こんにちは!かつやん (@tanagokatsuyann)です!
コリドラスは南米原産のナマズの仲間で、可愛らしい外観と低床を『もふもふ』するユニークな姿が人気の観賞魚です!
大きさは比較的小さめで、様々な熱帯魚と混泳できる点や特別大きな水槽でなくても飼育出来る事等も非常に人気の理由です!
今迄はタンクメイトとして飼育されるのが主流でしたが、現在はコリドラスのみで飼育する愛好家も増えています。
コリドラスは種類も多くコレクション性が高い為多くのアクアリストから注目を集めています。
この記事ではコリドラスの特徴・外観・種類・飼育法(餌・水槽)混泳や飼育の注意点について紹介します!
コリドラスの飼育に挑戦したい方や、飼育しているがうまく行ってないという方は是非一度読んでみて下さい!
- コリドラスの特徴・コリドラスはどんな魚?
- コリドラスの外観
- コリドラスの種類
- コリドラスの飼育方法
- コリドラスの餌について
- コリドラスの混泳について
- コリドラスと相性の良い水草
- コリドラスの購入と価格について
- まとめ
コリドラスの特徴・コリドラスはどんな魚?
コリドラスは南米を原産地にしたナマズ目に分類される小型の熱帯魚です。
鼻先で低床を「もふもふ」するユニークな動きが可愛い事で人気を集めています!
小型種で体長は成魚でも最大6cm前後、性格は温厚な為他の小型魚との混泳にも向いています。
大きな水槽を必要としない為飼育のハードルが低い事等も人気の理由です!
ヒレの棘条(固い部分)に毒を持っているので、水槽に手を入れる際は注意が必要です。
寿命はミニコリと呼ばれる小さな種類で約2年、その他の種類で約3~5年ほどです。
名前 | コリドラス (英語: Corydoras) |
---|---|
分類 | ナマズ目・カクリティス科・コリドラス属 |
分布 | 南米広域 |
飼育難易度 | ★★★☆☆普通 |
飼育水温 | 25℃〜30℃ |
水質・pH | pH 6.0〜7.0 |
食性・餌 | 雑食・人工飼料・冷凍赤虫 |
低床 | ボトムサンド・田砂 |
濾過フィルター | 外部式・上部式・投げ込み式濾過フィルター |
コリドラスの外観
コリドラスは頭部が大きく少しふっくらした体型が可愛らしく、小型種で体長は成魚でも最大6cm前後です。
コリドラスは『吻』(ふん)と呼ばれる鼻先の長さでタイプ分けが行われ大きく分けて3種に分けられます。
種類により大きさ、色合い・模様、体型がそれぞれ違います。
コリドラスの種類
コリドラスは種類が非常に多く現在100種類以上いると言われています。
主に『吻』(ふん)と呼ばれる鼻先の長さで大きく3タイプに分けられています。
【ショートノーズ】
【セミロングノーズ】
【ロングノーズ】
その他『ピグミー』や『エレガンス』『イルミネータス』など、鼻先以外の個性や特徴を持った種類もいます。
多くの品種が存在しており、ブリード個体の他にワイルド個体もおり非常にコレクション性の高い観賞魚と言えます。
コリドラスを分類分けして代表的な人気品種を一部だけ簡単にご紹介します!
ショートノーズ系
コリドラス・ステルバイ鼻先が短い種類で、黒い体に白のスポットが入り、鮮やかなオレンジの胸ビレの対比が目を引きます。
体高があり、フォルムが丸みを帯びており可愛らしい印象を受けます。
コリドラスのなかでは最も品種が多いグループで飼育も容易です。
ショートノーズタイプは性格も温和で混泳に向いています。
我が家でも「コリドラス・ステルバイ」「コリドラス・パンダ」「コリドラス・イルミネータス」等を飼育してます。簡単で初心者向けです。
セミロングノーズ系
コリドラス・シクリセミロングノーズは鼻の長さが中くらいで、ショートノーズと比べると体型が少しスリムな印象。
コリドラスの中でも特に白い体色を持ち、非常に清楚で美しい印象を持ちます。
セミロングノーズは比較的流通量はあまり多くありません。飼育は他のコリドラスに比べデリケートで導入時も注意が必要!
