こんにちわ!かつやんです!
タナゴは婚姻色が非常に美しい淡水の観賞魚です。
婚姻色とはタナゴが繁殖時期に雄が見せる美しい色合いを言います。
タナゴは主に春型・秋型産卵のタイプがおり、それぞれ繁殖時期になると美しい体色を見せます。一般的に繁殖時期が終わると婚姻色が消え体色は銀白色になります。
冬場は活性も落ちるので色は出にくいですし、ヒーターで加温したところで婚姻色を見る事は出来ません。
因みに冬場は雄雌の判別もつけにくい程色が抜けてしまう種類もいれば、冬場でもそこそこ美しい体色を見せてくれる種類もいます。
今回は冬場でも美しい姿を見せてくれるタナゴの種類を紹介したいと思います。
- 冬は最も色が出ない理由
- 婚姻色と通常時の違い
- ヒーターで加温すれば婚姻色が出る?
- 冬場でも鑑賞が楽しめるタナゴの種類
- イエローバラタナゴ
- アブラボテ
- カネヒラ
- タイリクバラタナゴ
- 実際冬場のタナゴの様子
- 冬場色が出ないタイプはこんな感じ
- まとめ
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冬は最も色が出ない理由
冒頭でも話しましたが、タナゴは繁殖時期が春型と秋型がおり少し時期が違います。
● 春型 (3月~7月)
見ての通り春から秋にかけては種類によって繁殖時期が違う為、複数種類を飼育していればタナゴ達の婚姻色を楽しむ事が出来ます。
しかし12月~3月までは殆ど色が出ず美しい姿は観察できません。
婚姻色と通常時の違い
※セボシタビラの冬場と春の違い
上記の2枚を見比べて解る様にこれほど差が出ます。
婚姻色が出ている時は鰭や体色が色鮮やかになりますが、繁殖ピークが終わると銀白色に戻り、又翌年繁殖期を迎える頃に色が出始めます。
婚姻色の特徴は種類によって異なります。
ヒーターで加温すれば婚姻色が出る?
結論、最盛期の様な美しい色は出ません。
婚姻色や繁殖時期は水温だけでなく周期的な物も関係している為です。
水温が低いとタナゴは餌も食べずにじっとして動かなくなります、ヒーター等で水温を上げれば活性が良くなり色は出ているように見えるかも知れません。
しかしタナゴは元より自然界でも1年を通した季節による寒暖や昼夜の日照があった方がタナゴの為にも良い環境といえます。
ヒーターで一定の水温を保つより、季節の寒暖を付けましょう。
冬場でも鑑賞が楽しめるタナゴの種類
ここでは冬場でも鑑賞が楽しめる種類の紹介をします!
どちらかというと『元からの体色の特徴が強い物』や『鰭や体色の色が鮮やかな種類』を選ぶ事をお勧めします。
逆に最盛期に非常に美しい姿を見せるタビラ5亜種や、マタナゴ、イチモンジは冬場は種類の見分けが判らないほど色が抜けてしまいます。
イエローバラタナゴ
イエローバラタナゴはタイリクバラタナゴの改良品種で黄色い体色が美しいタナゴです。
勿論繁殖時期を迎えると婚姻色も出ますが、冬場でも雄は鰭がほんのり赤くなり。ピーク時に遜色ない美しさを楽しめます。
メスはオスより鰭が黄色みを帯びてるためまっ黄色で美しい。
その為季節関係なしに『美しい』といえます。
アブラボテ
※上が冬場・下が初夏
重油の様な婚姻色が名前の由来と言われているアブラボテは元より鱗や鰭が黒く、尻鰭や背鰭はオレンジと黒が強く出ます。
最大ピーク時は体色が少し黄色がかってシブさが増しますが、基本全季節を通して黒めの体色、オレンジの鰭、黒い腹部!と比較的繁殖時期に遜色ない色を楽しむ事が出来ます。
他にも長い髭やでっぷりBODY等元からの個性が強いので存在感がガンガンでています。
カネヒラ
※上が冬場・下が秋
体色は秋に比べると格段に落ちてしまいますが、元より特徴的なピンクの臀鰭は全季節健在です。鰭の縁も白く、目も真っ赤なので最盛期が過ぎても美しく感じます。
魚の魚体も大きいので迫力がある為比較的冬場でも鑑賞が楽しめる種類です。
タイリクバラタナゴ
※上が冬場・下が初夏
見ての通りバラタナゴは冬場でも臀鰭が赤く、成熟した個体は体色も美しいのが特徴です。
上が冬場で、下が最盛期ですが他の種類に比べるとあまり遜色しない美しさがあります。
バラタナゴは体高が高いので体側が広く色合いが美しいです。
実際冬場のタナゴの様子
勿論ヒーター等は使っていません。
60cm水槽室内飼育で水温は17〜18を常にキープしてます。
カネヒラは臀鰭が一際目立ちます。
最盛期に比べると勿論見劣りしますが、バラやカネヒラは他のタナゴより鮮やかに感じます。
他の魚種に比べると色が出てるのがわかります。
カネヒラとアブラボテは特徴がはっきりしてるので冬場の水槽でも鑑賞が楽しめます。
冬場色が出ないタイプはこんな感じ
因みに冬場のセボシタビラはこんな感じ。
これで雄・雌ですぜんぜん区別つかないですよね。
因みに上が雌で下が雄です。
繁殖時期はあんな綺麗なのに、タビラ5亜種やマタナ、イチモンジ等は繁殖時期の婚姻色は凄く綺麗ですが冬場はほんと普通の川魚です笑
まとめ
冬場のタナゴは婚姻色が出ない為、鑑賞を楽しむなら元から特徴的な体色をしてるもの等選ぶと冬場でも比較的楽しむ事ができます!
我が家ではヒーター等は使わず18度前後をキープしています。
室外飼育で10度を下回る場合は活性が下がりエサも食べないので色が全くでませんが、室内飼育の場合は食べる量は少ない物のエサもたべているので多少色が出やすいです。
個人的にアブラボテやイエローバラ等を1ペア水槽に入れるだけでも個性がでて目立つので鑑賞がたのしくなりますよ!
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