こんにちは!かつやんです!
二枚貝の中ではメジャーな種類『ドブガイ』
二枚貝はタナゴの産卵床として飼育される方が多いと思いますが、超有能な『濾過摂食』という水質浄化能力も持ち合わせています!
二枚貝の中でも大型なドブガイはたった1匹でも生きた濾過装置の如くグリーンウォーター等濁った水を綺麗にする事ができます!
二枚貝って本当に水質浄化作用あるの??
って方もいると思うのでドブガイの水質浄化効果について写真付きで紹介したいと思います!
二枚貝が水質浄化するのは濾過摂食!
ドブガイが水質浄化をする理由は、二枚貝がもつ濾過摂食という食性です。
濾過摂食とは水中の浮遊有機物や植物プランクトンを入水管から吸い取り、摂取した植物性プランクトンを食べる食性をいいます。
水中で過度に増えた栄養素を濾し取り水を浄化することができます。
つまり二枚貝は、濾過摂食によりグリーンウォーターを摂取して透明な水にする事が出来るんです。
濾過摂食できるのはグリーンウォーター
ドブガイ(二枚貝)が水質浄化浄できるのはグリーンウォーターです!
富栄養化が進んだグリーンウォーターにドブガイを入れると、『水の透明度をあげる』・『ニオイの改善』・『水質バランス維持』等の効果があります。
1匹だと実感出来るまで時間がかかりますが数匹入れておくと透明度がかなり高くなります。
実録ドブガイの濾過摂食!水質浄化作用
グリーンウォーターにドブガイを入れてどれだけ変わるか実験したいと思います!
上記写真のアクリルボックスに中型のドブガイ6cm前後を1匹入れます。
このアクリルボックスの中身は睡蓮鉢(越冬中)が入っています。
実験開始時の条件は1月下旬の冬場・屋外です。
日中は日も当たるのでいい感じにグリーンウォーターになりやすいです。
ドブガイ一個を入れて濾過摂食の効果を検証したいと思います。
開始直後
まずは開始直後の様子です。
全体がグリーンウォーターで中に何が入っているかも分からない様な状態です。
ドブガイを入れてそのまま放置します。
3日後の様子
ドブガイを入れてから72時間経過。
徐々に水が透明になっているのがわかります。
目に見えてわかる点としては睡蓮鉢の形やシルエットが見えてきました。
しかし開始3日では然程効果は感じません、このまま更に放置します。
7日後の様子
1週間168時間経過しました。
出来たら5日目位の写真を挟みたかったんですが、雪の影響で屋外が寒すぎて撮れませんでした笑
1週間前と比べると別物状態です、かなり透き通ってきました。睡蓮鉢に貼ってあるシールや中に入ってた溶岩石・ウィローモスもしっかり目視できます。
最初は中のドブガイの様子もわからなかったのですが今では模様まで目視出来るくらい綺麗になっています。
因みに水量がかなり減って見えると思いますがこれは表面に氷が貼っていて取り除いたせいです。
※冬場の屋外でエアーもたいてなかったので酸欠にならないかと心配だったので取り除いてます。
10日後の様子
240時間経過しました。
10日経つとかなり綺麗なります!
1週間でかなり綺麗になりましたが、そこから3日で透明度が更に増した印象です。
因みに中に浮いてるウィローモスはいじってはいません。
恐らくドブガイが濾過摂食するにあたって吸水する際の流水で吸われているのだと思います。
結果・ドブガイの水質浄化作用は優秀!
約10日間の検証でしたがドブガイの濾過摂食はかなり優秀!たった10日間でこんなに綺麗になるとは思いませんでした。
このまま継続したら水は更に綺麗になると思います。
水が完全に透き通ったら別のグリーンウォーター水槽で再度検証したいと思います!
注意点・ドブガイは飼育が難しい
ドブはタナゴ産卵用の定番種です。
しかしドブガイに限らず二枚貝はどの種類も飼育は難しいです。
特に夏場の高水温には弱く20℃以上の水温はキケンです。主に高温・餌がないなどの理由で☆になる事が多いです。
ドブガイは大きさ的にも水質浄化力は一番高い様に感じますが、同時に餌不足にも弱いので数は必要最低限で飼育した方が良いでしょう!
ドブガイの購入方法
ドブガイや二枚貝の仲間はアクアショップでも購入ができます。しかし私が言ってはいけませんが、二枚貝だけはアクアショップで販売されているものはおすすめできません。
綺麗な飼育水で飼われている点や、温かい室温の中に置いてあるので本来の自然界における環境とは別物の為経験上既に弱ってしまっている事が多いです。
それでしたらネットショップやオークションで専門店から取り寄せた方が状態は良いです。
■■ ドブガイ ■■
まとめ
ドブガイは水質浄化効果もかなり高く、タナゴの産卵母貝としても優秀です!ただし二枚貝は飼育が難しいです!
水槽内で☆になられると逆に水質悪化にもなります。
ドブガイの飼育情報はこちらの記事にまとめています!
▼挑戦したい方は是非ご覧ください!▼
www.tanagogo.work