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キラースネールの繁殖方法!卵から孵化までの様子繁殖のコツを紹介!

こんにちは!かつやんです!
キラースネールを繁殖させる方法を紹介します!

キラースネールは貝食性の貝で水槽内で増えすぎてしまった貝を撃退するのに最強とされており重宝されています。

今回はキラースネールの繁殖方法や、卵の様子・孵化までの日数・条件など詳しく書いていきたいと思います!

キラースネールの繁殖を試みたい方は一度ご覧ください。



キラースネールは水槽内繁殖可能!


水槽内で飼育できる貝にも繁殖できるものとできないものが存在します。

繁殖不可能な貝は汽水域に生息する貝類等です。卵は産むものの汽水環境でないと孵化できない種類です。

キラースネールは水槽内で繁殖させる事が出来ます!
しかし、キラースネールはラムズホーンやアンモナイトスネールの様に簡単には繁殖できません。
その理由や方法を詳しく紹介します。



キラースネールを繁殖させるには


まずは水槽内にキラースネールを5〜6匹程入れておく事をおすすめします。

水槽で飼育できる貝の多くは雄雌同体という特徴がありますが、キラースネールは雄雌異体で雄雌の性別が別れています。

外観的にも雄・雌の違いはなく外観で区別する事はまず無理だと思います。

その為2〜3匹ではその組み合わせが全て雄又は雌の場合があります。
5〜6匹キラースネールが居れば高確率で雄雌が入るので、繁殖できる確率が高まります。


キラースネールの卵の様子


次にキラースネールの卵を紹介します。

ラムズホーン・アンモナイトスネール・ゴールデンアップルスネール等水槽内で繁殖できる貝の卵の形は全て違います。

キラースネールの卵は座布団の様な卵塊に一つ一つ卵が包まれています。



キラースネールが産卵しない時は…

キラースネールを飼育しているが半年以上経つが水槽内に卵が無い場合は
キラースネールの雄雌異体という特徴から、水槽内の個体が全て雄又は雌の可能性があります。

水槽内に雄雌がいないと産卵しない為さらに少し買い足しても良いかと思います。



卵は水草・岩・流木の局所的に産み付ける


ラムズホーンでいうと水槽の壁面やツルツルした所なら至る所に。
アンモナイトスネールなら水草や水槽フィルターの下等一か所に卵を20~30個産み付けます。
貝によって卵の産み付け方も卵の数も違います。

キラースネールは水草や岩などに卵を産み付けますが、ある一定の周辺に1個ずつ局所的に産み付けます。

この水槽だと前面(手前)の中央から右側にかけて産み付けています。

水槽全体に産み付けるというより局所的に産み付ける為、一個卵を見つけたら近辺に10〜20個程産み付けてるかもしれません。

比較的ガラス面等には産み付けた所は見た事がない為、ツルツルとした場所より流木や水草・岩など凹凸のある場所を好んで産み付ける様です。






キラースネールは孵化までの期間が長い

ラムズホーンやアンモナイトスネールはおおよそ7〜10日で孵化しますがキラースネールに於いては1ヶ月位かかる印象があります。

卵発見してから孵化するまで日数を数えていた事がありますが平均30日前後です。


何枚か写真で解説します。

産卵直後の卵の様子

四角い卵塊の中心に小さな点がポツンとあるだけの様子。


産卵後10日の様子

中央の卵が少しずつ大きくなって、まん丸から楕円形等少し変化しているのが判ります。


産卵後20日の様子

よくみると黄色い本体の部分と透明な殻の部分が明確に判る様になります。


産卵後25日の様子

この後数日で孵化して卵塊毎なくなりました。
水槽内の何処かに居ますが暫くは小さくて見えません。



孵化直後の稚貝はかなり小さい

産まれた直後はラムズホーンの稚貝と変わらないくらい小さいです。

形もほぼ分からない様な大きさです。


孵化後の1週間の稚貝の様子

他の貝と間違えないように別途飼育容器に付加直前の卵を写し様子を見ます。

少しキラースネールの形をしているのがなんとなくわかります。

ラムズホーンの様に強烈な色があるタイプではないのですがずっと観察していると触覚でなくキラースネール特有のゾウの鼻みたいな形が見えます。


キラースネールの孵化率は低い?

キラースネールの卵は孵化率が低いと聞きますが、私はあまりそう感じた事はありません。

私の飼育環境は下記の通りでしたが、8割りは孵化してるんじゃないかなと感じています。

・phは6.5ー7位で中性
・水温は25℃前後

原因は分かりませんが、経験上1.2割は卵のままずっと残ってたりするものも居ました。

他の要員も併せて思い当たる節を挙げると。
①ヤマトヌマエビの様な大きく雑食性の高い生体がいると食べられてしまう事がある。

②無精卵??中に核の無い卵がある。

これが正しいかはわかりませんが、上記の①で言うと同水槽にヤマトヌマエビが居た頃は日に日に卵が無くなっていたので多分ツマツマ攻撃で食べられたり、卵塊の中で突かれて卵が死んでしまっているのかな?と思います。

②は四角い座布団の様な卵塊に黄色い核となるものが無い卵塊が存在します。
中身の無い無精卵??四角い卵塊だけのものは暫く水槽内に残ってます。
これを見て孵化率が低いと言っているのかもしれません。




キラースネールの育て方

飼育自体は難しく無く非常に丈夫な生体です。
貝食生で貝類を捕食して食べます。
水槽内に繁殖しすぎた貝類は全て餌になるのでどんどん食べてくれます。
水温は20〜26℃。phは6.5〜7前後。
水温が下がると活性が落ちます。

私はキラースネールは他の貝が大繁殖してしまった水槽にキラースネールを放っていますが水合わせにさえ注意すればかなり丈夫です。

貝がいなくなった後、暫く水槽のソイル内に潜ったりしてますが、1ヶ月程餌がなくても生きてたなんてこともあります。
詳しくはこちらの記事をどうぞ!
▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
www.tanagogo.work



キラースネールの購入方法

他の貝類より少し値段は高めです。
私も色々貝類は飼育してきましたが、増えすぎてしまった時の心強い味方です。

決して繁殖は簡単ではありませんが、一度産卵を成功できると爆殖させる事も可能です。

アクアショップでも販売されているところない所もありますのでネットショップでの購入がおすすめと言えます。


まとめ

キラースネールは少し外観もかわいいので繁殖させても楽しいですよ!

ラムズホーンの様な小型だけでなく大型のアンモナイトスネールやゴールデンアップルなども食べてしまいます。
水槽内で貝を飼育されている方やラムズホーン が増えすぎて困っている方にはピッタリの生体です!

繁殖には時間がかかりますし他の貝類よりは難しいです。
その分産まれた時の喜びも大きいですよ!