こんにちは!かつやん (@tanagokatsuyann)です!
今回は人気の水草ブセファランドラを水上葉として飼育したい方へ!100均グッズを使って簡単・お手軽に水上葉栽培容器の作り方を紹介します!
ブセファランドラはボルネオ島に自生しているサトイモ科の陰生植物です。ラメの入った非常に美しい葉を持ち、水中葉・水上葉のどちらでも飼育が出来ます!
僕は水中葉をメインで飼育していますが、5年近くで5〜6倍に増えてしまい、増えた分をこれからぞくぞくと水上葉飼育に移行予定です!
ブセを水上飼育したいけど、本格的に水槽を用意すると金額が高い、場所やスペースがない!立ち上げ方が難しい!と言った方に向けて
今回は100均ダイソーの商品を使用して超簡単に水上葉の飼育容器を作る方法・水上葉の育て方のコツを紹介します!
※この記事の内容はYoutubeでも紹介しています!
この記事を読むメリット
初めにこの記事を読むメリットを紹介します!
- ブセの水上葉飼育のコツが解る。
- 簡易的にブセの水上葉飼育が作れる。
- コストをかなり抑える事が出来る。
この記事で紹介するのは、あくまで簡易的な方法です。
ブセを水上葉として飼育したい方は基礎的な事がわかると思うので、是非挑戦してみて下さい!
ブセの水上飼育のコツ
ブセを水上飼育するポイントは湿度・温度・酸素が大切です。
一般的な水草であれば、栄養・光量と言ったものが優先されますが、僕はブセを5年ほど飼育していて、あまり栄養や光量についてはそこまで心配しなくていい様に思っています。
ブセは水上葉飼育の場合、水中と違って黒髭苔等の問題は無いものの、乾燥による枯れや、夏場の高温による溶け、水質悪化や植え方が悪いと茎から溶けてしまう事もあります!
基本飼育は簡単なので、湿度・温度・酸素にさえ注意していれば早々枯らしてしまう事はありません。
湿度について
ブセの水上飼育に於いて一番大切です!
ブセは湿地に生息する陰生植物の仲間で、実際乾燥に弱く、定期的に霧吹きで水分を与える他、水上飼育する場合は湿度の保てる容器での栽培が必須です。
容器内の湿度は80〜90%位が良いかと思います。
温度について
ブセの飼育適温は20℃〜25℃を目安にしています。
30 ℃を超える高温に特に弱く、溶けや枯れの原因にもなります。
また15℃以下の低温も好みません。季節に応じて1番温度変化の少ない室内での飼育が好ましいです!
酸素について
水上飼育をするにあたって、飼育水を腐らせない為に、水流と酸素が必要です。
水流が産まれると通水性もよくなり、よりよく育ちます!
また、エアレーションの飛沫を程よく飼育ケース内に発生させる事が出来る為、ブセの飼育に向いています。
生体がいる訳では無く、餌や糞が出る訳では無いので、ろ過装置でなく、エアストーンやエアーカーテンがおすすめです。
光量について
個人的な所感では、メタハラや直射日光等の高光量は葉焼けの原因となるので、あまり必要と思ってません。
部屋の電気や外からの日中の光量で足りない分は光量を与えてあげる位の感覚で良さそうです。
葉の様子を見ながら調整しましょう!
用意するもの
まず初めに、ブセの水上葉飼育をするにあたって必要な物を全て紹介します!因みに★マーク以外はダイソーで用意出来ます!
②★ソイル
③プラケース蓋付き(ダイソー300円)
④素焼き鉢4個入り(ダイソー)
⑤鉢底ネット(ダイソー)
⑥霧吹き(ダイソー200円)
⑦湿度計(ダイソー)
⑧★エアーチューブ
⑨★エアーポンプ
※ここからは自由
⑩ネームプレート(ダイソー)
※③プラケース蓋付きはダイソーで300円の物を使用してますが、好みの物で代用も可能です。
因みにブセはブセファランドラsp.レインボー
ソイルは元々水槽で使っていたソイルを使用しています。
僕の場合ダイソーアイテム6品(990円)+@で作っていきます!
水上葉飼育の準備をしよう
今回は作業工程は少ないので、細かく紹介します!
まずはブセを水上葉として飼育する為の鉢を準備します!
ネットではソイルを敷いて直植えしたり、岩に活着させた物を使ったり、様々なやり方が紹介されています。
今回は至ってシンプルな方法で、素焼き鉢にソイルを入れてそこにブセを植えます。
素焼き鉢はダイソーで4個入りで販売してます。
※水を多少給水する為、僕は事前に1週間ほど水に浸けてたので色や質感がマットに見えますが、ダイソーの園芸コーナーにあるやつです。
植木鉢は基本水の捌け口で底面に穴が開いてます。
ブセの水上葉飼育の場合はここから水を吸水したり、不要な水分を排出します。
通水性も大事ですが、これ位でも問題ありません。
カットした鉢底ネットを入れて、通水性の確保やソイルが漏れたり詰まるのを防止します!
