たなごGo!

初心者向けアクアリウム情報を配信してます!

 本サイトはプロモーションが含まれています

フネアマ貝の特徴や飼育方法!最強コケ取り貝!

こんにちわ!かつやんです!

今回は今回は最強のコケ取り貝と言われる
『フネアマ貝』の紹介をします。

水槽ガラス面に付いたコケ掃除をしてもらう目的で水槽に導入する巻貝達、フネアマ貝はコケ取り能力が非常に高くコケ取り貝の中で間違いなく断トツ1位の実力がある。

水質・水温にも強く、寿命も3年と長かったり、熱帯魚~淡水魚水槽にも似合う落ち着いた外観をしている為幅広い混泳やレイアウトが可能です。

今回はそんなフネアマ貝の飼育方法や生態や特徴、飼育の注意点等詳しく紹介したいと思います。


フネアマ貝の特徴!

 フネアマ貝の特徴 ・ 大きさ約2.5cm程

・アワビの様な外観の1枚貝

・水槽内で繁殖させることは難しい

・寿命は約3年程
 ※汽水であれば5年は生きるらしい!

・汽水性だが淡水でも飼育可

・雑食で苔や残餌を食べる

コケ取り能力は貝の中で最強!

・沖縄や東南アジアに生息する

フネアマ貝はフネアマ貝科に 分類される汽水貝の一種です。
東南アジアや日本の汽水域にも生息しています。

外観は、丸い傘上の1枚貝で他の貝とは一風変わった外観をしている。アワビの様な外観をしている為『淡水アワビ』や『タートルスネール』とも呼ばれている。

大きさは4cm程度で他の貝とは一風違った外観をしているのでかわいいですよ!
又他の汽水貝同様水槽内で繁殖すして増える事もない。





フネアマ貝の飼育方法


飼育できる環境や水質が弱酸性~弱アルカリ性を好み、水温は15℃~28℃位を好む為、熱帯魚だけでなく日本淡水魚とも相性が良い。

自然界では汽水に生息しているが、淡水の水質への適応能力は高い。
本来汽水の環境であれば5年も生きるが、水槽の完全な淡水での寿命は約3年。それでも苔取り貝の中では断トツに長い。

日本淡水槽にも熱帯魚水槽でも活躍出来、苔や藻の餌になるものさえあれば難しい事もなく飼育できる。

急な環境変化は苦手で水合わせにデリケートな為しっかりと水合わせをした方が良い。ポチャンと入れると死んでしまう事もある。


フネアマ貝に餌は必要?

特に気にしないでOKです。

基本的に苔や藻を食すので、底床や水草・流木などがある状態なら気にする必要はない。

ただ、立ち上げ直後の水槽や石と砂だけの水槽では餓死してしまう為、水草は必ずいれる必要があります。

屋外のコケだらけの環境に入れてもガンガン苔を食べてくれます。



フネアマ貝の混泳相手は?


フネアマ貝は幅広く混泳が出来ます。

フネアマ貝は、幅広い水質温度にも適応できますし、見た目も派手ではないので熱帯魚以外に、日本淡水魚水槽に入れても外観を損ないません。
肉食性の強いテナガエビやスジエビ、貝食性の強い大型のフグには捕食のターゲットになる事がありますので注意が必要です。



フネアマ貝はコケ取り能力最強

フネアマ貝のコケ取り能力は非常に高いです。

エビ類は水草や流木のコケ・ソイルの隙間の残餌取りが得意です。
対してフネアマ貝はガラス面の掃除等が得意でつるつるした面を好んで移動しながら綺麗にコケ取りしてくれます。
ガラス面以外も溶岩石など凸凹した石に生えたコケも綺麗に食べてくれます。

