こんにちわ！かつやんです！
サザエの様なイガイガを持つカラフルなコケ取り貝『カラーサザエ石巻貝』の飼育方法について解説します！
個人的には苔取り貝の中でも最も美しい貝だと思います！
非常に美しい貝なので熱帯魚・淡水魚のタンクメイトに是非取り入れたいですね！イガイガのある巻貝は見た目も珍しいので数匹飼育してみてはどうでしょう？
今回は魅力たっぷりカラーサザエ石巻貝の飼育方法や生態や特徴、飼育の注意点等詳しく紹介したいと思います。
- カラーサザエ石巻貝の特徴！
- カラーサザエ石巻貝ってどんな貝？
- カラーサザエ石巻貝の飼育方法
- カラーサザエ石巻貝のコケ取り効果
- 同種のシマカノコ貝とどっちが良い？
- カラーサザエ石巻貝の繁殖について
- カラーサザエ石巻貝の飼育上の注意点
- サザエ石巻貝とカラーサザエ石巻貝
- 飼育するメリット・デメリット
- まとめ
カラーサザエ石巻貝の特徴！
カラーサザエ石巻貝ってどんな貝？
カラーサザエ石巻貝はカノコ貝科に分類される巻貝の一種です。
東南アジアや日本の南西諸島にも生息している淡水～汽水生の巻貝です。
名前に『石巻貝』という名前が入りますが、カノコ貝の仲間でイメージ的には石巻貝より『シマカノコ貝』に近い特徴が多くあります。
コケ掃除能力は高く、飼育水槽で勝手に繁殖しない点等も似ており外観もカラフルで非常に美しく人気のある貝です。
寿命が長かったり、熱帯魚～淡水魚水槽にも似合うので幅広いレイアウトが可能です。
カラーサザエ石巻貝の飼育方法
淡水で飼育が可能で水温も幅広い為、熱帯魚の他日本淡水魚とも相性が良い。
汽水の巻貝の中でも淡水と汽水の中間層に生息している為、水質や水温への適温能力が高い。飼育も通常の淡水で飼育できます。
日淡水・熱帯魚どちらの水槽でも活躍出来る万能型の巻貝です。
カラーサザエ石巻貝の餌
基本的に苔や魚の残餌を食すので、底床や水草・流木などがある状態なら気にする必要はない。
ただ、立ち上げ直後の水槽や石と砂だけの水槽では餓死してしまう事があるので、水草を入れたり、多少コケが生えた環境が好ましいと言えます。
カラーサザエ石巻貝の混泳相手
カラーサザエ石巻貝は幅広く混泳が出来ます。
別の生体を捕食したり襲う事はありません。
貝自体がカラフルなので単色の日本淡水魚などとは高相性で幅広い混泳が楽しめます。
混泳NG相性が悪い混泳魚
肉食性の強いテナガエビやスジエビ、貝食性の強い大型のフグには捕食のターゲットになる事があります、最大でも2.5cm程と小さい為。カワムツやオイカワ等の大型淡水魚にも注意が必要です。カラーサザエ石巻貝のコケ取り効果
サザエ石巻貝のコケ取り能力は高いです。
貝類はガラス面や石の掃除等が得意でつるつるした面を好んで移動しながら綺麗にコケ取りしてくれます。
カラーサザエ石巻貝も同様で、ツルツルした面の掃除が得意と言えます。雑食の為、コケの他にも残餌や魚の死骸なども食べてくれるので水槽の掃除屋さんとして非常に優秀です。
対してエビ類は水草や流木のコケ、ソイルの隙間の残餌取りが得意です。
その為苔対策にはヤマトヌマエビ＋巻貝が最強の組み合わせです。
同種のシマカノコ貝とどっちが良い？
基本的にシマカノコ貝とサザエ石巻貝の生態は似ていると伝えましたが、大きさ・苔取り能力・外観は別物です。
外観の好みや水槽の大きさ等を考えて選ぶと良いです。
また、苔取り能力の高い貝はコチラの記事でも紹介しています。
www.tanagogo.work
カラーサザエ石巻貝の繁殖について
カラーサザエ石巻貝は水槽内では繁殖出来ません。
理由は淡水の環境では成長できないからです。