定期的に霧吹きしたり、バケツの水に漬けて給水させる際、汚れ等も落とせます!
ブセを植えておく
それではブセを植えていきます。
まずは植木鉢にソイルを半分程入れます、僕は使用済みソイルを使ってます。
僕の場合、他の水槽の低床掃除する際や、足しソイルをする際に古いソイルを取り出してるので、僕はコレを再利用してます。
(もちろん、新品でも問題はありません)
次に、ブセの根っこはカットせず、そのままINします。
理由は、茎部をソイルに埋めるとそこから溶けてしまう場合がある為、根の部分をソイルに植えて、茎を出した状態で固定する為です。
活着させる訳でもないので、仮根はカットせずそのまま入れてます。
長すぎる場合はカットしても大丈夫です、カットしてしまった場合にも、水を吸水する為、根は底部まで伸びていくので問題はありません。
容器の大きさや、根の長さによって変えるといいです。
最後に茎が出る程度ソイルを足して完成です!
ソイルはあまり多くても茎部が飛び出してしまい不恰好なので、7〜8割程度にしています。
新品ソイルや吸水させて無い鉢を使う場合は、最初だけ水嵩を少し高めにして、充分な水量を吸水させると良いです。
※因みにこのケースは飼育用と違って、飼育容器を作る際の一時的なストック場所です。
因みに僕は水草の根が、ピンセットの辺りまで入れています。成長すると下の穴から根が飛び出してくる程伸びます。
この後飼育容器を作っていくのですが、水中葉を水上葉にする際は、特に乾燥に弱く枯れやすいので、短い時間でもしっかり霧吹きを行い、蓋をして湿度を確保しましょう。
ブセ水上飼育容器の作り方
それではブセの飼育キットを作っていきます!
湿度と光量の確保の為、容器は基本クリアーで蓋付きのものならOKです。
容器はダイソーで販売しているこちらを用意しました。
300円商品ですが、クリアーでとてもキレイ。
大きさも横28cm×縦19cm×奥行14.5cmと使いやすいサイズ感です。
水槽と違い穴あけや加工ができるのもいいですね。
次に湿温計も購入、これもダイソーです。
あると実際の温度と湿度が一目でわかるので便利ですよ!
因みに室温計を壁面に貼り付けるのに、差し込み式壁面シールフックは便利です。
コチラもダイソーです。
取り付けるとこんな感じです。
実際水を入れて、湿度計が動くか確認しましょう!
※水量はあくまで仮でいれてます。
理想は飼育適温は20℃〜25℃、湿度は80〜90%を目安にしています。
あと霧吹きは必須です、葉の乾燥を防ぎ、容器内の湿度を上げるのにも役立ちます。
ふつうの水より、水槽の水草の調子の良い水を入れて与えてると効果的です。
コレは好みですが、ネームプレートを刺すと分かり易いです!
例えば表面にブセの名前・裏面に購入日や、水上飼育に切り替えた日等書いておくと便利です!
因みにイメージしてたより長かったので、下部は少しカットしました。
テプラや油性ペンで記しておきましょう。
次にエアーカーテンの準備をします!
エアレーションするメリットは、水流を発生させ、水を腐らせない事と(特に夏場は腐りやすい)エアーの飛沫で湿度をカバーする事が出来ます。
この飛沫が程よくブセの葉にかかるので、湿度も保ち易く通水性を上げる事が出来ます。
エア―ストーンより長さ・柔らかさに優れたエアーカーテンは正に最適です。
▼今回使ったのはコレ▼
ただしこのままでは、蓋が出来ません。
正直完全密閉でなく通気性もあったほうが良いので、このままでもいいのですが、蓋の上から結露を伝って容器の外が濡れてしまいます。
その為、エアーホースを通す用に、容器に横から穴を開けました。
換気は定期的に蓋を空けて行えるので、穴を開けここからチューブを通します。
(ハンダコテや、熱したアイスピックで簡単に開きます。)
そして最後にエアーチューブを入れていきます!
大体容器内の湿度は、水を入れエアーをすると85%を超えてきます。
定期的に換気をしてあげるとより良く育ちます!
まとめ
ブセの水上飼育には色々な方法がありますが、今回紹介した方法は簡単に準備できリスクも少ないです!
みなさんも是非ブセの水上葉飼育に挑戦してみてはいかがでしょうか??