主な品種「コリドラス・シクリ」「コリドラス・デビットサンジィ」等。
ロングノーズ系
コリドラス・アークアタスロングノーズは口先が長くなるのが特徴で、ドジョウの様な顔をしてます。ロングノーズに分類される品種は少なく、流通も少ないタイプです。
単独行動を好む性質から、混泳水槽で飼育されることは少ない。
主な品種「コリドラス・シムラータス」や「コリドラス・ナルキッスス」等。
チビコリ系
コリドラス・ピグミー「チビコリ」は成魚で体長が約3cmほどの小型の種類を指す通称です。
吻はショートノーズですが、遊泳性が高くあちこちを群泳する様子が可愛らしい人気の種類です。
主な品種「コリドラス・ピグミー」や「コリドラス・ハステータス」等
コリドラスの飼育方法
ここではコリドラスの飼育に適切な水温や水質。他にも水槽サイズの選び方や、濾過の種類、低床について詳しく解説していきます!
コリドラスは水槽の下層部分で生活するので、下層域を清潔に維持する事で病気を防ぎ、上手に飼育する事ができます!
特別難しい生体ではないので飼育のコツを押さえましょう!
コリドラスの水温・水質について
コリドラスの飼育が可能な水温は22〜27度です。
低温と高温どちらにも弱い為、理想はヒーターや室内温度を常に25℃前後に保てると長期飼育に的した環境と言えます。
低温だけでなく高温に弱く30℃を超えると危険なので夏は冷却ファンや水槽用クーラーを使用して水温を高温にならないよう調整しましょう
水質は弱酸性から中性が好ましく、pH6.0~7.0位がちょうど良い。
水質には然程敏感になる必要はない魚種ですが、低床を清潔に維持する必要がある為、週一程度で換水や低床掃除が必要となります。
その為必然的に換水が行われるので水質悪化は起こりづらいです。
ただ水質悪化以外にも低床や石などの影響でpHが傾く事があるので、水質検査は定期的に行い管理をしましょう。
水槽サイズとろ過フィルターの選び方
コリドラスを飼育する際は45〜60cm水槽がおすすめです
小型水槽は水量が少なく水質が安定しにくい弱点があり、水槽は大きい程管理は楽になります。
コリドラスは最大でも5〜6cmの一般的に小型の熱帯魚です、勿論コリドラス単体や少数飼育であれば30cm水槽でも飼育は可能です。
他の熱帯魚との混泳や多頭飼育を考えているのであれば60cm水槽での飼育が好ましいでしょう。
濾過は強力な物がベスト
コリドラスは小型魚ですが糞尿が多く水を汚しやすい為、強力なろ過フィルターが好ましい。
まず候補として上がるのは、
・フレーム水槽であれば上部式濾過
・ガラス水槽なら外部式濾過
・60以下なら投げ込み式濾過がおすすめ!
上部式濾過はフレーム水槽にしか使用はできないものの強力な濾過力があるので水質が安定しやすいです。
外部式濾過は値段は高いものの、濾過力に長けバクテリアの繁殖も手伝うのでとても優秀な濾過です。
後は60cm 以下であれば投げ込み式濾過に強力なエアーポンプを繋ぐと充分活躍します。
低床の糞や残餌も吸い込むのでおすすめです。
コリドラスの底砂
コリドラスは底面を生活圏とする『底物系』の為、角がなく細かい砂を選びましょう。
コリドラスは砂の中に口先を突っ込んだり、砂毎吸って、砂に付着している微生物や残餌を食べる習性があります。(もふもふしてる時の事)
その為導入する底砂はなるべく粒の細かいものを選ぶと良いでしょう。
コリドラスを飼育していると底床は糞や残餌で汚れやすくなります。
定期的にクリーナーで低床掃除をする事になるので、崩れてしまうソイルより砂系の方がおすすめです!
