こんにちは!かつやんです!
今回は最強のタナゴ水槽の立ち上げ方を解説します!
水槽のサイズや、濾過、低床、水草や流木、レイアウト等についても、なぜそれが良いのか?詳しく解説していきます!
立ち上げ方も当ブログと同じ立ち上げが出来る様に写真多めで紹介します!
タナゴを初めて飼育したい方や、立ち上げはしたものの水草が食べられてしまう・抜かれてしまう。掃除やリセットが多いなど悩みのある方におすすめです!
タナゴ飼育歴5年の私が家庭で出来るベストな水槽の立ち上げを紹介します。
今回立ち上げに使用した物
・濾過‥エーハイムクラシック 2215
・低床‥大磯砂荒め&細かめ
・石 ‥風山石
・水草‥ミクロソリウム・バリスネリア
・流木‥流木枝状でないもの
水槽の立ち上げ
水槽は60cm以上を使う
タナゴ含め日本淡水魚は遊泳力が高く、餌をよく食べ糞もよくします。
その為60cm〜120cmがおすすめです
なかなか90〜120水槽は置きにくいという方も多いかと思いますので、60cm水槽を推奨します。
今回私が使用したハイタイプの大きさは、
横幅600x奥行き300x高さ450
水量は約72リットル入ります。
ハイタイプを選んだ理由は通常の60cm水槽より水量も増え、水質安定効果・遊泳力スペースが増えるといった効果もあります。
■■ アクアシステム クリスティ 60 ■■
水槽は『ガラスorアクリル』『フレームレスorフレーム』とありますが、特にどちらで無いといけないという事はありません。
おすすめの低床は大磯砂
次に低床ですが、おすすめは大磯砂です
なぜ大磯砂がおすすめかというと糞や残餌が多く出るので低床掃除が必ず発生します。掃除にも強く、黒く生体色出しにも向いているので大磯砂がおすすめです。
ソイルの場合頻繁に低床掃除をすると割れたり崩れたりします。
田砂は色が明るく飼育しているタナゴが綺麗な色が出にくくなるデメリットがあります。
大磯砂の荒め&細かめを両方使います
最初に大磯砂の細かめを敷いて、上に荒めを敷きます。
なぜかというとタナゴは植物食性が高く、水草を突いて食べたり、遊泳力が高い為暴れて水草を抜いてしまう事があります。
その為水草がしっかり根付く様に底面に細かめを、上面に荒めを敷きます。
因みに大磯砂の細かめはどれを使っても然程変わりませんが、荒めはよく違いが出ます。
aquaneruの大磯砂は光沢・色合いも綺麗です。
■■ aquaneru 大磯砂 5kg(荒め)■■
濾過は強力な外部濾過がおすすめ
たなごは基本水を汚しやすいので物理濾過は強力な物がおすすめです。
濾過の中でもトップクラスは『外部濾過』又は『上部濾過』です。
仮に水槽がフレーム水槽であれば『上部濾過』フレームレスなら『外部濾過』と水槽によって使い分けても良いです。
外部濾過ならエーハイム クラシック2215
私のイチオシはエーハイムクラシック2215の外部フィルターがおすすめ!
