こんにちは!かつやん (@tanagokatsuyann)です!
熱帯魚の中でもかなり特徴的な外観の『トランスルーセントグラスキャット』
全身が透き通ったユニークな外観をしており、水槽に入れれば水景に光や揺らぎを与え幻想的な水景を生み出してくれます!
比較的丈夫な種で、導入直後の水合わせさえ入念に行えば水温や水質にそこまでデリケートにならずとも飼育ができ、ビギナーからベテラン迄幅広い層に人気のある熱帯魚です。
臆病な性格をしていて単体より同種を複数入れてあげた方が比較的飼育し易い魚種です。
この記事ではトランスルーセントグラスキャットの飼育方法について解説します!
他の熱帯魚を攻撃する事もなく、ユニークな外観が人気の熱帯魚だよ!
トランスルーセントグラスキャットの特徴
トランスルーセントグラスキャットはタイ・マレーシア原産のナマズの仲間で、ナマズの仲間にしては珍しく温厚な性格をしており同種同士で良く群れる性質があります。
長いヒゲと目を惹くクリアな体が特徴で、体長は約8cm程になります。ユニークな外観は印象に残ります!
ナマズの仲間とあり生餌や人工飼料でも動物食性の強いエサを好みます。逆に植物系の餌には興味を示しません。
温厚な性格の為他の生体に危害を加える事はありません。
寿命も約3~5年程と長生きです!
飼育環境について
水質はpH6.0~7.0あたりで弱酸性から中性を好み水温20~27度が好ましい。
一般的な熱帯魚と同様の環境で飼育ができます。
比較的水温や水質にはうるさくありませんが、導入時の水合わせは入念に行いましょう。
環境変化によるストレスで白点病なども発生しやすい種類です。
水槽は60cm が理想
トランスルーセントグラスキャットは臆病な性格なので3〜5匹同種を入れて飼育するのが理想です。8cmサイズの生体を3〜5匹飼育する事や、緩やかな水流を好むのでフィルターの兼ね合いも考慮すると60cmが好ましいです。
外部や上部フィルターがおすすめ
強い水流はあまり好みませんが、ほど良い流れがある場所を好みます。
水流のある場所を好み群れを形成しやすいので、外部式や上部フィルター等水流を作り水草や流木で調整してあげると良いです。
混泳の注意点
性格は温和で混泳・群泳に適した種です。水草とも好相性!
サイズが同程度の温厚な種類との混泳に最適です。
肉食性が強いので口に入る小型魚やエビは捕食されてしまうので小型のエビは一緒に飼育すると稚海老は繁殖しなくなります。
理想の相手は、コリドラス・小型カラシン・オトシンクルス ・ヤマトヌマエビ等です。
複数匹(3~5匹)で飼育するのがおすすめ
トランスルーセント・グラスキャットは臆病な為、群れで飼育しないとストレスを与えてしまうことがあります。
単独飼育の場合水草や流木の影でじっとして隠れてしまう事があります。
群泳する性質を生かす為にも極力複数匹入れてあげましょう。
トランスルーセント・グラスキャットが泳がない時
僕はトランスルーセント・グラスキャットを導入後暫く泳がず物陰などに隠れがちでした。
ただあれこれするより、まずは様子見しそれでも動かないようなら対策しましょう。
経験上原因を紹介します。
①導入後1週間くらいは慣れずにじっとしている
かなり臆病な性格で慣れるまでかなり時間がかかる印象を覚えました。(この場合慣れれば姿を見せるようになります。)
最初の1週間は水合わせ失敗したかな?と思うほどじっとしてます。
他の生体を間引くべきか悩んだ事もありますが5日目辺りから餌の時に顔を出すようになり他の仲間に釣られて出てくるようになりました。
②夜行性の為、消灯後に泳ぎだす事があります
ライトをつけてるとあまり動かず、暗くすると表に出てきたりします。
慣れないうちは暗くしてから餌を与えるのが良いです。
餌の時は出てくるけどライトをつけてると物陰で群れてる印象が強いです。
③単体飼育だと臆病で出てきません
同種を3〜5匹にしてあげると良いです。
また中層を泳ぐ魚が多いのも原因になる事があるので適度に間引く等して適正な飼育数を心がけましょう。
水草水槽と相性が良い
トランスルーセントグラスキャットは大人しく草食性もないので水草と相性が良い。
見た目がスケスケであまり主張せずゆっくり泳ぐので、水槽に揺らぎ・光彩・水流等水景に深みを増してくれます。
また水草は良い隠れ家にもなるので入れてあげたほうがいいです!
虹色の光沢は元気な証拠
トランスルーセント・グラスキャットは調子が良いと虹色の光沢を出します。
体調やコンディションが良い証拠で、健康で元気な時は虹色の光彩を放ちます。
また体調が悪化すると体色が白く濁り動かなくなるので体色は常にチェックすると良いでしょう。
中々写真に抑えるのがむずかしいのですが、上の写真のように体や鰭が虹色になり、ヒラヒラ泳ぐので光沢が良く出ますよ!
まとめ
トランスルーセント・グラスキャットの飼育難易度はそれ程高くはありません。
しかし良くも悪くも臆病な性格なので複数で飼育してあげましょう。
個人的には水槽のメインを張る生体というより引き立て役としておすすめの生体です!