こんにちは!かつやん (@tanagokatsuyann)です!
今回は屋外メダカ水槽のグリーンウォーターを透明にする方法を紹介します!
グリーンウォーターは植物プランクトンが増殖して緑色に見える飼育水の事です。
メダカや金魚のエサになる為成長促進や増大効果があり、特に稚魚の飼育に有効です!
また透き通った水に比べ、色揚げ効果も期待でき基本水質が安定していればメダカへの悪影響はありません。
そんなメリットが豊富なグリーンウォーターですが、濃くなると見た目が悪いだけでなく酸欠をおこしたり悪影響を与えてしまう場合があります。
濃度が濃くなりすぎた場合は水替えをして、程よい濃度を維持するのが理想です。
この記事では、グリーンウォーターを透明化させて、バクテリアが安定した良い状態の飼育水をつくる方法を紹介します!
またメダカに悪影響を及ぼす有害なアオコの対策としても有効です!
ぜひ透明度の高い水槽を作りたい方は最後までご覧ください。
グリーンウォーターが発生する原因

グリーンウォーターは水中に植物プランクトンが大量に発生して緑色になった水の事です。
原因というと悪いイメージになりますが、グリーンウォーターは針子の給餌にも役立つので作る方もいます。
屋外なら日光が当たる場所に飼育水やメダカを入れた水を置いておくと自然とできます。
屋内でも照明を長時間照射すると発生します。
基本光量過多が大きな原因となりやすいのですが、水中の栄養過多・濾過不足といった条件が重なる事で発生し易くなります。
照明の消し忘れ、直射日光の当たる場所、餌の与えすぎやフンやアンモニア、ろ過フィルターの濾過力不足等によって植物プランクトンが繁殖しやすくなります。
メダカに悪影響!アオコとは?
冒頭で話したアオコについても触れておきます。
一見同じ緑の水ですが、アオコは藍藻類が大量発生した状態で水質悪化のサインであり、放置するとメダカやエビ等に悪影響を与える可能性が高いです。
僕は注意して飼育しているのでほぼ発生してませんが、エアーなし直射日光+水質悪化+長期放置で発生します。
グリーンウォーターとは別物で濁った緑色をしており、水中に糸状の藍藻類が大量に発生して、とろみがあり気泡が割れなかったり、臭いもあるのですぐ判別可能です。
リセットをおすすめしますが、難しい場合は日光を遮断し、藍藻類を掬い取り、半分以上の換水を繰り返し早急に改善する必要があります。
グリーンウォーター・アオコの対処方法

飼育水を透明にするにはいくつかの方法があります!
② 水換え・低床掃除
③ 濾過フィルター強化
④ 浄水効果の高い水草
⑤ タニシや二枚貝の濾過摂食
⑥ バクテリアによる生物濾過
⑦ エサの量を減らす
①直射日光や光量を抑える

一番最初にやるべきは光量過多を抑えましょう。
日陰を作ることで、水温を下げて植物プランクトンの繁殖を抑える事が出来ます。
屋外飼育の場合コレをしないと、いくら換水しても高確率でグリーンウォーターが再発します。
透明度の高い水にしたいのであれば日陰に移動する、すだれ等で直射日光を防ぐ等が有効です!
室内であれば照明の照射時間を少なくするだけでも効果がありますよ。
②水換え・低床掃除

簡単でかなり高い効果が得られます。
しかし換水しただけでは1週間もすればまたグリーンウォーターになってしまいます。
換水は水中の栄養分を減らすには最も効率的です、ついでに底面を掃除してフンやエサの残りも吸い出しましょう。
バクテリアや浄水効果が高い水草が増えるとクリアーになりますが、フンやエサの残りといった汚れは溜まって行くので足し水でなく換水をしましょう!
■■ GEX マスタークリアL ■■
③濾過フィルター強化

屋外であればエアストーンの代わりに濾過ボーイ等のフィルター付きの濾過にするのも効果的です。
物理濾過を加える事で酸素供給+@物理濾過の効果もあります。
ただし屋外水槽は定期的に清掃し、必要に応じて交換する必要があります。
グリーンウォーターが濃い状態の中にいきなり入れると1日でフィルターが緑色になり、頻繁にフィルターを洗う事になります。
グリーンウォーターが落ち着いてきたタイミングで予防に使用するのが良いかと思います。
■■ GEX ロカボーイS ■■
④ 浄水効果の高い水草

水草は水中の栄養を吸収し、植物プランクトンの繁殖を抑制する効果があります。
水草を入れる事で亜硝酸塩等を吸収してくれるので水が日に日にクリアーになります。
また水草は成長して増えるので、日を追うごとに更に効果が高まります。
ホテイソウや浮草類は特に浄水作用が高く。
有茎草やウィローモス等のコケ類に置いては、赤玉土に植えたり、溶岩石に活着させる事でバクテリアの棲家を増やし濾過効率を高めます。
バランス良く使用すると良いでしょう。
■■ ホテイソウ ■■
⑤ タニシや二枚貝の濾過摂食

タニシや二枚貝は濾過摂食という食性があり、水中のプランクトンを濾しとって食べます。
またヒメタニシに於いてはコケ取りもしてくれるのでとても優秀です。
個人的には二枚貝・ドブガイの方が濾過力は圧倒的に高いのですが、ヒメタニシの方が水槽内繁殖も可能で比較的暑さや寒さにも強いのでおすすめです。
■■ ヒメタニシ ■■
⑥バクテリアによる生物濾過

バクテリアの棲家になる溶岩石や赤玉土を入れると水槽内でバクテリアが安定します。
バクテリアが安定するとメダカの排泄物から発生するアンモニア等の有害な成分を分解してくれます。
バクテリアが有害物質を分解→水草が亜硝酸塩を吸収このサイクルが出来ると浄化された綺麗な水質を作れます。
⑦エサの量を減らす
餌の与えすぎは水質悪化の原因となるため、適量を守りましょう。飼育頭数・飼育容器の大きさ・エサの種類によりますが、餌の与えすぎに注意し、食べ残しがないようにするのも効果的です。
またミジンコなどの生き餌は水質悪化を防げるだけでなく植物プランクトンも食べるので浄化に役立ちます。
■■ ミジンコ ■■
まとめグリーンウォーターを透明にするには

グリーンウォーターはメダカの餌となる植物プランクトンが豊富に含まれている為、メダカの育成に良い影響を与えることがあります。
無理に透明にする必要は無いのですが、濃くなりすぎると害を与える場合もあります。
グリーンウォーターを透明にする方法はいくつかあり、水換え・光量の遮断・水草や濾過生体・ろ過フィルターの使用。
コレらをいくつか組み合わせる事で、1ヶ月ほどかけて徐々にクリアーになっていきますよ!
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