【コリドラス飼育に最適な底床】
おすすめは『ボトムサンド』『田砂』『大磯砂』などの底砂類です。
イチオシは砂系低床、次いで大磯砂等の小岩系です。
【コリドラス飼育に向かない低床】
水質の硬度を上昇させアルカリ性に傾ける影響のある『サンゴ砂』、定期的に低床掃除が発生する為耐久性がない『ソイル』は向かない。
【いっそ低床無しのベアタンク】
底砂を敷かなくてもコリドラスの飼育は可能です。底砂を敷かないベアタンクは低層で生活するため、底面部の汚れの影響を受けやすく、コリドラスやプレコ水槽にも向いています。
▼イチオシの低床はコレ▼<b>スドー ボトムサンドb>
それぞれ色合いが違うのでレイアウトイメージや、どんな水槽に仕上げたいか検討すると良いでしょう。
コリドラスの餌について
食性は雑食性で人工飼料にもよく慣れます!
主に動物性の残餌や、底面に生息するプランクトン等を好んで食べます。
下層部分で生活するので底に沈む沈殿性のタブレットや顆粒飼料は相性がよくキレイに食べてくれます。
動物性の餌を好むので冷凍赤虫もよく食べます。
正直自分の見解ですが、雑食系で混泳生体がいるのであればその生体の食べこぼしや低床に落ちた餌でも充分な印象はうけてます。
僕個人の意見では、人工飼料ならヒカリプレコと、コメット 川魚の主食 3種混合飼料がイチオシです。
餌は1日に1回、食べ残さない程度の量を目安に。冷凍赤虫を与える場合はスポイトでコリドラスの近くに与えてあげる必要があります。<b>コメット 川魚の主食 3種混合飼料b>
コリドラスの混泳について
コリドラスは温厚な性格で多様な魚種と混泳させることが出来ます。
底物系なので大半の時間を水槽の3分の1以下の下層圏で生活をしています。
『グッピー』や『メダカ』等上層を遊泳する魚種とは、お互い生活圏が別なので混泳相性は良好です。
あまり相性が悪い生体は居ませんが、強いていうなら同じ底棲魚の大型『プレコ』、大きくなると性格が凶暴になる物も居るので混泳には不向きです。(小型は問題ありません)
あとは、そこまで問題とは言いませんがヤマトヌマエビ等の大食感タイプは餌を掴んで逃げ回り独り占めする事が多々あるので餌が時々行き渡っているのか不安になる事があります。
コリドラスと相性の良い水草
コリドラスの飼育は底砂の掃除も必要になる為根を張る有茎類はあまりお勧めできません。
掃除の際気をつけていてもコリドラス自身が底砂を掘り返す性質があるので、根を張るタイプの水草は抜かれてしまう事が多いです。
おすすめは流木や岩等に活着させる事の出来るアヌビアス・ナナやブセファランドラ等がおすすめです!
底砂掃除する際も活着してある物は簡単に移動でき水質悪化を防げる為おすすめです。
www.tanagogo.work
コリドラスの購入と価格について
価格はピンキリです
よく市場に出回るブリード個体は数百円から購入が可能ですが、希少性のあるワイルド種だと1万円を超える事もあります。
飼育が初めてであれば、charmのビギナー向けおまかせコリドラス5匹セット等もお得でお勧めです!
簡単に説明すると、人気アクアショップCharmが販売しているネット通販限定のコリドラスセットです。
内容はアエネウス、パレアタス等のブリード物と各種改良品種をメインにランダムで5匹入っています。
www.tanagogo.work
1,300円で5匹も入ってるのでかなり安いです。
同じ品種を5匹買うよりバリエーション豊富なおまかせセットの方が見た目も賑やかでいいですね!
また飼育が初めての生体って少し勇気がいりますが、元気で育てやすい種類が入っているので安心して楽しみながら飼育出来ますよ!
まとめ
コリドラスは可愛らしい姿と、丈夫で飼育しやすいことから、アクアリウムで人気の熱帯魚です。
種類が豊富で色や模様がバリエーションを楽しめるため、鑑賞性・コレクション性からアクアリウムの主役にもなれます。
ナマズ類に特有のつぶらな瞳や頭が大きいずんぐりとした体形、砂をかき分けてエサを探す様子など、飽きがこない魅力があります。これからアクアリウムを始めようとしている方や、水槽の下層を彩るタンクメイトをお探しの方は、コリドラスを飼育してみてはいかがでしょうか。