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ミナミヌマエビの特徴や飼育方法・混泳・餌・繁殖を詳しく徹底解説!

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こんにちわ!かつやんです!

今回はかわいい水槽のお掃除係
『ミナミヌマエビ』の飼育方法を紹介します!

アクアリウムをやった人は必ず直面する苔問題、ミナミヌマエビはそんな苔を食べて水槽を綺麗にしてくれる素晴らしいエビさんです。

ツマツマせわしなく苔を食べるユニークな動きに魅了されるファンも多く
見た目が半透明の薄茶をしており色味があまりないのでレイアウトの邪魔をせず、日本淡水魚・熱帯魚水槽・水草アクアリウムと非常に活躍の幅が広い。

単体の苔取り能力は大したものではありませんが、ミナミヌマエビは水槽内で繁殖が出来る為数を増やす事で水槽内の苔を取ってくれます。
性格も温厚で、底に沈んだ魚の餌等も食べてくれるの非常におすすめな混泳生体です!

今回はミナミヌマエビについて外観の特徴、飼育方法、混泳相手、餌や繁殖方法など詳しく紹介していきます!


ミナミヌマエビの特徴

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 ミナミヌマエビの特徴 ・ 全長2cm〜3cmの小型のエビです。

・外観体色は半透明の茶褐色。

・8本の脚と小さなハサミが2つある。

・ツマツマと苔を掃除する姿がかわいい。

・雌は抱卵をする為比較的胴回りが太い。

・雄腹から尾にかけてシャープな印象がある。

・食性は雑食で気性は穏やか。
※ 混泳には最適のお魚。

・西日本や中国の小沼に生息しています。



ミナミヌマエビの飼育方法・寿命・餌

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【ミナミヌマエビの飼育】

ミナミヌマエビは水中の苔や微生物を食べています。手先のハサミをツマツマせわしなく動かして水草や流木・底砂から水槽の壁面の苔まで綺麗にしてくれるので、小型熱帯魚水槽の掃除役として重宝されています。


【ミナミヌマエビの寿命】

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ミナミヌマエビの寿命は自然界では1年
飼育下であれば2年程度となります。

しかし2年というのは外敵がいない環境で、
夏場などの水温も一定に保てている場合です。
体が小さい為高温や低温に弱いので飼育時は水温管理にも気を使いましょう。


【ミナミヌマエビの餌】

ミナミヌマエビは雑食性で苔や人工飼料、プランクトン、仲間の死骸、抜け殻何でも食べます。※生きている生物を襲うことはありません。

水が仕上がっていれば
(※バクテリアが定着し水質が保たれ、毛ミジンコ等が発生している状態。)
餌は自然に増えるコケや微生物を食べるので、水草があれば餌も不要です。

大きくしたかったり、殻を厚くさせたい場合等はレッドビーシュリンプの飼育に使うシュリンプのフードを与えると良い。



ミナミヌマエビの飼育水槽・底砂

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参照: 淡水魚写真図鑑

【おすすめの水槽】

ミナミヌマエビは小さい為、水槽の大きさは30〜60cmと幅広いサイズで飼育が可能!
飼育数は30cm水槽で20匹程、45cm水槽で40〜50匹を目安にすると良い。

過密フィルターの種類は底面、投げ込み式何でも大丈夫です。
上部フィルターは繁殖をする際にはスポンジの目の細かいものを吸水口に着けると良い。※稚エビが吸い込まれてしまう為。

【おすすめの底砂】

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底については水質に影響のあるサンゴ砂等はお勧めできません。

それ以外であればソイル、田砂、大磯砂と種類は問いませんが
水草との相性が良いソイル等がおススメです。

【おすすめの水草】

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水草は隠れ家や餌になる苔や微生物を発生させるために必須です。
特におすすめは下記の3種がおススメです。


● ウィローモス
ミナミヌマエビにとってモスは隠れ家にもなり餌にもなり相性最高です。
モスもエビが苔を取ってくれるのでキレイに美しく成長します。
流木や石に活着させれば成長する為、底石も問いません。

● マツモ
マツモは飼育しやすい水草の1種です。
簡単に成長し増えるので初心者向きです。
モス同様底石を選びませんのでお勧めです。

● アヌビアスナナ
流木や石に巻き付け活着させます。非常に飼育の簡単な水草で成長の速度が遅いのでトリミングはほぼ不要、黒ひげ苔が生えた場合にもエビが処理してくれるのでミナミヌマエビとの相性も良いです。


ミナミヌマエビの性格・混泳相手

【性格】

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ミナミヌマエビは温和な性格で、魚を襲うことはありません。
性格大人しく混泳に向いています。

体が小さいので普段は外敵から身を守るため水草に隠れています。
隠れ家になる水草をいれてあげると良いです。

【隠れ家は流木や石で】

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抱卵した際や身を守る為ににも隠れ家はあったほうが良いでしょう。
基本水草や流木の陰等隠れるところがあった方が生体にもストレスが少なく良いでしょう!


