こんにちは!かつやん (@tanagokatsuyann)です!
今回は『初心者向け!簡単!屋外メダカ水槽の作り方!』 を紹介します!
今回はメダカ飼育初心者の方におすすめの簡単なメダカ水槽の作り方を紹介します!
この記事では、メダカ飼育が初めての方や、飼育がうまくいかない。マンションのベランダ等飼育スペースが狭くて諦めてた。なんて方に向けて作りました!
僕は子供の頃から現在に至るまでずっとマンション暮らしで、メダカは限られたスペースで2019年から5年ほど趣味で飼育していて現在も100〜200匹前後飼育してます。
数えてませんが、かれこれ1,000匹以上は飼育・繁殖を楽しんできました。
庭があってメダカを飼育できる環境があれば、ガチでやってたと思いますが、僕は5年程メダカ飼育を楽しんで、ベストな初心者向けの屋外飼育水槽に辿り着きました!
限られたスペースで飼育できて、あまりお金はかけず、初めての方でも作れるベストな水槽の立ち上げ方を紹介します!
是非最後までお読みください!
この水槽を作るメリット!

まず初めに、今回作る水槽のメリットからお話しします。
今回のテーマは『初心者向け!簡単!屋外メダカ水槽の作り方!』です。
正直、写真を見ても何がベストなん?オシャレでもなんでもないやん。
って思うかもしれませんが、コレでいい!
いや、コレが良いんです!
実際水量も多く管理が楽で理に適った水槽に仕上げました!
ぶっちゃけ、初めての方は綺麗な水草で溢れたビオトープみたいなのをイメージするかもしれませんが。
いくら水草で綺麗に仕立てても、冬には全部枯れます。
種類によっては夏の高温でも溶けますし、逆にめちゃくちゃ増えてトリミングが大変だったり
水草が邪魔で蓋が出来ず、ヤゴが入って
メダカが食べられちゃったり…もします。
初心者さんには先ずは、シンプルで育てやすい飼育環境から入る事をおすすめします!
前提として、広い庭や飼育スペースがあって、水を垂れ流してもok!屋外コンセント完備!水草の知識もあります!みたいな状況ではなく。
この記事ではマンションのベランダ等の狭いスペースでも作れて、初心者の方にも作れて、管理が容易な飼育容器の作り方です!
では、この水槽を作るメリットですが、大きく4つあります。
②増体・色上げ効果アリ!
③ 初期費用・維持費も激安!
④繁殖も視野に入れている!
こんなメリットがあります。
それでは簡単にそれぞれ掘り下げていきます!
①管理が超楽!

まず初心者さんにとって最も大切なのは管理が楽な事です!
メダカは非常に丈夫な生体で早々⭐︎になる事はありません。
初心者の方がメダカを☆にしてしまう多くの理由は、水温変化や水質悪化が原因になる事が多いです。
それは飼育スペースの問題や、選別交配等の兼ね合いで小さい容器を使用されていたり、予想以上に増えてしまい、過密飼育になった場合に⭐︎になってしまう事が多いのかと思ってます。
結論…大きな飼育容器と十分な水量で育てる事です。
初心者の方が小さい容器で飼育しようとしても中々うまく行きません。
飼育頭数は繁殖すれば自然と増えて行きますし、予め充分な水量を確保しましょう。
僕の使用しているケースは700×300×220mmで水を8割程入れてるのでおおよそ水量は50Lです。
メダカ育てるには1匹に対して水1Lと言われています。
ただし、しっかり餌を与えて増体させたかったり屋外の直射日光による水温上昇や、水換えによる急変等を考慮すると、1匹に対して水2Lあっても多くはありません。
理想は全体で50Lは欲しい所です。
勿論、1Lで4〜5匹飼育もできるんですが、餌をしっかり与えて大きくしたい方や、まだ知識のない初心者さんにはお勧めしません。
充分な水量、大きい容器の方が、水質や水温が変化しにくく育てやすくなります。
②増体・色上げ効果アリ!

メダカは、屋外での飼育が適しており、昼夜の寒暖差や日照時間、水温等、日本の環境に適応できます。
そして屋外でのグリーンウォーター(植物性プランクトンが多い水)の方が常に栄養補給できる為増体効果があります。
グリーンウォーターや屋外で、青や濃い緑、黒等の濃い色の容器に入れると、背地反応により濃く美しい外観に育てる事が出来ます!
保護色の様なもので、周囲が白など明るい色合いの環境では体色が薄くなり、黒などの暗い環境では体色が濃くなります。
因みに僕はよく黒い容器を使用しますが、初心者さんにはグリーンウォーターの濃さを見る意味で真っ黒だとわからないと思うので、もし色のバリエーションがあるなら、青、濃い緑、グレーなどの暗めカラーがいいと思います。
③初期費用・維持費も激安!

