こんにちわ!かつやんです!
今回はアカヒレ3亜種の見分け方を解説したいと思います。
そもそもタビラ5亜種といって
アカヒレ3亜種にシロヒレ+セボシを含めた5亜種が存在します。
シロヒレタビラとセボシタビラは
鰭の婚姻色や背鰭の黒斑から一目で区別が付きやすいのですが、
アカヒレ3亜種はかなりマニアックな人でないと区別がつきません。
基本生息地が違うので、とれた産地で区別をしますが、
今回は外観の違いや特徴を紹介したいと思います!
アカヒレ3亜種とは??
同じアカヒレタビラでもよく似た亜種として
・ミナミアカヒレタビラ
・アカヒレタビラ
・キタノアカヒレタビラ
の3亜種が存在します。
因みに並び順は順不同ですが、
この後何枚か写真を用意してます。
その際に、個人的にミナミは一目で解るので最初に、
アカヒレとキタノは上下で見比べないと解りずらかった為、
この並び順番にしました。
ではそれぞれの違いを産地から順番に見ていきましょう!
産地による分別
アカヒレタビラ3亜種はそもそも分布地域が違います。・ミナミアカヒレタビラ
分布:山陰地方〜北陸
主な産地:島根、鳥取、兵庫、福井、石川、富山
・アカヒレタビラ
分布:関東〜東北地方太平洋側
主な産地:青森、岩手、宮城、栃木、茨城
・キタノアカヒレタビラ
分布:北陸〜東北地方日本海側
主な産地:秋田、山形、福島、(新潟)
それぞれ自然分布している地域が違います。
因みに新潟は所により、キタノもミナミも分布する為(北陸産は不明瞭)
比較的北部にキタノ、南部にミナミと別れる。
アカヒレ3亜種は尻鰭が見分けやすい
同じアカヒレタビラでも3亜種存在しており、
それぞれ産地によって特徴・生態が違います。
産地以外に一番見分けやすいのが尻鰭です。
※3亜種の分別は尻鰭が一番わかりやすい。
※雄に限り有効、臀鰭の縁取りの色合い。
・ミナミ → 白鰭にピンクの縁
・アカヒレ → 赤鰭に白の縁
・キタノ → 赤一色
体高も見分けやすいポイント
キタノアカヒレはマタナゴに次いで体高が低い事で有名。
これは実際見比べると分かりやすいですが単品だと見抜きにくいです。
キタノアカヒレタビラだけ体高が特に低く、
頭と胴体の、曲線が滑らかです、腹側に丸みは無く少しシャープです。
アカヒレやミナミはキタノに比べ体高が高く丸みを帯び、
背側・腹側が上下均等に丸く矢尻の様な形になる。
・ミナミ → 高め
・アカヒレ → 高め
・キタノ → 最も低い
因みに『キタノ』はタナゴ18種の中でも2番目に体高が低い。
マタナ→キタノ→セボシの順に体高が低く実際見比べるとよくわかります。
髭も違いがあるが分かりづらい
一般的に髭の長さも違うといいますが、
そもそもタビラはすべて短めです。
ヤリらアブラボテの様に極端な差が出るわけでは有りませんが、キタノアカヒレタビラだけ少し短めと言うのが特徴です。
・ミナミ → 短い
・アカヒレ → 短い
・キタノ → 最も短い
しかし、これは個体や産地により多少違いもある為、
あまりあてにしないほうが良い。悩んだ時の参考程度に。
雌の分別は本当難しい
産地がわかれば判断材料になるが、不明ならもはや知る余地がない。
雌についてはもうお手上げ笑
実際個体差もあるのでメスは分別するのは難しい。
まとめ
雄に関しては以上の結果から
分別出来るようになったのではないだろうか?
・ミナミ 尻鰭がピンク 体高中 黒斑有 髭短
・アカヒレ 尻鰭が赤白 体高中 黒斑無 髭短
・キタノ 尻鰭が赤一色 体高低 黒斑無 髭極短
この情報+山地が照合すればほぼ確実に分類が出来る。
比較的、ミナミは解りやすく、アカヒレとキタノは比べないと解りずらい。
現在生息地には存在してはいるもののかなり個体数は少なくなっている為、
乱獲や環境破壊はしてはいけません。
アカヒレタビラはまだネットでも購入が出来ます。
ただ、在庫がまちまちなのである時や無い時があります。
キタノアカヒレタビラはネットでも購入可能!
シロヒレもまた一味違った魅力があります!