こんにちは!かつやんです!
皆さんビーシュリンプの飼育は順調ですか!?
ビーシュリンプは良い飼育環境を作る事で次々に抱卵し、稚海老はすくすく育ちます!
今回はシュリンプの爆殖を狙う水槽の作り方を紹介します!
この立ち上げの一番のメリットは『濾過強化&沈澱層』を作る事で一度作れば長期に渡って良い水質環境を維持できるというものです!
今回の水槽立ち上げはYouTubeで有名な例の『実験水槽』さんを参考にアレンジを加えて作ってみました!
水槽を増設するので水槽の立ち上げを記事にして紹介したいと思います!
- 今回の水槽を作るメリット
- 水槽の立ち上げ・写真付きで詳しく解説!
- 水槽はハイタイプを用意!
- 水槽を水洗いし下部にクッションマットを貼る
- 水槽下部に沈澱層を作ります
- 鉢底ネット(園芸ネット)を敷く
- 底面濾過を設置する
- ポーラスボールを敷き詰める
- 底面フィルターの上に鉢底ネットを載せる
- ソイルを厚さ2cm程敷きます
- 再度ソイルを入れてバクテリアをサンドする
- ここまでの層を横から紹介
- 注水(エーハイム4in1・バクターワン)
- 注水完了
- スポンジフィルターも導入
- 完成
- 水草・パイロットフィッシュを導入
今回の水槽を作るメリット
冒頭でも説明しましたが、シュリンプを上手に飼育・繁殖させる秘訣は『良い飼育環境を作る事』です!今回紹介する立ち上げは、生物濾過を最大限に活かす濾過強化により良い水質が維持できます。
更に沈澱層を作る事でソイルの目詰まり等を防ぎ長期維持が出来る仕様になってます。
・ 水量も多く水質安定の水槽が作れる
・ 生物濾過を強化2種のろ材立ち上げ
・ 底面&スポンジフィルターで稚海老も安心
・ 沈澱層を作り目詰まり解消・長期維持
・ 使用ソイルやバクテリアも詳しく解説
水槽の立ち上げ・写真付きで詳しく解説!
それでは水槽の立ち上げ方を紹介します!
使用した水槽や機材・ソイルも紹介します!
細かな点まで詳しく解説していきますので是非ご覧ください!
水槽はハイタイプを用意!
水槽は必ず縦長のハイタイプを用意してください!
理由は水槽下部に沈澱層・濾過剤・ソイルを使用しソイル含め10cm程下部にスペースが必要になる点と、単純に水量が増す為水質が安定し易くなります!
水槽の高さが30cm程度では飼育スペースがなくなってしまう為、ハイタイプをおすすめします!
私は『コトブキ工芸 レグラスフラット F-3040』※横30縦40奥30を使用しました!
▼▼ コトブキ レグラスフラット F-3040 ▼▼
水槽を水洗いし下部にクッションマットを貼る
水槽は洗剤は使用せず水洗い、フレームレスのガラス水槽はクッションマットが必要になります。
あらかじめ底面に両面テープ等で貼り付けて置くとずれずに便利です。
水槽下部に沈澱層を作ります
最下部に『ここダメシート』を敷いて、沈澱層をつくります。
・ 崩れたソイルや糞・餌の蓄積を防ぐ
・ 底面濾過が目詰まりしにくい
・ リセット迄の期間が長くなる
・ ソイル内の嫌気性バクテリア発生を防ぐ
ここダメシートは水槽幅にカット加工!
