たなごGo!

初心者向けアクアリウム情報を配信してます!

 本サイトはプロモーションが含まれています

カマツカの飼育方法!大きさ・餌・混泳について日淡水槽の低床掃除係


こんにちわ!かつやんです!

見た目が可愛い日本淡水魚の低床掃除屋さん『カマツカ』の飼育方法を紹介します!

カマツカは北海道・沖縄と東北の一部を除いた日本各地の河川に生息するコイ科の仲間です。

明瞭な斑模様が美しく、顔や動きもユニークで可愛い為日淡水槽の底ものとして人気の種です!

カマツカは温厚な性格をしており、混泳生体に悪さはしませんし、底に沈んだ魚の残餌も食べて低床掃除までしてくれるので日本淡水魚には非常におすすめな混泳魚です!

ただし水質の悪化や底砂の汚れに弱いく、飼育難易度は若干高めです。

今回はカマツカの飼育について特徴や大きさ、寿命、混泳できる魚、理想的な飼育環境など詳しく紹介していきます!


カマツカの特徴


 カマツカの特徴 ・学名 pseudogobio esocinus

・ 体長は全長20cm程の大きさになる。

・一対の髭が左右にある。

・吻部がやや長く愛くるしい表情。

・体色は茶色で黒い斑模様がある。

・食性は雑食で気性は穏やか。

・水温は5〜30°と幅広い。

・日本各地の河川に生息しています。

カマツカは多くの別名を持ち『スナホリ』『スナハミ』『スナムグリ』等、名前通り砂に潜ったり、底砂ごと吸い込んでエラから吐き出して低床の餌を摂食します。

よく『ツチフキ』とも間違われやすいのですが大きさ等で判別できます。

『カワギス』とも呼ばれ食べても美味しいお魚です。


カマツカの飼育方法・寿命・餌


【カマツカの飼育】

幅広い水温に対応できる!
日本の四季に応じた適応力が高く、水温の幅が5〜30°と幅広いのも特徴。

底面で生活するので、低床を砂にすると砂に潜ったり、砂毎食べて吐き出したりユニークな動きを見せてくれます。

また最大全長は20cm近くになりますので大きな水槽で飼育すると良いです。


【カマツカの寿命】


自然界での寿命は1~2年程と言われますが、
飼育下に於いては約4年程度となります。

水質悪化に弱い特徴があるので大きめの水槽で定期的に換水しながら育てると比較的長生きさせる事ができます。

【カマツカの餌】


カマツカは雑食で沈下性タブレットや人工飼料・冷凍アカムシ・ミジンコなど何でも食べます。

カマツカは雑食で混泳生体の残餌等も食べてくれますので特にカマツカ用に与える必要はありません。

ただ体が細長く痩せやすいのでこまめな給餌をすると良いとされてます。






カマツカの飼育水槽・底砂


【水槽は60cm以上が良い】 
カマツカは最大で20cm前後の大きさになります。※あくまで自然界に於いてです。

水槽では餌をしっかり与えて10〜15cm程度。
それでも大きい為水槽は極力大きい方が良いです。

また、水質悪化に弱いという特徴がありますので定期的に換水・底面掃除をする他、濾過は外部濾過等で水流を作ってあげると良い。

水槽が大きい方が水質が安定するので大きめの水槽をチョイスしましょう!


【底砂・水草】


自然界のスジシマドジョウは泥の中に潜って生息しているので、水槽の飼育に於いては細かく角の丸い田砂等を好みます。
※頻繁に潜ったりするので田砂の様な角のない丸い物が良い。

潜れる位の深さ約5cm程度敷きましょう。
■■ 田砂 ■■

また砂に潜る際に水草を飢えている場合は抜かれてしまう事が多々あります。
水草を設置する場合は活着出来るミクロソリウム等がおすすめです。



カマツカの性格・混泳相手


【カマツカの性格】
カマツカの性格は温厚で口が下向きについており他種の魚を襲う事はありません。

大きさの割に様々なタイプと混泳できる種類です。

飼育もしやすく低床掃除もしてくれるのでボックスメイトとしてかなり優秀です!

個人的に日淡と非常に相性が良いです。


【カマツカの混泳相手】


おすすめの混泳相手はタナゴ、オイカワ、カワムツ等の中〜大型の日本淡水と混泳がおすすめ。

同じ底面に生息するドジョウ類の底面清掃係と組み合わせて低床自動清掃システムを作るのも面白そうだと思います。

※現在挑戦中なので結果が出たら記事にしたいと思います。

▼▼ドジョウの種類はコチラの記事で紹介 ▼▼
www.tanagogo.work




カマツカとツチフキの違い

カマツカに良く似た種類でツチフキという種類が居ます。

外観は似てますが決定的な違いがあるので紹介します。

『カマツカ』と『ツチフキ』の違い
①最大全長の違い
カマツカは20cmを超えますが、ツチフキは10cm程度。

②背ビレの違い
カマツカは背鰭が尖ってますが、ツチフキは背鰭が丸い。

③吻部の違い
カマツカは吻部が長く、ツチフキは吻部が短い。

カマツカとツチフキの決定的な違いは全長です。
大型化しない方が良い方はツチフキを選ぶと良いかと思います。
■■ ツチフキ ■■





カマツカの繁殖は難しい


【自然界での繁殖】
産卵期は5月~6月の春型で、夜に産卵します
泥の中に直径1㎜程度の卵を産みつけます。
卵は1週間程で孵化します。

【飼育水槽での繁殖は難しい】
カマツカの繁殖は正直難しいと思います、低床を細かい砂質にする必要がありますし、万が一繁殖に成功しても家庭環境で複数飼育できる生体ではありません。難易度も高く増えても飼育できる環境でないなら無理な繁殖は進めません。




カマツカの入手方法


カマツカはアクアショップでは早々見かけません。
実際カマツカは鑑賞性が高く飼育するのは良いのですが、中々販売店がありません。

自然界でも捕獲出来ますが、生息地を探すのも困難です。
ネットショップで購入するのがベストです!



まとめ


カマツカはかわいい見た目と、水底に落ちた餌を掃除してくれる魚として淡水魚好きからは非常に人気があります。

大型化するので小型をご所望なら『ツチフキ』をおすすめします。

個人的にはカマツカは大きさも含め低床掃除係として優秀な生体だと思います。

今後長く飼育し、カマツカの魅力をより発信していきたいと思います!