【混泳相手】

ミナミヌマエビは温厚な性格をしている為小さな魚との混泳に向いています。
逆に小さい為、肉食魚以外にも、10㎝を超える魚からは餌として捕食される場合があるので、混泳相手には注意が必要です。


◎ おすすめの混泳相手
メダカ、どじょう、ヤマトヌマエビ、タニシ、タナゴ(小型)がおすすめです。
同じタナゴでも大きい種類には食べられてしまうケースがあります。

◎ おすすめ熱帯魚の場合
ネオンテトラ、グッピー、プラティ、コリドラス、ビーシュリンプ等
小型種がおすすめです。


× 逆に捕食される可能性があるのは
金魚(大型)、オイカワ、カワムツ、カネヒラ、モツゴ、クサフグ、ベタ、オヤニラミ、ヨシノボリ、手長エビ、ザリガニ等は混泳には向きません。


【購入方法】

ミナミヌマエビは人気があるので
ペットショップやホームセンターでも大抵取り扱っています。

ペットショップでの相場は1匹50円前後です。

大きいロットで購入する場合(50や100匹)や
他に買うものがあって送料がかからない場合なら、好きなのを選ぶとかいうタイプでもないのでネットショップのが安くておすすめです。


ミナミヌマエビの飼育の注意点

【水温】

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ミナミヌマエビに適している水温は20度〜26度です。
低水温には強く、活動が鈍るる程度で越冬は容易です。
しかし夏の暑さに弱く、小さい水槽は特に1日に寒暖の差が激しくなると死んでしまう事があります。水温が30度を超えるようなら冷却ファンをいれましょう。


【水質】

ミナミヌマエビは同じ小型のレッドビーシュリンプやシャドーシュリンプの様な海老に比べれば数倍丈夫ではありますが、それでも水質や水温変化に敏感です。

導入時・水替え時は飼育水の温度・水質の変化で☆になってしまうケースがあります。
導入時はゆっくり時間をかけて水合わせをして、水替えの際は半分以上水を買えたりせず、3分の1を夏場は週に1回、冬場は2週に1回位交換しましょう。


【水草の農薬】

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基本海外の水草は美しく育てる為、害虫を寄せないように薄い農薬を使用しています。農薬処理をせず水槽に入れると魚は死なずとも特に小さいエビ類には非常に有毒な為ショック死する事があります。
充分注意が必要です。未処理の水草は『水草その前に』を必ず使いましょう。

ミナミヌマエビは色も多彩

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基本は薄茶色で半透明の体色をしてますが飼育環境や餌・個体差によって

焦茶・緑・黄土色など様々な色が出現する。
濃いもの同士を掛け合わせると黒に近い色もが出たり。

希少!白いミナミヌマエビ

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稀に500匹に1匹位の確率でアルビノでは無いが白い個体が産まれて来る事も。
※因みにこの白い個体と普通の個体からも白が数匹産まれたので現在掛け合わせて増やしてます。
目は黒いのでアルビノでは無いみたい。

ミナミヌマエビの成長・繁殖方法

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【自然界での繁殖】

産卵期は5月~7月の春型で、

自然界では水温が20度を超える時期に繁殖行動が行われます。
5.6月にガサガサをすると腹に卵を持った雌が取れる事があります。
抱卵後約1ヶ月で孵化します。

【飼育水槽での繁殖】

飼育水槽の水温が20度前後あると季節に関係なく抱卵します。
生後半年で2㎝程になるのでこの大きさであれば抱卵できます。

注意深く水槽を見ていると翌日急にお腹に卵を抱えていたりします。
因みに飼育下においては、600÷水温=孵化までの日数
という計算式があり、面白いほどにピタリと当たります。

一度に埋める卵の数は20~30程、
抱卵した後はハッチアウト後(卵から稚海老が出た後)3ヶ月程でまた抱卵出来る様になります。雄雌のペアがいると4.5ヶ月に1度抱卵を見る事が出来ます。

サテライトBOXやエビだけの水槽があると比較的簡単に増やす事が出来ます。

【成長と脱皮のメカニズム】

f:id:yumemiraitunagu:20200421042441j:plainミナミヌマエビは定期的に脱皮を繰り返し大きく成長します。
脱皮は月に1回位の頻度で行われており、抜け殻はカルシウム源としてエビ達が食べてしまいます。

体が大きくなった時意外にも水質や水温の変化を感じると脱皮をします。

因みに脱皮をした雌はフェロモンをだして雄を発情をさせるので、人為的に水換えなどをして抱卵を促す事も出来ます。



ミナミヌマエビの入手方法

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【分布】

西日本の河川や沼地に分布しているエビの仲間です。
台湾や中国にも生息していますが関東、東北には自然分布していません。
水草や流木など隠れる場所が多く、流れが穏やかな用水路などに生息します。

【捕まえるなら】

水草が繁茂する沼池や支流の用水路、湖畔の船着場の止水域を好んで生息します。
網でガサガサしたりおさかなキラーでミナミヌマエビを捕まえる事ができます。
おさかなキラーは使っていい場所といけない場所があるので地域のルールに沿って使用しましょう!


まとめ

かわいい水槽のお掃除係ミナミヌマエビ。
アクアリウムをやった人は必ず直面する苔問題
ミナミヌマエビはそんな苔を食べてくれるし見た目もかわいいので多くのファンがます。
タナゴなどの和風のレイアウトにも熱帯魚の水草水槽にもよく合います!

私もはじめは掃除係として購入したのですが、どんどん抱卵したり繁殖をしてくれるのでサテライトボックスを買ったりいろいろしてるうちにハマってしまいました。(笑)

興味のある方は是非挑戦してみてください!



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