『ここダメシート』は商品名で、猫よけマットや猫よけシート等の名前で100均でもおいてます。
『ここダメシート』は元が四角形で加工しやすいので個人的におすすめです。
amazon等のECサイトで購入できます。
▼▼ ここダメシート ▼▼
カミハタバイオボールを一面に敷き詰めます
カミハタ バイオボールはプラスチック製のろ材で、表面にバクテリアを繁殖させて硝化作業をさせる働きがあります。
・プラスチックの為構造劣化しにくい
・軽い&水中に沈む
・コスパが良く数が多い
・目詰まりしにくいので嫌気性バクテリアが発生しにくい
▼▼ カミハタ バイオボール ▼▼
鉢底ネット(園芸ネット)を敷く
鉢底ネットは通水性も良いので水の循環もしっかりできます。
次に底面フィルターと別のろ材を入れるのですが、カミハタバイオボールとの間に鉢底ネットを敷いて平面にします。
鉢底ネットだけだと耐久性が弱く崩れるリスクがあるので少し加工する必要があります。
鉢底ネットを加工!強度を高める
以前鉢底ネットだけを入れて作成した際、ソイルやろ材の重さで型崩れした経験があったので、今回は100均で売っているワイヤーラティスを使用して強度を高めました!
水槽サイズにカットして結束バンドでくっつけただけです!
※全部で2枚使うので、同様のものを2つ作ります。
作成のポイントは、大きさを極力水槽の大きさジャストサイズで作る事です!
底面濾過を設置する
底面濾過はニッソー バイオフィルター30を使用
先程設置した鉢底ネットの上に水平になる様に設置します。
水槽壁面にピタッと付けせずに、4面全てにろ材を入れるスペースを空けておきます。
▼▼ ニッソー バイオフィルター30 ▼▼
ポーラスボールを敷き詰める
スドー ポーラスボールは、濾過バクテリアの素早い活着と活性をサポートするガラス系多孔質ろ材です。
汚れた飼育水を濾材内部に引き込み、濾過バクテリアによって有害なアンモニアを分解し生物ろ過が速やかに実現します!
・ 丸い形状でろ材の方が収まりが良い
・ 多少大小があり使いやすい
・ 余っても上部濾過や壁掛け濾過に使える
・ リセット後もバクテリアが住み着いたものを使いまわせる
【設置のポイント】
①なるべく水平に敷く事です。
※多少個体差で大小あるので平面に慣らす事が出来ます。
②周りを高く中央を低く設置します。
私はガラス面には3段中央が2段、底面濾過の上は1段程度にしてます。
※経験上中央が高いとソイルの重さで両サイドから崩れるので極力4面の高さを揃えましょう!
底面濾過は30cm用・ポーラスボールは3袋
底面濾過は『ニッソー バイオフィルター30』
ろ材は『スドー ポーラスボール』を3袋使用しました。
底面フィルターやろ材の種類は変えても問題ありませんが、一応使用した種類と量を紹介しておきます!
私はポーラスボール2袋で用意してましたが足りなくなって途中で1袋買い足しました。
▼▼ スドー ポーラスボール ▼▼
底面フィルターの上に鉢底ネットを載せる
もう一枚の鉢底ネットを載せます。
この上にはソイルを敷きますので大きさは水槽の内寸ピッタリに作りましょう!
因みに底面フィルターのパイプを通す為コチラの鉢底ネットは加工が必要です。
鉢底ネットの加工②底面フィルター用の穴をあける
①加工した鉢底ネットに穴を開けますまずは少し大きめの穴を開けて底面濾過のパイプを通します。
※底面濾過はパイプの根本が太くなっているのでパイプだけの太さしか穴を開けないと、鉢底ネットを水平に落とす事が出来ません!
②パイプの太さに合わせたネットを上に設置
次に上からパイプの大きさに合わせたネットを上から被せます。
【ポイント1.パイプの太さに切る】
このネットはパイプの太さジャストフィットで作ってください。
※穴が大きいとソイルがこぼれ落ちてしまいます
【ポイント2.少し大きめにカット】
このネットは少し大きめにカットしておきます、パイプの太さまでしか落ちないので根本の部分で多少湾曲します。
大きめに切っておくと、湾曲してもソイルの重さでパイプ穴からソイルがこぼれ落ちるのを防止出来ます。
ソイルを厚さ2cm程敷きます
まずはソイルを2cm程敷きます。
理由は中間にバクテリアを挟みソイルでサンドする為です。
因みにソイルは吸着系や栄養系は好みで選んでくれて良いかと思います。
私は多少時間がかかる事は承知の上で栄養系ソイルをお勧めします!
