(シーナン)

火山タナゴは中国タナゴの一種で火山のような真っ赤な婚姻色を持ちます。
日本のタナゴにはない美しい赤い婚姻色は圧巻です。
比較的大きさも小さめで水草への食害は少ないです。


ゼニタナゴ

ゼニタナゴは日本の固有種で、冬型産卵の珍しい種類です。現在は数を大幅に減らしており自然界ではほとんど見かけません。
流通している個体の大半が累代ブリードされた個体です。
ワイルドに比べ何代もブリードされている個体は人工飼料に慣れているせいか水草には興味を示しくい傾向があります。



食べられてok水草を育てて無限ループする

これは上記の2つの対策とは全く別の対策で、最早タナゴだし食べられても仕方ないと割り切った考えです。
実際、水草(ストック)水槽作ると、成長の早い種類は恐ろしく増えます。
傷んだ部分やトリミング後不要になった水草を定期的に植え足してレイアウトすると言った方法です。


水草だけ・又はビーシュリンプ水槽等を作った事のある方は知っていると思いますが、水草はソイル底で光量をきちんと照射しているとイヤって程増えます。



理想は水草ストック水槽を作るのが良い。
因みに2個ほど水草水草があれば1〜2ヶ月でこれだけ水草のストックが取れます。



この増えた水草をきれいに植えるとこんな水槽が出来ますよ!
まぁこの水草も3~4カ月で食い尽くされますけどその頃は水草水槽もぼうぼうに増えてるので問題なく永久ループできる訳です。



食べられる覚悟でやるなら、カボンバがたなご水槽には1番似合うと思います。増やしやすいし奇麗なのでお勧めですよ。




食べられない植え方をする

水草を植えて数日後、水草が抜かれてバラバラになって浮かんでる様子を見たことありませんか?

これは気休め程度の対策ですが、下記の対策をする事でつつかれてバラバラにされてしまうのを防ぎ比較的長持ちさせることが出来ます。

・低床を厚めにする
※深くまで根付き易く抜かれるリスクが下がる。

・密生させ束にして植える
※モスコットンで束にして植えると抜かれにくい。

また水槽にタナゴが入っていない状態であれば、水草がしっかり根付いてからタナゴを入れた方が仮に食べられても根と茎が残るのでまた新芽が出てきます。


本来とは少し違った植え方になります


本来は水草は、スポンジや重りを取った状態で1本1本植えます。
その方が水草も根を張りやすく傷みにくい為良く育つのですが、今回はモスコットン(藻素材の糸)で緩めに巻きます。
※強く巻くとそこから傷んでしまうので注意。


水草は浮力があり一本づつ植えた場合、少しつつかれただけでも抜けてしまいます。そこをまとめて縛って植える・間接的に重りを付ける事で根付くまでの期間滅多に抜かれない様にできます。

水草は抜かれたり植えたりを繰り返すと茎も傷みやすく、見栄えも悪くなるのでこの様に植える事で持ちが良くなります。

何も対策してないと2カ月でこうなる。


じゃんっ!わざわざ一本づつ綺麗に植えたのに、たった一晩でぜーーんぶ引っこ抜かれました。
解ってはいたけど2カ月持ちませんでした。






まとめ

タナゴを飼育する上で水草の組み合わせは非常に悩ましい問題です。

私的には今回紹介した3つの方法をバランスよく取り入れると良いかなと思います。

●食べられにくい水草の種類を数種類入れる。
●エサとして食べられても良い水草を入れておく。
●他の水槽があれば、そこで水草を育てておく。

複数方法を取る事で水槽内に常に水草がありタナゴも喜びますよ!