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ビーシュリンプ抱卵から孵化までの期間は?無事孵化させる対策も紹介


こんにちわ!かつやんです!
ビーシュリンプを飼育しているとお腹に卵を抱えた抱卵個体を見る事があります。

シュリンプは抱卵してから孵化するまでにどれ位の期間がかかるかご存知ですか?
おおよそ平均1ヶ月かかるのですが、実は飼育水温によって結構な差が生じます。

この記事ではシュリンプの抱卵後から孵化までの期間の算出の仕方、無事孵化させるにはどうするべきか?隔離のメリット・デメリット、抱卵させる為のコツ等、自分の経験を元に抱卵後の対策を紹介して行きたいと思います!


ビーシュリンプが孵化するまでの日数

ビーシュリンプが抱卵してから孵化するまでの日数は季節(水温)に大きく左右されます。
目安になる日数を出すには下記の公式を使います。

600÷(水温)=孵化までの日数

仮に水温が20°だった場合は
600÷20(水温)=30(日数)
経験上この日数でほぼ孵化してきます。

単純に春から秋は水温も高く比較的4週間を目安に産まれます。
逆に冬場はヒーターを入れないで飼育した所45日程かかりました。
季節により最大20日前後変動します。





卵の色でも抱卵の期間がわかる


シュリンプがいつ抱卵したかわからない場合は、卵の色でもおおよそ抱卵後どれ位か判断が出来ます。
但しこれはビーシュリンプやチェリー、シャドー等種類によって多少違いが出ます。

小さいですがよーく観察すると孵化直前は目が見えたり卵が半透明になり中の様子が伺えます。


ビーシュリンプの卵の様子


【レッドビーシュリンプの場合】
抱卵直後→黒に近い茶
1週間目→焦げ茶
2週間目→茶色
3週間目→赤茶
4週間目→赤色で卵に目が見える
※ブラックビーの場合は赤くなる所が黒色に変化します。



シャドーシュリンプの卵の様子


【シャドーシュリンプの場合】

抱卵直後→黄土色
1週間目→焦げ茶
2週間目→黒系は黒茶、赤系は赤茶
3週間目→卵の周りが透明に
4週間目→黒系は黒、赤系は赤

※シャドー・ピント・ギャラクシー等が同じ変化になります。


ターコイズシュリンプの卵の様子


【ターコイズシュリンプの場合】

抱卵直後→黄土色
1週間目→焦げ茶
2週間目→黒・青系は黒茶、赤系は赤茶
3週間目→卵の周りが透明に
4週間目→黒は黒、赤は赤、青は青

ターコイズシュリンプはシャドーとヘテロから産まれるのでターコイズシュリンプからはターコイズ以外に赤や黒のシャドー柄も出ます。
赤系は赤くなりますし、ターコイズの卵は直前は青くなります。
抱卵後2.3週で産まれてくる子供の色がわかります。

チェリーシュリンプの卵の様子

【チェリーシュリンプの場合】

抱卵直後→濃い黄色
1週間目→黄色
2週間目→半透明の黄
3週間目→ほぼ無色の卵
4週間目→卵に目が見える

※チェリー・ルリー・黄金・極火等が同じ変化になります。
最初は真っ黄色ですが徐々に無色になります。
ビーやシャドーと違いハッチアウト直後はほぼ透明で、成長と共に色が出てきます。







ビーシュリンプが抱卵したら

まずは水槽内の環境を確認しましょう!

ここでのポイントは『この水槽内で稚海老が産まれても問題ないか?』です。

初心者にありがちなのは、親海老は生きていけるけど稚海老が生きていけない環境等になっている事が多いです。

下記にポイントをまとめるので全て該当するかチェックしましょう!

・稚海老が吸い込まれる濾過や吸水口が無い
・稚海老を捕食する混泳生体がいない
・水槽内に強い水流がない
・稚海老の隠れ家になる水草がある

▲▲まずは上記は最低限です。
これが出来ていないならすぐにでも抱卵個体を隔離した方が良いでしょう!

▼▼他にも細かなポイントは多く、下記の点も考慮すると良い。

・立ち上げ3ヶ月以上の水槽である
・稚海老の餌となる植物性バクテリアが豊富
・親エビ以外のシュリンプが30匹以下

立ち上げ後3ヶ月経っているかどうかは稚海老と非常に関係性が深く、立ち上げ後3ヶ月以上の水槽は水質変化が起こりづらく稚海老の飼育に適しています。もし他に適した水槽があるなら移した方が良いでしょう。



抱卵個体は隔離した方が良い


賛否両論あると思いますが、個人的には抱卵個体は隔離した方が良いと思います。

ビーシュリンプの抱卵個体を水槽で見つけたが数日後見つからなくなってしまったなんて事ありませんか??

隠れているのか?脱卵してしまったのか?
☆になってしまったのか謎ですよね。

しかし抱卵個体を隔離しておくと観察も容易になります。

産卵飼育ケースは稚エビに最適
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隔離のメリット・デメリット


隔離するメリットは観察のし易さ
抱卵後から孵化するまでの状態も観察できます。

孵化した場合にも稚海老は極力水流が弱めで隠れ家(モス等)がある環境が好ましく、外敵の少ない適した飼育環境を作りやすいのもメリットの一つです。

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デメリットは環境変化
ビーシュリンプの抱卵個体はデリケートな為極力水質の変化や環境の変化によるストレスに弱いです。

水槽を変える場合には必ずお互いの水質・水温が同等になる様に調整しましょう!
極力飼育水を変えずに隔離できる産卵ケースや隔離BOXと言ったアイテムがおすすめです。
立ち上げ後3ヶ月以上の水槽の方が水質が安定しやすく稚海老には適しています。

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抱卵個体の隔離には産卵ケースが最適


抱卵個体の隔離には産卵ケースが最適です。

外敵や水流等の外部的要因を全てクリア出来る点と、水質変化無しで隔離できる点がメリットと言えます。
親海老が稚エビを襲う事は無い為安心して隔離出来ます。

▼コチラのサテライトボックスは真ん中で2つに分ける事が出来るので種類違いやグレード違いでも隔離出来てオススメです。



シュリンプが抱卵しない場合


最も有効な手段は飼育数を増やす事です。

ビーシュリンプがなかなか抱卵しない場合は、雌を少し多めにして100匹程投入してみて下さい。

ビーシュリンプはおおよそ100匹もいると常に水槽内には5〜6匹程ほど抱卵している個体を見つけられます。

逆に20匹程では3ヶ月に1〜2匹程しか抱卵個体には出会えません。




抱卵個体がいる水槽には水草を


抱卵した個体はデリケートで常に隠れています。
また水槽内で孵化した場合にも稚海老は常に水草の中で隠れて成長します。

葉が細かく柔らかい物を好き好む傾向があります。


 おすすめ ・ ウィローモス
・ ウォーターフェザー

水草は隠れ家としてだけでなく、植物性プランクトンを発生させ稚海老達のエサにもなります。

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まとめ


今回はビーシュリンプ抱卵から孵化までの期間や無事孵化させる対策を紹介しました!

ビーシュリンプはしっかりと水質と水槽内の環境を整える事で確実に増加傾向に傾ける事が出来ます。

もしシュリンプが上手く成長しない場合等は立ち上げから見直し、3カ月程かけてしっかり様子を見てみましょう!
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