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タナゴの繁殖!二枚貝と稚魚飼育に最適!発泡スチロール水槽の作り方

こんにちわ!かつやんです!

タナゴの繁殖と二枚貝の飼育に向いている簡易水槽の作り方を紹介します!

タナゴが二枚貝に産卵をすると、卵は約2日で孵化し3週間程母貝で過ごした後、稚魚となって孵出します。

その際、同水槽内に成魚がいると稚魚が食べられてしまう事があります。
基本卵や稚魚の入った母貝は成魚と別水槽で保管する必要があります。

その為、
貝の飼育兼、タナゴ繁殖用水槽が必要になります。
タナゴの飼育水槽に貝を2週間程入れて産卵させ、貝を孵化用水槽に戻す。
これが最良の手段と言えます!

今回は難しいと言われている貝の飼育とタナゴの繁殖が容易にできる簡易水槽の作り方を紹介します!
しかも『発砲スチロール』を使った超コスパのいい方法です
繁殖が終わったら潰してしまう事も出来るので場所を取らず便利です!
繁殖方に興味のある方は是非お読みください!



簡易孵化水槽を作るメリット

タナゴを繁殖させる上で二枚貝を飼育しなければなりません。
しかし二枚貝の飼育は難しく、水槽内に餌が無いと餓死してしまったり、高温に弱く24℃以上の水温では☆になる場合があります。

仮に観賞用水槽等で貝が☆になった場合、水は臭くなるし、水質悪化はするしとリスクが高いです。

冒頭でも話しましたが稚魚を育てる他にも、貝の飼育に適した環境が作りやすい事や、貝が☆になってしまった時の被害を最小限に抑える等のメリットもあるのです。

 簡易水槽その他のメリット ・少量の砂でも貝が飼育できる。
タッパー等の容器に砂を入れ、上に貝を乗せるだけ。

・発泡スチロールで作っているのでコスパが良い。
不要になったら壊す事も出来る為便利です。

・貝の飼育に向いている。
耐熱防寒に優れ、グリーンウォーターも気軽に投入できる。


簡易水槽を作ると、稚魚や貝を育てやすい以外に、
二枚貝を飼育するには砂やソイルがないと貝がうまく立たず、タナゴも産卵しづらい為多くの底砂が必要になります。

簡易孵化水槽の使い方


①簡易水槽に貝が済みやすい環境を作ります。
※貝は潜るのでタッパーなどに多めの砂を敷きましょう!

②グリーンウォーター等で餌を与え栄養満点にします。
※水槽にGWを入れるのは勇気がいりますよね(笑)

③貝を2~3個チームに分けてにタッパー別に分けます。
※ローテーションさせます。A.B.Cで3つ位に分けるとやりやすい。

④タナゴの成魚がいる水槽に貝Aを入れ産卵させます。
※タッパー毎移します。

⑤産卵が終わったら貝Aを取り出し、孵化水槽へ戻す。
※貝Bと交換し、次は貝Bに産卵させます。

⑥簡易水槽に再度GWを与え餓死を防ぎます。
※貝Aはおなかがすいてるので与えます。

コレを繰り返します。




発砲スチロールが実は良い訳


実は発泡スチロールは保温性が高く、優れた飼育容器です。

私は以前バラやアカヒレタビラを二枚貝で孵化させた際に。
水槽、衣装ケース、発砲スチロールと試したのですが、発砲スチロールが貝の生存率が1番高かったのです。

少しメリットをあげると、

①温度変化に強い

発砲スチロールは外気の影響を受けにくく、同じサイズで有れば発砲スチロールが昼夜の寒暖差が少なく温度変化による生態へのダメージが軽減できる。

貝や稚魚は高温にめっぽう弱いのでこの断熱効果は非常に良い!