次に初期費用や維持費がかなり安く作れます。
水槽でアクアリウムを作ろうとすると最低でも1〜2万円近くしますが。
今回作ったこの水槽なら
トロ舟60L | 約 1,250円 |
---|---|
ソーラーエアポンプ エアーポ ンプ | 約3,000円 |
赤玉土&容器 | 約100円 |
溶岩石 | 約300円 |
total (水槽以外) | 約4,650円 |
※これの他にカルキ抜きや飼育する際の餌代は別途かかります。
エアホース・エアストーンは付属されているので上記でほぼ揃ってます!
もちろんエアーポンプはソーラーで電気代もかかりません!
5000円あれば機材を揃えて、余りで水草やカルキ抜きを買う事も可能です。
ソーラーエアーポンプには色々なタイプがあるのでお好みの物を探していいと思います!
下記のリンクからは様々なソーラーエアーポンプを探す事が出来ます!
④繁殖も視野に入れている!

僕が水草をあまり入れてないのはこのままスポンジの産卵床を入れれば採卵しやすい為です。
勿論、良い雄雌だけ選別して隔離したりネットに入れてしまっても良いのですが、メダカは水草やコケにも卵を産みつけてしまうので、うまく産卵床から採卵出来ない事があります。
もし見た目を綺麗にしたいなら水上葉や睡蓮等あまり卵の植え付けがない水草を使うと良いでしょう!
メダカ水槽の作り方
因みに作り方はすごく簡単です!理由や詳しい説明込みで8ステップで解説します
① 好みの飼育容器にカルキ抜きした水を張る

トロ舟や衣類ケース、色は暗色系がおすすめです!(色上げ効果がある為)
前途しましたが水量が多いほど水質や水温は安定します。
水1Lに対してメダカ1匹が目安と言われてますが、初心者の方はメダカが増える事を想定し、水量が50〜60L位入る容器を選んだ方が飼育しやすいですよ。
勿論これより少なくても大丈夫ですが、夏や冬は色々対策が必要になります。
※これについては1L5匹で過密飼育も可能って言う人も居れば、2L1匹じゃないとって人もいます。
どっちの言ってる事もわかります。
実際1Lに対して5匹飼育は出来ます、した事もあります、ただし大きくなりません。
2L1匹位の方が増体もさせ易いけど、それは飼育スペースが十分ある方の意見な気もします。
なのであくまで水1Lに対してメダカ1匹を目安としました。
②1日以上放置する

コレは屋外の水温を一定にする為に時間を置いてます。
もし別に観賞魚を飼育している水槽があるなら、その飼育水を少し混ぜておくとバクテリアや亜硝酸塩等の影響でグリーンウォーターになるのも早く、水質が落ち着きやすいです。
③ソーラポンプを設置します

ソーラポンプは外の太陽光で動くので電気代がかからなくて良いです。
因みに吐出口はエアーストーンで良いです。
フィルターを使っても最終的にグリーンウォーターになるとフィルターがすぐ緑のコケ類に覆われて効果を発揮しません。
ぶっちゃけ水面がこれだけ広いと、エアレーションしなくても水中にある程度溶存酸素量は確保できますが、エアレーションをするとしないではメダカの活性が違います。
冬場はなくても平気ですが、夏場はあった方がいいでしょう。
因みにソーラーポンプは夜になると自然と止まり、朝になるとまた動き始め夜間などの騒音にはなりません。日中稼働してても静かで良いです。
ソーラーエアーポンプには色々なタイプがあるのでお好みの物を探していいと思います!
④石で簡単なレイアウトを組む

コレは好みですが、僕はメダカと一緒にミナミヌマエビを飼育してます。
本来エビたちは水草や岩・流木を隠れ家にします。
ミナミヌマエビは放っておいても自然と爆殖しますが。水交換時、底面をポンプで吸い込んでると一緒に吸い出してしまう事があります。
心が痛むので、僕は隠れ家を儲ける事でエビの吸い込み事故を極力防いでいます。
また、掃除を楽にしたいので低床を敷きません。一応溶岩石等の多孔質の岩はバクテリアの住処にもなるので、低床を入れない代わりに入れて損はありません。
⑤赤玉土を入れる

赤玉土は簡単に言うとバクテリアの棲家みたいなものです。ソイルを入れるのと同様です。
一言で言えば、バクテリアが増えると水を綺麗にしてくれます。メダカの糞尿から出るアンモニアや硝酸塩と言った有害な物質を亜硝酸塩等に分解してくれます。
コレも低床を敷かない代わりに入れてます。
通水性を良くする為、鉢やネットに入れると良いですよ!
⑥好みで水草を入れる

