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ブセの活着術!テグス・モスコットン・接着剤それぞれメリットも解説


こんにちは!かつやん (@tanagokatsuyann)です!
皆さんはブセを活着させる際に、テグスや接着剤等何を使用していますか?

この記事を読まれている方は、ある程度ブセの事をご存じだと思いますが、ブセファランドラはサトイモ科の陰性植物で、水中葉として飼育する際、岩や流木に活着する事が多いです。

このブセファランドラを岩や流木に活着させる際に一般的に用いられる物として、テグス・モスコットン・水草用接着剤・ビニタイ
等があります。

因みに僕は個人的にビニタイはあまり使いません。理由は、短くて複雑な形状の岩や、大き目の流木には長さが足りず巻けなかったり、狙った位置に美しく活着させにくい為です。

この記事では、僕がおすすめする『テグス・モスコットン・水草用接着剤』の3つで実際に活着させる方法の紹介と、それぞれのメリット・デメリットについて解説します。


用意するもの


早速ですが、今回は『テグス・モスコットン・水草用接着剤』それぞれを使用して活着させていきます。

用意するものは特にありませんが書き出すなら下記の通り

① ブセファランドラ
② 活着物(流木・溶岩石)
③ ハサミ
④ タオル
    +
(テグス・モスコットン・水草用接着剤)

ブセに関しては、今回は全てブセファランドラsp.グリーンウェービーを使用します。(ブセの中でもメジャーで安価な品種です。)

活着対象は、流木と溶岩石好きな方を用意してくれれば大丈夫です。
今回は、統一してもよかったのですが。
一応両方やった方がいいかなと思い、あえて流木と溶岩石と2種を用意してます。

もし流木か溶岩石どちらに活着させようか悩むという方は、下記の記事に双方のメリットを書いています。
参考までにどうぞ。
▼▼
www.tanagogo.work


下準備をしておきます


ブセは予めウールから取り外しておきます。
見えない部分で枯れてたりするものもあるので、一度よく水洗いし、根っこは短くカットしていきます。(伸びた仮根は活着しないので切ってOK)


今回は複数株あり、形・大きさ・状態がそれぞれ違うものの5株取る事ができました!

どの株を、どの位置に、どの向きで活着させるか予め決めておきましょう。
活着させる際に、伸び代や正面を考えて活着させていくのは大事です。

▼ブセを美しく活着させる方法▼
www.tanagogo.work




ブセの活着 テグス編


では最初にテグスから紹介します。
そもそもテグスって何?
簡単に解説すると、ナイロン等の合成繊維で出来た糸状のもの、伸縮性がなく張りがある。透明の物が多く釣り糸をイメージしてもらうと良い。

使い方は他の糸同様、ブセと溶岩石をくっつけその上を固定するように巻いていきます。

テグスは他のモスコットンや木綿糸に比べると緩み易い性質があるので、巻きつける際は横だけでなく斜めにも巻きつけると良い。
どの道3ヶ月〜4ヶ月後には取り除くので、糸の巻き方や見た目は気にせず、しっかり活着させる事が大事です。

テグスを使うメリット
①水に溶けない。(ブセが活着するまで、3ヶ月はかかる)
②取り外しも楽。(繊維糸と違い、ツルツルしてるので取り外しの際すごく楽です)

テグスを使うデメリット
①ブセ活着後に取り外す必要がある。
②巻きつける際、モスコットンや木綿糸に比べるとすべるので巻きにくい。


ブセの活着 モスコットン編


モスコットンとは、植物繊維で作られた糸を使用している為、約2~3ヶ月程すると自然と水槽内で溶け始めます。

完全に溶けて無くなる訳ではなく、エビ類がいる水槽では、2か月程で溶け始め、その後モスコットンを食べます。
エビ類がいない水槽の場合、3カ月程度で溶け始め、半年すぎても糸が千切れたまま残るケースがあります。

ブセが活着する迄に期間が2〜3ヶ月かかる為、最悪ブセ活着前にモスコットンが溶けてしまう事もあります。

モスコットンを使うメリット
① 糸を外す工程が不要(自然と溶けるので)
②糸がしなやかで巻きつける際綺麗に仕上がる

モスコットンを使うデメリット
①ブセ活着前に溶けてしまう事がある。
②モスコットンはADA特約店にしか販売していない。



ブセの活着 水草用接着剤編


水草用接着剤について説明します!
僕はアズーのアクアスケーピンググルーを使用していて、石や流木と水草を付けるのに便利でシンプルで使い易いのでおすすめです。

活着方法は、溶岩石や流木の活着させる場所をタオル等で綺麗にふき取り、接着剤を少量つけブセを載せて30秒ほど固定します。
その後、活着部位を水に漬けたり・霧吹きをする事で硬化し、より強く固定させる事が出来ます。

勿論最初は接着剤の力で接着させますが、その後ブセ自体が活着してくれるので強度の問題もありません。


ただし唯一のデメリットとして、アクアリウム用接着剤は、活着面が硬化した際白く残ります。
最悪ブセ自体が枯れたり、溶けたりした場合にも、溶岩石や流木には接着剤の跡が白く残ります。
その為僕は高価な流木や、別の用途で使う可能性のある溶岩石には使いません。

個人的に1番使い易いく、狙った場所に活着できます。接続箇所もモスやウォーターフェザー等で隠すなどする事で幅広く活躍します。

水草用接着剤を使うメリット
①糸を外す工程がない
②つけたい場所に簡単に取り付けできる

水草用接着剤を使うデメリット
①接着面の接着剤が白く残る
②接着跡がのこり落ちにくい
 

仕上がりはどれもキレイ


活着直後の様子です。
決してビニタイを悪く言う訳ではありませんが、
正直『テグス・モスコットン・水草用接着剤』に於いてはどれを使用しても仕上がりに差は出ません。

個人的な見解では
使い易さなら、接着剤→糸類
害が無い(痕を残さないのは)糸→接着剤です。

生体に与える影響は?


『テグス・モスコットン・水草用接着剤』は特に生体に悪影響を与える有害な物質が出たりはしないので安心です。

あえて言うなら、水草用接着剤は一度バケツに飼育水を入れ1時間程放置してから水槽に入れると良いと思います。

僕は経験上ビーシュリンプ等のデリケートな生体のいる水槽の場合は、水草その前に(スネール除去剤)や、木酢液(黒髭苔除去液)等、水質や生体に影響が出そうな物は使用後暫く入れません。
ビー以外であれば、経験上接着剤も何の問題もありません。



まとめ


今回はブセの活着について紹介しました!
個人的には『テグス・モスコットン・水草接着剤』はどれも使っています。
活着土台の形状で、巻きつけ可能な物や、高価な土台にはテグス&モスコットン。
複雑な形状や、安価な流木には接着剤を使う事が多いです。
また、今回は候補には入れませんでしたが、小さな活着土台であればビニタイも有効です!

活着土台も、活着に使用する材料も何が良い!と言うのは無く、個人の好みです。
ただ、それぞれメリットや多少のデメリットがあるので、知っておくと良いと思います!是非興味があるものがあれば、この機会に使用してみてはいかがでしょうか?