こんにちわ!かつやんです!
美しい苔とり貝として人気の高いラムズホーンの仲間
【ブルーラムズホーン】の飼育や特徴について紹介します!
苔取り貝類の中で人気があるラムズホーンの仲間で青い色をしたラムズホーンがいるのはご存知ですか??
名前の由来は見た目通り『青い羊の角』
ラムズホーンと聞くと美しい赤やピンクの外観を持った印象が強いと思いますが、品種改良により青い外観をしたラムズホーンが此方のブルーラムズホーンです。
非常に美しくメダカや熱帯魚などの美しさを引き立てたり、赤やピンクと違い水草水槽でも主張しすぎず自然と馴染みます。
丈夫で幅広い環境下で飼育が出来るので初心者にも育て易い生体です。
繁殖においても2匹以上いると簡単に繁殖し増える事が出来ます。
この記事では飼育方法や繁殖・特徴について紹介したいと思います。
- ブルーラムズホーンの特徴!
- ブルーラムズホーンの飼育方法
- 繁殖について
- ラムズホーンの苔取り能力
- ラムズホーンのおすすめ混泳生体
- ラムズホーンの仲間
- より美しく育てる方法
- 飼育するメリット・デメリット
- ラムズホーンが増えすぎてしまったら
- 増えた時の対処法まとめ
- ブルーラムズホーンの購入方法
- まとめ
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ブルーラムズホーンの特徴!
もともとは東南アジアの熱帯に生息しているインドヒラマキガイという巻貝が原種で、品種改良により色を定着させ固定したものです。
ブルーの他にもレッドやピンクラムズホーンがおります。
本来は温暖な地域の貝の為、熱帯魚やレッドビーシュリンプとの相性が良いが、丈夫で幅広い水温にも対応出来る為大型魚以外とは一緒に飼育する事が出来ます。
美しい青色をしており主張しすぎない為、水草水槽に入れても馴染みますし、カラフルな熱帯魚やシュリンプの色を引き立てます。苔とり生体としても非常に人気がある貝です。
ブルーラムズホーンの飼育方法
飼育は非常に簡単です!
幅広い水質と水温でも飼育できる点と繁殖力が非常に高い為、丈夫で良く増えるのでアクアリウムビギナーの方でも簡単に飼育・繁殖を楽しめます。
ラムズホーンは弱酸性〜弱アルカリ性までの幅広い水質に適応、水温も5〜30℃と幅広い水温でも適応できる耐性があります。
ヒーターや濾過のタイプも選ばずボトルアクアリウムなどにも向いています。
ブルーラムズホーンの餌
雑食で何でも食べます
基本水槽内に生えたコケや藻を食べて生きられますし、生体(魚やエビ)を飼育している場合は底に落ちた残餌も食べます。
水草等は食べたりせず食害はありません、逆に水草に生えた苔等をキレイに処理してくれるので非常に有能です。
繁殖について
雄雌胴体で繁殖力は非常に強い
ラムズホーンなは雄雌といった性別がなく2匹いれば繁殖できます。
卵は水槽の壁面や流草や石などに産み付けます。ゼリーの様な形状で卵を守られており、約10日程で孵化します。
繁殖させたくない場合
繁殖させたくない場合は一匹だけで飼育
ラムズホーンの繁殖力は非常に高い為、水槽内で増え過ぎてしまうと稚貝や卵が壁面にビッチリついてしまい外観を損ねる原因になります。
放っておくと200〜300匹近く迄簡単に増えます。
2匹以上いるとあっという間に繁殖をするので注意が必要です、ボトルアクアリウムや各水槽に1匹づつ入れる様にしましょう!
稚貝が大きくならない場合
産まれた貝が小さいまま大きく育たない経験はありませんか?
これは水質に問題があり、弱酸性の水質では産卵はするものの稚貝が上手く育ちにくいことがあります。
青華石をを入れて水質をアルカリ性に傾けると良い。
また水中に溶け込んでいるカルシウムの量が不足していることも原因になり水槽内に牡蠣殻等の貝殻などを入れてカルシウム分を補うと良い。
ラムズホーンの苔取り能力
ラムズホーン【単体】の苔取り能力は正直高くありません。
色々なコケ取り貝に比べると能力は正直中程度です。
しかしラムズホーンは他の苔取り貝に比べ繁殖力が非常に強いです。
数がいれば苔取り能力最強のフネアマガイにも勝るという意味ではある意味最強の苔取り貝と言えます。
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ラムズホーンのおすすめ混泳生体
オススメ①シュリンプ類
お互い捕食する事も無く、シュリンプの食べ残しや死骸も全てラムズホーンが食べてくれる為、良い共存関係が産まれます。
シュリンプは水草やソイルの底床の掃除を得意としますし、ラムズホーンは壁面や岩等の苔掃除を得意とする為、貝と海老が両方いた方が水景を美しく保つ事が出来ます。
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オススメ②メダカ
メダカと混泳出来る生体は少ないですが、ラムズホーンは混泳に適したボックスメイトになります。
仮にヤマトヌマエビ等も親のメダカと混泳出来ますが、メダカの卵や稚魚は食べてしまう事があります。
その点ラムズホーンは卵や稚魚を襲う事はまずありませんのでメダカにも適しています。
ラムズホーンの仲間
ラムズホーンの仲間には、レッド・ピンク・ブルーラムズホーンといった種類がいます。
元はインドヒラマキガイから産まれたアルビノの突然変異により出来た個体を定着させたもので飼育方法や繁殖方法は全く同じです。
ブルーラムズホーン
青や水色の殻に紫の体
見ての通りどれも非常に美しい貝です、飼育している魚や水槽のレイアウトに合わせて選ぶとよりオシャレなアクアリウムになりそうですね!