量は好みです、水草を入れます。
水草を入れると、見た目が綺麗なだけでなく亜硝酸塩を吸収して水質浄化作用もあります。
オシャレなビオトープにしたいなら何種も水草を入れて良いと思いますが。
僕の場合、掃除をしやすいように低床を入れてません。
もし入れるなら水質浄化作用の高い、ウキクサ類がおすすめです!
例えば、ホテイアオイ、マツモ、アマゾンフロッグピットなんかは、かなり水質浄化作用が高く、ぐんぐん水をキレイにしてくれます。
ただし、この辺の根が長いタイプやマツモ等はメダカが産卵してしまいがちです。
ぶっちゃけ親メダカがいる水槽内で孵化しても食べられてしまうし、繁殖させたいなら人工産卵床に産みつけさせて隔離する方がベターです。
経験上あまり産みつけない種類としては、フィランサスフルイタンスや、オオサンショウモ。深さがあるなら睡蓮等がおすすめ
人工産卵床で繁殖させたいならこの辺を使ってみると良いでしょう。
⑦混泳生体を入れる
ここではおすすめ生体を3種紹介します!
因みに、ヒメタニシ、ミナミヌマエビ、ラムズホーンがイチオシです。
①ヒメタニシ
ヒメタニシは買っても良いし、どこの水路でもガサガサしたら手に入ります。
おすすめの理由は壁面のコケ掃除だけでなく、本来二枚貝が持つ濾過摂食という能力を持っており、
水中の植物プランクトンを濾過しながら食べてくれます。
つまりコケ取りと水質浄化の2つの効果を得る事が出来ます。
②ミナミヌマエビ
あとはミナミヌマエビがコケ取り生体としてはおすすめです。
ヤマトヌマエビと違い、小さくてコケ取り能力も低いです。
ただしヤマトヌマエビはメダカの卵を食べてしまいますが、ミナミヌマエビはメダカの卵を食べたりしません。
更にメダカの卵についた水カビ等も食べてくれるので、メダカと相性が良いです。
一緒に水槽内で繁殖するのでベストパートナーです。
③ ラムズホーン
これは好き嫌いありますが、ラムズホーンも個人的にはおすすめです。
メダカの残餌掃除もするし、雌雄同体で2匹居れば無限に繁殖します。
大きいメダカは産まれたばかりのラムズホーンを食べてるっぽく不思議と一定数より増えすぎません。
ある意味メダカの動物植生タンパク質になっているのかと思います。
⑧水温合わせしたメダカを入れる

最後にメダカを入れて完成です!
後はお好みで手を加えると良いでしょう。
水温と水質は十分合わせてから入れましょう。
特に、寒暖差が激しい時期や、真新しい水は温度差・pHショックが起こりやすいので注意してください。
気をつける事3選!

最後にメダカを屋外飼育する上で気をつける事は沢山ありますが特に気をつける事を3つ紹介します!
①真夏と真冬は無理なら室内避難する
真夏や真冬は地域によっては屋外飼育が難しい場合があります。
僕のベランダなんかは真夏は直射日光が強く水温も35℃を超えます。冬場は薄く氷が張る事もあります。
その為、冬場は室内に引っ越ししたりします。
夏場はすだれをしたり直射日光をガードしたり環境に応じて対策した方が良いでしょう。
②外敵対策!
もう一つは、マンションならトンボや鳥、庭付きの家なら猫や動物に狙われる事があります。
蓋やすだれを使用して物理的にガードする必要があります。
僕が住んでる所は決して田舎じゃないんですが、言うとバレますが、関西では黒羽とんぼ、関東ではオニヤンマかギンヤンマのヤゴが毎年の様に入ってます。
その為水草やセットは極力シンプルにして夏から秋は蓋とすだれを使用してます。
③大雨、大雪
僕はマンションなんで大雨でも容器の水が増水する事はありませんが、屋上や庭で飼育する場合は増水対策は必要でしょう。
トロ舟や衣類ケースでは溢れてしてしまう事があるので加工して排水できる様するか、蓋を儲ける、屋根のあるところで作る必要があるでしょう。
他にも細かく言えば殺虫剤を使わないとか、言い出せばきりがないので省いてますが主に上記の3つには気をつけましょう!
まとめ

最後になりますが、メダカの大半は上見を楽しむ種類が多く、メダカは地域や季節にもよりますが。基本春〜秋にかけては屋外が最も飼育に適していています。
水量が少ないと真夏と真冬は特に難しいです。
僕が極力シンプルにって言ったのは拘れば拘るほど蓋が出来なかったり、掃除が大変になったりする為です。
今回は初心者向けに大きな陽気で飼育する水槽の作り方とメリットを紹介しましたが、選別繁殖向けの小さな隔離水槽での飼育方法も紹介しています是非コチラも興味があればお読みください!
www.tanagogo.work
この記事を動画で見たい方は!
今回紹介した記事の内容はYoutubeでも紹介しています!動画の方が動きも見えるのでおすすめです!是非興味のある方はご覧ください!
www.youtube.com
▼因みにコチラの動画では作成後半年の様子やグリーンウォーターの対処法について紹介してます!
www.youtube.com