カラーサザエ石巻貝は自然界では卵から孵化した幼生が海水で浮遊生活をして川に戻るという成長過程をたどる為、淡水の一般的な水槽内では繁殖できないのです。
これは汽水に生息する貝の大半に当てはまります。勝手に増えないという意味でメリットにもなりますが、繁殖できないという一つのデメリットとして覚えておきましょう。
貝を増やしたいならレッドラムズホーンやヒメタニシ等がおすすめです。
カラーサザエ石巻貝の飼育上の注意点
カラー石巻サザエ貝を飼育する上で注意するべき事があります。
以下の注意点には気をつけましょう。
飼育の際は必ず蓋を付ける事
サザエ石巻貝は脱走する事があります。
カノコ貝の仲間は元々水中より水際を好み、湿った所であれば生活できます。その為、水中を出て水槽の上面まで登り飛び出してしまう事もあり、飼育の際には蓋（フタ）をする必要があります。
サザエ石巻貝は夜行性の為、夜間に活発的に動き回り水槽外へ行ってしまうことがあります。
ガラスでも網でも蓋さえしておけばOK、蓋を持ち上げてまで脱走はしません。
水上でも半日位は生きていられるので万が一脱走しても発見が早ければ助かる事も。
ヒーターカバーは必須
ヒーターに焼かれて死んでしまう事例が多い。
ヒーターに張り付いている際、電源が入りそのまま焼かれてしまう事例が多い。
貝類を飼育する水槽ではヒーターカバーは必須です！
ひっくり返ると起き上がれない事がある
ひっくり返ったら起き上がれず死んでしまう事も
苔取り貝の大半に当てはまります。
水槽のガラス面や流木、水草に張り付いていたのが何らかの拍子に落下した際上下逆さまで着地すると自力で起き上がれない場合があります。
更に熱帯魚やエビなど混泳生物が多いとつつかれて死んでしまう事もあるので注意が必要です。対策としては見つけたら手で起こしてあげる等です。
サザエ石巻貝はの貝殻はトゲトゲした形状の為、完全に上下逆さまになる事は少ないでしょう。
サザエ石巻貝とカラーサザエ石巻貝
サザエ石巻貝には、『サザエ石巻貝』と、『カラーサザエ石巻貝』という貝がいます！
どちらも飼育方法は同様。
水槽をシンプルにシックにしたいならあまり目立たないサザエ石巻貝を、華やかにカラフルにしたいならカラーサザエ石巻貝を選ぶと良い。
飼育するメリット・デメリット
カラーサザエ石巻貝を飼育するにあたって
以下のメリット・デメリットがあります。
カラーサザエ石巻貝のメリット
・ 丈夫で水質や水温に強い。
・ 水槽内で繁殖しない。
・ 水草への食害がない。
・ ユニークな形がかわいい。
・ 熱帯魚と淡水魚両方と相性が良い。
・ 水槽が華やかになる。
サザエ石巻貝のデメリット
・ 水槽から脱出する事がある。
見ての通り圧倒的にメリットの方が多いです。
繁殖できないという点は人によってメリットでもデメリットでもあります。
デメリット以上にコケ取り能力も高くメリットの方が圧倒的に高い。
また、貝を繁殖させたい方には検討リストにレッドラムズホーンなどが挙げられますので、こちらの記事も宜しければご覧ください。
https://www.tanagogo.work/entry/snail-Redramshorn-20200421www.tanagogo.work
まとめ
カラーサザエ石巻貝は飼育が容易で、汽水貝の中でも『寿命が長い』『水温が幅広い』『混泳リストが多い』と、バランスが良くメリットがかなり高い。
また、最大の魅力は色鮮やかな外観です！
水槽内を鮮やかにしてくれるので重宝します。
熱帯魚・ビーシュリンプや日本淡水魚のタナゴ、金魚、メダカとも相性が良く活躍の幅が広い！
水槽のボックスメイトとして一度飼育してみてはいかがでしょうか？？
新たな魅力やコケ取り能力を実感できると思います。