移動速度も速く、ブルドーザーの様に苔をバリバリ食べます。
フネアマ貝が通った後は苔がきれいになくなっており掃除屋さんとして非常に優秀です。

因みにヤマトヌマエビ+フネアマ貝がいれば苔に悩まされる事はありません。最強の組み合わせです。








フネアマ貝の繁殖について

フネアマ貝は水槽内では繁殖出来ません。

水槽ガラス面や石等に、黄色い卵を産み付けますが、
自然界では卵から孵化した幼生(ベリジャー幼生)が海水で浮遊生活をして川に戻るという成長過程をたどる為、淡水の一般的な水槽内では卵は産めても孵化できないのです。

これは汽水に生息する貝の大半に当てはまります。
勝手に増えないという意味でメリットにもなりますが、繁殖できないという一つのデメリットとして覚えておきましょう。



フネアマ貝は雄雌異体

苔取りの貝の多くは雌雄同体と言われていますが、フネアマ貝は雌雄異体です。
(同体=2匹以上いれば性別関係なしで増える事が出来る。)
(異体=雄・雌がいないと卵を産み増える事が出来ない。)


異体は珍しくフネアマ貝やキラースネール等

○異体のメリット
雄同士、雌同士の組み合わせなら卵を産まれずに複数個体を水槽に入れる事が出来る。



フネアマ貝の飼育上の注意点

張り付く力が非常に強い!

フネアマ貝は苔をガンガン食べるだけあって力が凄いです。
ガラス面に張り付いている状態で、水槽から取り出す等移動させるのは不可能です。

他の貝なら軽く引っ張る事で取れるのですが、フネアマ貝はガッツリ張り付く為引っ張ってもビクともしません。
無理に引き剥がそうとするとダメージを与えてしまいそのまま死んでしまう事があります。

ガラス面などに強く張り付いている状態から移動させる場合は左右に何回か揺すると身を守る為、張り付いた所を剥がし徐々に殻の中に入っていくので取る事が出来ます。

移動する際はソイルや砂の上を歩いてる所を捕まえるのが良いでしょう。



飼育するメリット・デメリット

フネアマ貝を飼育するにあたって、かなり良い面しか目に付きませんが、水槽によっては向かない環境もあるのです。

フネアマ貝のメリット

・ 苔の清掃能力が高い。
  ※苔取り能力最強です。
・ 丈夫で水質や水温に強い。
・ 水槽内で繁殖しない。
・ ユニークな形がかわいい。
・ 寿命が3年と非常に長い。
・ 熱帯魚と淡水魚両方と相性が良い。

フネアマ貝のデメリット

・ 飼育下では繁殖できない。
・ 無理にはがそうとすると死んでしまう。
・ パールグラスや水草は抜かれてしまう。


見ての通り圧倒的にメリットの方が多いです、繁殖できないという点は人によってメリットでもデメリットでもあります。

圧倒的に苔取り能力が優れている為知っている方は好き好んで導入します。

しかし、力が強くソイルや砂の中に潜る習性があるので、植えたばかりの水草が抜かれてしまう事があります。
又パールグラス等を敷いている場合は掘り返されて根っこが飛び出したりするのであまりお勧めできない。



まとめ

フネアマ貝は水質に対する適応能力が高く非常に丈夫な貝です。

コケ対策においては、貝の中で最強クラスのコケ取り能力があり水槽内に生えたコケを移動しながらよく食べてくれます。

本来60cm水槽等の大きさの場合苔取り貝は5~10匹程入れますが、

フネアマ貝1匹と多種の巻貝を1匹入れておけば増えず、卵問題にも悩まされず事足ります。

又、雄雌異体の特徴を活かして同性同士を3匹程入れれば卵も産まれず最強の自動苔取り環境が出来ます。

外観は熱帯魚の水槽は勿論、ビーシュリンプや日本淡水魚のタナゴ、金魚、メダカとも相性が良く活躍の幅が広い!

水槽のボックスメイトとして一度飼育してみてはいかがでしょうか??
コケ問題から解放される事違いなしです!