色違いのラムズの混泳は避ける
ピンクやブルーのラムズホーン同士も一緒の水槽で飼育すると交配します。
この場合雑種のラムズホーンが産まれ、赤や青、ピンクの色素の落ちた元のインドヒラマキガイの様な色合いになるので、せっかく掛け合わせてつくった血統が交雑で元に戻ってしまいます。
美しさが損なわれてしまう為、色違い同士の交配はお勧めしません。
より美しく育てる方法
①選別する
これはメダカやビーシュリンプにも言える事ですが、色の綺麗なもの同士を選別する事。
この特性を利用する事で、殻が白い・色が濃い等個性の強い美しい貝が産まれやすくなります。
②栄養豊富な環境
ベランダで育てていたメダカの水槽グリーンウォーターの環境に入れていた個体は色が濃くなりました。
また、観賞魚の水槽に入れていた個体も凄く濃く大きくなります。
恐らく人工飼料&グリーンウォーターが色揚げの要因になるかと思われます。
飼育するメリット・デメリット
ラムズホーンのメリット
・ 繁殖力が強い
・ 苔の清掃能力が高い
・ 水草への食害がない
・ 見た目も美しい
・ 赤青ピンクと美しい種類がいる
・ パイロットフィッシュにも向いている
ラムズホーンのデメリット
・ 別の色通しの交配は良くない
圧倒的にメリットの方が多いです。
唯一デメリットは強すぎる繁殖力です。
複数匹水槽内に居ると無限に増えますので注意が必要です。
ラムズホーンが増えすぎてしまったら
ラムズホーンは外敵の居ない環境に放っておくと100以上は簡単に増えます。
私もレッドビーシュリンプと一緒に飼育している水槽で100匹近く増えた経験があります。
因みに飼育しているラムズホーンを河川に放流するのは絶対ダメです!
繁殖力も適応能力も高い為自然界に影響を及ぼす場合がありますのであらかじめご了承下さい。
では増えてしまった場合の対処法を紹介します。
その1【キラースネールを入れる】
生物兵器キラースネールを入れます。
同サイズ~小さい貝は捕食してくれる為、エビ水槽などで増えてしまった場合には有効です。
キラースネールは貝の中身だけ食べますが、貝殻だけ残りますので取り除く必要があります。
今度はスネールキラーが増えるのでは?って意見があるかと思いますが、
スネールキラーは雄雌異体の為、雄と雌がいないと繁殖できません。
同性の個体を水槽に複数入れても繁殖の心配が無いのです。
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その2【都度卵を取り除く】
手間にはなりますが、都度稚貝や卵を手作業で取り除く方法です
最も効果を上げるには、まずは親サイズを取り除いてしまえば卵が産まれる事はありません。
その後は稚貝が親サイズになる前に全て取り除いてしまえばOKです。
その3【欲しい人にあげる】
欲しい方に譲る・売ってしまうのもアリです。
飼育や苔取りとして人気がある為、育てたい方に譲ったり売る事も出来ます。
増えた時の対処法まとめ
増えてしまったら仕方ありませんが、卵を逐一取り除き各水槽に1匹ずつ入れて増やさないのが一番良いでしょう。
私はタナゴや観賞魚を飼育してる為、孵化した稚貝は8割近く捕食されてるので自然の摂理でそこまで大幅に増えませんでした。
ブルーラムズホーンの購入方法
ブルーラムズホーンは一度2.3匹買えば後はいくらでも増やせます!
ただ、レッドラムズホーンやピンクラムズホーンに比べると流通量は圧倒的に少ない為アクアショップでも早々見かけません。
最初は探す労力や手間を考えたらネットでポチッと購入してしまうのが良いでしょう!
まとめ
ラムズホーンは丈夫で美しく、その上苔取りまでしてくれて巻貝の中ではかなりお勧めです。
特にブルーラムズホーンは落ち着いた色合いをしておりそこまで主張しすぎないので他の生体を引き立ててくれますよ!
是非挑戦してみてはいかがでしょうか?
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