57~157Lの水槽に向いており、ろ材も4Lあるので生物濾過もかなり安定してきます。
60〜90cm水槽に丁度良いサイズなので、少し水を汚しやすいタナゴには少し強めの濾過でも良いかと思います。
■■ エーハイム クラシック 2215 ■■
販売価格‥16,500〜18,000円前後
スペック‥ろ材4L/直径202×358
※淡水・海水両用
石は風山石がおすすめな理由
風山石は日本淡水魚水槽にはレイアウトに溶け込みやすく使いやすいのが特徴です。
基本レイアウトの石は好きなものを使って良いのですが、タナゴは慣れるまで警戒心が強かったり縄張り争いで泳ぎ回る事があるので、なるべく尖った石はお勧めしません。
例えば気鉱石等表面に凸凹が多い種類はぶつかってウロコが剥がれてしまう事もあり
■■ 風山石 ■■
流木は枝状は使わない
流木は通常の物がおすすめです。
枝状の物を使うと石同様、遊泳中や暴れた際に傷つけてしまう事があります。
それなら流木自体いらないのでは?って考えもあるかと思いますが。
タナゴの隠れ家になったり、アク抜きしていれば色も然程出ません。流木は飼育水の水質をブラックウォーターに寄せるのでアクセサリーとして入れる以外にも入れるメリットがあります。
水草は食害に遭わない陰性水草が良い
タナゴは非常に植物食性が高いので、有茎類の水草はタナゴの餌になりがちです。
しかしそんなタナゴでも食べる水草と食べない水草が存在します。
基本葉が硬く大きい水草は食べたり突いたりはしません。
陰性水草のアヌビアス・ナナやブセファランドラ等です。
ただレイアウトを考えると熱帯魚水槽よりになってしまう為、淡水魚水槽に活躍するのはミクロソリウムやバリスネリアが良いかと思います。
■■ ミクロソリウム・プテロプス ■■
■■ スクリュー・バリスネリア ■■
▼▼タナゴと相性の良い水草▼▼
www.tanagogo.work
清涼感+エアーはエアーカーテンで
日淡水槽と言えば『清涼感』!エアーチューブを使用し清涼感を出しましょう。
また、タナゴは自然界では中流域の支流で止水域を好みます。
エアーカーテンは濾過装置と違い水流を生み出す事はありません。
外部濾過は水流を生み出す為、酸欠を防ぎつつエアーを入れるにはちょうど良いです。
水槽背面にエアーのカーテンを作りましょう!
■■ NISSOエアーカーテン ■■
1週間〜1ヶ月放置して完成!
▲▲因みに立ち上げ2週間目の様子です▲▲
水槽の大きさやろ材にもよりますが。
水槽内のろ材にバクテリアが住み着くまで1週間〜1ヶ月はかかります。
暫く水槽内の水を循環させつつ水槽内の生物濾過を安定させます。
そうしないとタナゴの糞・残餌・ゴミ等は物理濾過(フィルター)でしか濾過できず。水質悪化が起こりやすくなります。
『バクテリアが定着してきたか?』は水槽内の水の透明度である程度判断できます。
物理濾過でゴミや不純物が取り除かれて、その後水の透明度が増してくるとある程度生物濾過が定着してきたなと判断できます。
口ではうまく説明できませんが、慣れてくると水槽内上部にエアーによる気泡が浮いてくるのですが、これも判断材料の一つになったりします。
パイロットフィッシュを投入しましょう
タナゴを入れる前にパイロットフィッシュを事前に投入しておきます。
パイロットフィッシュとは言い換えると『混泳生体(ボックスメイト)』です。
例えばタナゴだけで飼育していると流木についた水カビや水槽壁面の苔、底面にたまった残餌等は掃除できない為。全て自分の手作業になり大変です。
ボックスメイトを入れると苔取りや残餌掃除を手伝ってくれるのでとても助かります!
導入目安はパイロットフィッシュ感覚で立ち上げ後2週間位が良いかと思います。
苔や水垢をヤマトヌマエビが食べて、その糞を水草が栄養分として吸収、残った残骸をバクテリアが分解して増えるといった具合に良いサイクルが生まれます。
タナゴの導入は立ち上げ1ヶ月を目安に入れると良いです。
▼流木水草の苔・水カビ対策▼
ヤマトヌマエビ・ミナミヌマエビ等
▼水槽壁面の苔対策▼
ヒメタニシ・カバクチカノコ貝等
▼水槽底面の残餌策▼
ドジョウ・カマツカ等
▼▼おすすめの混泳生体はこちらから▼▼
まとめ!
今回はかなり本格的にタナゴ水槽作りました!最初の1週間でレイアウトや水草を定着させて
2〜3週間目にパイロットフィッシュを導入。
【水槽の状態と飼育水をさらに良くします】
1ヶ月後にタナゴを導入位が丁度良いかと思います!
今回紹介した立ち上げなら滅多なことがない限りリセットも起きづらいです。
立ち上げがうまくいかない、初めての方なら是非挑戦してみてください!
このブログではアクアリウム関係の情報を提供しています!
よろしければ是非読者になっていただけると幸いです!