②コストが安い・場所を取らない

貝から稚魚を孵出させる為だけに高価な水槽や大きな衣類ケースは要りません。
スーパーや熱帯魚ショップにて無料で手に入るし、繁殖期が終われば潰してしまう事も出来るのでお手軽です。

③グリーンウォーターも作りやすい・入れやすい

二枚貝やタナゴの稚魚は水中のプランクトンを餌として食べます。クリアな水より適度なグリーンウォーターの方がや栄養豊富な為、餓死する事はありません。
ウィローモス等の苔類を入れておくと発砲スチロールは表面に苔が生えやすく普通の水草やプラケースより比較的GWは作りやすいと言えます。

結果、発砲スチロールは優れている。

以上の理由からも小さな稚魚や二枚貝は、断熱性が強く、餌となるグリーンウォーターも作りやすく、産卵が終われば潰せてコストも低いと良い事づくしです。




簡易孵化水槽の作り方

それでは簡易孵化水槽の作り方を紹介します!
『作り方!』って程のものではありませんが。(笑)

用意するもの

 用意するもの ・発砲スチロール60cm位
・貝を入れるプラケース
・砂少量
・エアストーン
・水草

①発砲スチロールに水を張る。

カルキ抜きやミネラル・バクテリアを添加した水を入れます。

エアストーンを入れ水を循環させます。
※エアストーンが理想。二枚貝が濾過をするのでフィルター(濾過ボーイ)は不要。濾過ボーイを入れると貝の餌になるグリーンウォーターも濾過されてしまうので。

因みに稚魚は水流を嫌います。稚魚程度であれば強いエアーの酸素供給は必要ありません。
分岐2又や3又を使って、コックを絞りエア量を最小限に絞り使うと良い。

②タッパーやプラケースに砂を入れる。

産卵する為の母貝を乗せる容器、今回はタッパー1つに対して貝を2〜3個乗せられるサイズにしました。

ここに底砂をたっぷりと入れていきます。
もっと大きい容器に貝をいっぱい入れても問題ありません!
魚の数より貝の数を多めにすると良くとれます。


③砂の容器を発砲水槽にいれます。

実際は、ここに貝が乗っている状態。
貝は容器ごとタナゴの水槽に移して産卵させます。

産卵後春型のタナゴは約2日で孵化その後3週間で母貝から孵上するので、

水槽に貝を入れて2週間程したら貝をこちらの発砲水槽にうつして3週間様子を見る。

その間別の貝を水槽に入れローテーション。これを繰り返します。

④お好みで稚魚の隠れ家、貝の餌づくりに水草を


稚魚が生まれるまでの間貝が餓死しない様に水草をいれます。
コレは好みです。グリーンウォーターを入れるなら無理に水草を入れる必要はありませんし、GWを入れないなら水草や流木を入れて自然と発生し易い状態を作るべきです。

直射日光には気を付ける


私が水槽を設置しているところは直射日光が当たらないのでこのままですが、直射日光が多く当たってしまう場合は発砲スチロールの蓋で日光を遮断しましょう!
水温が上昇して貝が死んでしまう事を防げます。
※カワシンジュガイは24度を超えると死んでしまう確率が上がりますので注意屋外ならイシガイやマツカサが比較的暑さにも強い。



稚魚はどの大きさから親魚と一緒にできる?

稚魚は約6mm程で産まれてきて夏が終わる頃には2.3cmに成長します。
約2~3cmまで大きくなると親魚と同じ水槽に入れて飼育ができます。




注意点!


①種類を分別したい時は
コスパも安く作れるので、タナゴを複数飼育されている場合は
セボシ用、シロヒレ用と複数作り、使い分ける事をお勧めします。

タビラ5亜種については一度混ざってしまうと特に雌の区別がつかなくなります。婚姻色の出ていない幼魚期においては雄の区分もつけづらい。


②貝を長生きさせたい場合は
イシガイ、マツカサガイ等は水温さえ気をつけていれば夏を越える事が出来ます。

しかし、カワシンジュガイは何度か挑戦しましたが、真夏の水温に耐えきれず死んでしまった事が多く。ドブガイも同様に難しい。

実際カワシンジュは数が取れるしタナゴが興味を持ちやすいメリットはありますが、注意が必要です。

繁殖におすすめの貝3選

まとめ

メダカの飼育などで発泡スチロールの容器を使う方も多いように、発泡スチロールは断熱効果が高い為、夏場冬場共に魚を気温の変化から守ります。タナゴの子供は体長6mm程で産まれてくる為、一日の激しい寒暖差には強くありません。

春型のタナゴの子供は孵化して間もなく夏場を迎える為水温問題は付いてまとうので極力大きめの容器、水の量を必要としますが、この方法は60cm程度の大きさで繁殖が出来るので、マンションや飼育スペースの少ない方にもおススメです。是非挑戦してみてください!

この後貝を買ってから水槽に入れるまでの手順はコチラで紹介しています。
www.tanagogo.work


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