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石巻貝はコケとり能力No.1! 飼育方法や特徴・繁殖等詳しく解説!

こんにちわ!かつやんです!
今回は苔取り貝として優秀でコスパの良い石巻貝の紹介をします!

石巻貝といえば苔とり貝の中でも上位に入るコケとり能力を持ちながら1匹50円前後と苔取り貝の中でも超コスパの良い生体です。

日本の汽水域に生息している為、日本の気候にも耐性があり屋内外問わず飼育できるメリットがあります。コスパが良くメダカ水槽等に導入したい生体ですね!

石巻貝は黒みの強い焦茶色をしており、良い意味で地味な外観をしているので熱帯魚や水草水槽の外観も崩しませんし、日本淡水魚など清涼感ある和のレイアウトにも向いています。

素晴らしい要素を兼ね揃えた石巻貝ですが、繁殖はしないものの水槽内に卵を産みつけたり、寿命が短い等のデメリットもあります。
※捉え方次第では勝手に増えないとメリットと捉える事も出来ます。

今回はそんな石巻貝の特徴や飼育方法や卵対策・飼育のメリット・デメリットについて紹介したいと思います。


石巻貝の特徴

 石巻貝の特徴 ・ 全長最大で3cm程。

・貝殻は半球形のヘルメットの様な形。

・ひっくり返ると起き上がれない。

・水槽内で繁殖させることは出来ない。

・寿命は1年程

・丈夫で水質や水温に強い。

・食性は雑食で苔や残餌を食べる。

・苔対策として巻貝の中で最高クラス。

・西太平洋沿岸(南日本)に生息。

石巻貝はアマオブネガイ科に 分類される巻貝の一種です。
西太平洋沿岸(南日本)に生息している淡水~汽水生の巻貝で、汽水域の貝の中でも最も淡水に強いです。


石巻貝の外観

石巻貝は黒みの強い焦茶色をしており、良い意味で地味な外観をしているので熱帯魚や水草水槽の外観も崩しませんし、日本淡水魚など清涼感ある和のレイアウトにも向いています。
丸みのある形状をしており、貝殻の巻き数は少なく3段程です。
殻頂部は古くなると白くなりボロボロと剥がれてしまう為あまり巻貝っぽくはないが個人的には剥がれた跡も味があっていいと思います。

レッドラムズホーンやシマカノコ貝の様な華やかさはないが、逆に目立たない分レイアウトの邪魔をせず日本淡水魚水槽にもよく似合います。


石巻貝の寿命は短い

石巻貝の寿命は約1年程度と言われてますが、正確な寿命はわかってません。

そもそもショップから購入した時生後どれ程なのかもわからないのでなんともいえませんが、僕の場合購入後1年前後で☆になる事が多いです。

他のフネアマガイやカバクチカノコガイに比べると半分程度と短い印象があります。
もちろんそれらのデメリットを補ってくれる位コケ取り能力は優秀です。




石巻貝の飼育方法

石巻貝は比較的安価で購入でき、繁殖もしない為導入している人も多い貝です。

もともと日本の淡水・汽水域に生息している為、比較的日本の水質や水温にも強く丈夫な貝です。

安価ではありますが、石巻貝は寿命が約1年程で増えることもないのでその点は事前に把握しておきましょう。

水質は中性~弱アルカリ性を好み、水温は10~28℃と幅広く日本淡水魚全般と相性が良いです。

石巻貝は川の流れのある比較的涼しい場所に生息していますので寒さには比較的耐性があると言えます。



石巻貝に餌は必要?

導入目的がコケの除去である様に、コケの生えた環境であれば問題なく飼育できます。
また他の生体と一緒なら餌の食べ残し等石巻貝の餌になるものが何らかの形で発生する為、気にしなくても問題ありません。


石巻貝の混泳相手は?

