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冬場のシュリンプ上手な抱卵のさせ方ギャラクシーフィッシュボーン編

こんにちわ!かつやんです!

冬ってイメージ的に新たな生命が誕生する印象は少ないですよね?
でも大丈夫!シュリンプは20度以上の水温があれば年中抱卵孵化をさせることが出来ます!

『今回は冬場のシュリンプの上手な抱卵・孵化のさせ方』についてお話します!

この記事を読むメリットとしては

・冬場でも抱卵・孵化させる方法を紹介!
・ヒーターや暖房が必要かどうか?
・春〜秋の抱卵との違いについて
・冬場の餌や稚海老の飼育について
実際の経験談と写真を併せて紹介します!



冬場でもシュリンプは抱卵・孵化する?

まず結論から言いますと、冬場でも抱卵・孵化します!
冬場と言っても地域、ヒーターの有無では飼育水温も変わると思います。

正確に言うなら『約20°以上の飼育環境』であれば問題なく抱卵します。
抱卵するかしないかは季節より水温が重要です。

抱卵の際の卵の数等も季節は関係ありません。種類にもよりますがおおよそ20個程こんもり卵を持ちます。

因みにコレはギャラクシーシュリンプに限らず、レッドビーやシャドー・タイガーなど大抵の種類に当てはまります。
写真はこのギャラクシーフィッシュボーンを使用して紹介していきます




ヒーターや暖房は必要か?

ビーシュリンプやシャドー・ピント・クラウド等は改良品種ですが、もともとは熱帯の生物の為ヒーターは基本あったほうが飼育環境として適しています。

海老は温度変化に弱いので朝方水が冷え切って日中一気に上昇する様な環境は好みませんし、シュリンプに負担がかかります。
理想はヒーター又は冷・暖房を入れて一定の水温を保つと良い。

因みに日本でも南部の地域と北部の地域では同じ室内飼育でも水温に差が出ます。ヒーター無しで20℃を下回る水温の地域ではヒーター無しで繁殖させるのは難しいと言えます。


ヒーターを使うなら

実際ヒーターはピンキリです。
あまり安すぎるものはお勧めできませんし、温度設定が自由な物は値段が高いです。

基本特にメーカーなど気にする必要はありません。
水槽の大きさに対して探すのがベストです。

定温設定の物で問題ありません、こちらもおススメです。


ヒーター無しでも条件さえ合えば抱卵する

因みに私もしがないサラリーマンの為、常に部屋に冷暖房なんてかけれませんし、複数管理の水槽全てにヒーターは入れてません。

私はリビングに水槽があり、真冬は朝と夜だけ暖房をつけます。
それでも水槽は常に18〜20°はあったのでヒーターや常時暖房無しでも抱卵できました!

昼や外出中は間接的な光が多少入る程度で常に暖房は入れてません。
それでもこの通り抱卵孵化します。




同じ水温をキープする事の方が重要

例えば北部で水温が常に10°以下になってしまうような環境の場合は確実にヒーターが必要です。

水温が10°以下では死んでしまうリスクが高くなるのと、室内の暖房のオンオフで水温が常に変動するのはリスクでしかありません

急な寒暖差は極力避け、同じ水温を常にキープ出来るのが理想的です。
直射日光の入る場所に水槽を置かない理由の一つにこれが当てはまります。




春〜秋と冬場の抱卵の違い

ヒーターを使用してる場合は季節による変化はありません。

ヒーターを使用せず水温が下がっている場合は抱卵してから孵化するまでの日数に差が出ます。

海老は抱卵してから孵化するまでの日数は
600÷水温=日数という式があります。


夏場は早いと3週間しないで産まれてきますが、冬場は5週間以上、倍近くかかる事もあります。
我が家のシュリンプの孵化までの日数と卵の変化をコチラの記事で紹介してます。
www.tanagogo.work




母エビにはシュリンプフードを

冬場はシュリンプも活性が落ちるので、母エビには栄養満点シュリンプフードを与えてしっかり栄養補給をさせましょう!

冬場は食いつきも良くないので、栄養バランスが良く集魚効果の見込めるシュリンプフードが良いでしょう。

産卵は非常に体力を消費します。種類によって雌は産卵後体力を使いきって☆になってしまう事があります、栄養を取らせる事は重要です




稚海老飼育については通常通り

孵化したてのブラックギャラクシーフィッシュボーンの稚海老の様子です。見えない位小さいです。笑

稚エビが冬場に弱いとかそういう事はありません、強いて言うなら稚海老については夏場の高温に気をつける、冬場は稚海老の餌になる植物性プランクトンに気をつける程度でok

冬場は親エビの腹の卵が全て孵化するのに2〜3日かかる事があるので、焦らず待ちましょう。

因みに稚海老は2ヶ月でこんな成長します

因みに比較写真ですが2ヶ月前に生まれたレッドピントの子供は約1センチ程に大きく成長しました。
産まれたばかりの稚エビを襲う様な事もないのでこのままサテライトBOXにいれてます。


稚エビの1ヵ月の成長の様子を細かくまとめています。
www.tanagogo.work


冬場はモス等の水草は多めにしとくと良い


産まれたばかりの稚エビはみんなこんな感じ。
これが先程の写真の大きさまで2ヶ月で成長するのです。

稚海老が成長する=脱皮する
何が言いたいかというと、稚海老はほぼ毎日脱皮を繰り返して成長します。
その為キチンと食事をとらないと脱皮不全で死んでしまう事があるのです。

経験上産まれてから2〜3週間はシュリンプフードに一切興味を持ちません。
その為モスや水草を多めにいれて苔についた植物性プランクトンを与えるように心がけましょう!


詳しい稚海老の飼育方法はコチラ
www.tanagogo.work



まとめ

今回の記事をまとめると、海老は水温が20°以上あれば季節に関係なく抱卵します。

水温が低すぎたり1日の寒暖差が大きいとエビに負担がかかります。寒い地域や本格的な飼育がしたい方は冬場のヒーターを使用した方が良いでしょう!

その他は孵化までにかかる日数や、親海老の餌やり稚海老の成長等他の季節に比べると多少変化がありますが然程気にする程でもありません。

私の家はヒーター無し・人間のリズムで暖房のオンオフがありましたが。
水温は18〜20°を常にキープしてたので繁殖もしましたし冬場でもガンガン数は増えました!

水温変化に気を付ければシュリンプは繁殖できますよ~