近くにADA取り扱いアクアショップがあるならアマゾニアソイル、無ければマスターソイルネクストがおすすめです。
ソイルにはノーマル・パウダー等粒の大きさがそれぞれ違いますが、底鉢ネットからこぼれない様に大きさはノーマルを推奨します。
▼▼ マスターソイル ネクスト ▼▼
ソイルの間にバクテリアを敷く
普段はADAのバクター100を使用してますが、以前大阪ローキーズネオで購入した『水質安定剤Z』が良かったので今回はこちらを使用してみます。
中身なんやねんって感じですが、一度使ったら活性がよく水質も安定しましたので今回も使用します。
バクテリアをふりかけついでにろ材を少量一緒に忍ばせておくとバクテリアが住み着き効果も高まります。
▼▼ スーパーバクテリア ▼▼
再度ソイルを入れてバクテリアをサンドする
最後にバクテリアの上からソイルを3cm程足して完成です!
この後は注水をしていきます。
※僕は飼育途中で足しソイルしたりするので最初はこれ位の量にしています。
ここまでの層を横から紹介
横から見るとこの様な層になっています。
・ソイル (マスターソイル プロ)
・バクテリア(活性炭z)
・ソイル (マスターソイル プロ)
・鉢底ネット
・スドー ポーラスボール
・ニッソー バイオフィルター
・鉢底ネット
・カミハタバイオボール
・ここダメシート
▼下
注水(エーハイム4in1・バクターワン)
水を注水します。注水時ソイルやろ材にもしっかり入り込むので、水はバケツにエーハイムとバクターワンを混ぜた物を注水していきます。
▼▼ エーハイム4in1 ▼▼
カルキ抜き・重金属無害化・濁り除去・生体への負担を無くす効果があります。
▼▼ バクター ワン ▼▼
7種の微生物が入っており、早期立ち上げ・微生物の活性化・糞尿の分解・生体の免疫や成長促進効果があります。
注水完了
水を入れた直後の様子です。
外観は最初は半透明ですが、この後1週間ほど濁りが増し、1ヶ月程度でバクテリアにより透き通った水になります。
飼育水はヒーターがあるなら最初は30℃程度の高温に保つと立ち上げは早くなります。
夏場ならヒーターは不要、冬場はヒーター無しでも問題ありませんがエアコン管理で3ヶ月程要します。
立ち上げ後3日位は照明もつけっぱなしで微生物の安定化をさせます。
スポンジフィルターも導入
サブの濾過はスポンジフィルターがおすすめ
スポンジにバクテリアも住み着くので、立ち上げ直後から一緒に入れておきましょう!
▼▼ スポンジフィルター・ツイン ▼▼
スポンジフィルター使用時はギュッとスポンジを水中で握って水を吸水させて使用します。
完成
こちらでとりあえず準備は完成です。
この後バクテリアが落ち着くまで3ヶ月ほど時間を要します。
飼育水が白濁りしますので、この間水草やパイロットフィッシュを入れて飼育水を作っていきます。
水草・パイロットフィッシュを導入
立ち上げ2.3週間経ったら徐々に水草・パイロットフィッシュを入れていきます。
パイロットフィッシュは水槽に付着した苔を食べ、その糞の栄養を水草が吸収し、残った残骸をバクテリアが食べ繁殖するという好循環が起こります。
水草はブセファランドラ、パイロットフィッシュはヤマトヌマエビ・サイアミーズホックス等がおススメです!
このブログではアクアリウム関係の情報を提供しています!
よろしければ是非読者になっていただけると幸いです!