メダカやタナゴ等の小型生物と安心して飼育・混泳させることができます。
苔取り貝の中でも中型になる為比較的大きい日本淡水魚にも捕食される心配はありません。
因みに同じ苔とり貝で人気のあるラムズホーンは色鮮やかな熱帯魚や水草と一緒にいて栄える鮮やかな貝だとしたら、石巻貝は日本淡水魚と一緒にして栄えるタイプです。

キラースネールやアベニーパファー等は貝や海老が大好きなので小さいと捕食される可能性があるのでおすすめはできません。




石巻貝のコケ取り効果は凄い


石巻貝のコケ取り能力は巻貝の中でも優れており、コスパでいえば1.2位を争う優秀さです。

単純に苔取り能力だけならフネアマガイやカバクチカノコガイの方が優秀ですがこの2種は250〜400円するので、1匹あたり50円前後で買える石巻貝の方がコスパは優れています。

自然界では石等に強く活着した藻類などを 歯舌を使って削りとって食べてます。その為コケとりの能力はかなり優秀で壁についた茶ゴケやスポットゴケをどんどん綺麗にしてくれます。

雑食の為、コケの他にも残餌や魚の死骸なども食べてくれるので水槽の掃除屋さんとして非常に優秀。
コケとり用の貝として、ヒメタニシやレッドラムズホーンと並び人気の巻貝です。

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石巻貝の卵について

石巻貝は複数匹いると水槽内で卵を産みつけますが、淡水の飼育下では孵化する事はありません。

石巻貝は自然界では卵から幼生が孵化して海水で浮遊生活をするという成長過程をたどる為、淡水の水槽内では孵化できないのです。

卵は水槽の壁面や石の表面に産み付けられたまま残ります。強固な為人の手で掃除しないと剥がす事が出来ません。

勝手に増えないというメリットでもありますが、孵化する事のない卵を産みつけられるのデメリットでもあります。


繁殖する貝を選ぶなら

石巻貝は水槽内で繁殖できません、先々も繁殖をさせて増やし続けたいなら『ラムズホーン』や『ヒメタニシ』辺りがおすすめです。
他にもラビットスネールや、ホワイトウィザード等水槽内で繁殖できる貝類は居ますが、飼育が簡単でよく増えるのはラムズやタニシがおすすめです。

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石巻貝は水質の基準をチェックできる

石巻貝は水質が悪化したり合わないと殻にこもって動かなかったり砂に潜ったりします。

魚の尿や、水質悪化で酸性に傾きすぎると石巻貝はこういったサインを出すので、水換えの指標にしても良いです。


綺麗な模様の石巻貝


ここでちょこっと石巻貝の仲間の紹介です。
普通の石巻貝より少し模様がオシャレなカラー石巻貝という貝がいます!

石巻貝同様の飼育方法で飼育できます。
こちらも模様が和柄でかわいいんです!


石巻貝を飼育するメリット・デメリット

一度石巻貝を飼育するにあたってのメリット・デメリットを解説します。


石巻貝のメリット

・ 苔の清掃能力非常に高い。
・ 丈夫で水質や水温に強い。
・ 水槽内で繁殖しない。
・ 水草への食害がない。
・ 値段が安い。
・ 色合いが和のレイアウトに合う。
・ 水質の判断材料になる。

石巻貝のデメリット

・ 飼育下では繁殖できない。
・ 寿命が1年程度と短い。
・ ひっくり返ると自力で起き上がれない事がある。



見ての通り圧倒的にメリットの方が多いです、繁殖できないという点は人によってメリットでもデメリットでもあります。デメリット以上にコケ取り能力も高く値段もかなり安いのでメリットの方が圧倒的に高い。
また、検討リストにレッドラムズホーンなどが挙げられますので、こちらの記事も宜しければご覧ください。
https://www.tanagogo.work/entry/snail-Redramshorn-20200421www.tanagogo.work




まとめ


石巻貝は飼育が容易で安価な上、コケ取り効果はかなり期待出来ます。
それだけでも充分な魅力ともいえます。

デメリットは繁殖しない点と寿命が1年ほどって所ですね。

普通の石巻貝もカラー石巻貝も色合いが和風で日本淡水魚、タナゴ、金魚、メダカとは相性が良いですよ。

非常に安価な貝なので一度飼育してみてはいかがでしょうか??
新たな魅力やコケ取り能力を実感できると思います。