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ターコイズシュリンプをより青くする方法!遺伝と飼育環境が大切!


こんにちわ!かつやんです!

今回はターコイズシュリンプをより青く濃くする方法を紹介します!

ターコイズシュリンプは青く美しい外観が人気のシュリンプです。

同じにターコイズと言っても、白っぽい色味をしたものや、青みの強い個体もいて個体差があります。

個人的に青が濃くのっている方が美しい印象が強く、色の濃い個体が好みです。

今回は色を濃くする方法について紹介していきたいと思います。

ターコイズシュリンプってどんなエビ?

因みにターコイズシュリンプとは2010年頃ビーシュリンプとシャドーシュリンプの交配を繰り返しシャドー血統の強いハイブリッドから誕生した改良品種です。

ターコイズは殻の表皮上に粒状発色をしており、その色素が濃いほど青い個体になる。

今ではターコイズ同士をくっつけて固定化しており、ターコイズ同士で交配させる事でターコイズシュリンプが産まれる様になりました。
※ターコイズ血統が濃い個体に限る。

ターコイズシュリンプの飼育の仕方はコチラから
www.tanagogo.work



ターコイズ同士を掛け合わせると?

基本ターコイズ同士を掛け合わせればターコイズ柄が産まれます。
『が、』もともと改良品種として色々な血統が混じっているので一概にターコイズ柄だけが出るわけではありません。

極力ターコイズ同士を何代も掛け合わせたものの方がターコイズ柄の割合が強い印象がありますが、柄の入った個体や、ブラックシャドー・スノーホワイト等もそこそこ出ます。


※シャドーは1匹も買ってなかったのに気づくとシャドー柄がいたなんて事もありました。


モスラ柄やシャドー柄等もでる

全部が全部ターコイズ一色ってわけではありません。MIXと呼ぶべきでしょうか?

お店で売っている『ターコイズシュリンプ』同士をかけても出てきます。

ターコイズ以外に、ターコイズカラーのシャドー柄や、頭が青く背中が白いモスラの様な柄もでます。

血統の兼ね合いや遺伝子の優劣性が関係しているのかはわかりませんがまぁ色々出やすいです。





色の濃い薄いは遺伝も影響する

多少関係あると思う!私の感想では個体差によるものが大きいと感じる。

よくビーシュリンプでSS・S・A・B等、グレードによって選別したりするが、良質個体の子供は良質なグーレードが出やすい印象はある。

SからもBグレードが出たり、AからSSグレードが出てくる事もあり、あくまで良質な個体が出やすくなる可能性が多少上がる程度。

ターコイズも同じことが言える。
しかし、たまたま出てきた良い個体同士を交配させてもそこまで明確な差を感じなかった。

個人的な見解だが、
遺伝は何代も先に定着する(血統が重要)
たまたまでた青い個体同士より、青が強い血統を入れながら増やして行くイメージ。全体的に産まれてくる子供のグレードが上がってくる。

因みに2.30匹産まれると真っ青なのが1.2匹出る。
遺伝よりは個体差によるものが大きい印象。




殻の厚さも大事!

シュリンプを美しく見せるには殻の厚さも大切です。
殻が薄く半透明の個体は色も多少落ちてしまいます。

カルシウムを取らせるには、餌や牡蠣殻等を入れる事でカルシウムをとらせる事が出来ます。

比較的殻厚は遺伝傾向が強い印象があり、殻厚の良グレードの親からは殻厚の個体が出やすく更に色が乗るとベッタリペンキで塗った様な発色の良い個体が出てくる傾向がある。





雌は抱卵すると色落ちする事も


雌は抱卵の過程で多少色落ちします。

雌は抱卵すると栄養が卵に回る為か色が薄くなる事が多々ある。

これは仕方ないと思ってて、雌は多めに越した事は無いので雄と同じ水槽に入れてどんどん繁殖してもらいます。

実際選別するにしても100匹程増やしてからでないと、減少してしまうので雌は色合いを気にせずどんどん増やすと良い。



産卵ケースで孵化させた方が良い


水槽内より産卵ケースで産ませた方が後々楽な気がします。

水槽内でもいいんですが、本当に色んな柄や表現が出るので取り出すのも結構一苦労。

しかもどの個体から産まれた子なのかとかもわからなくなる。
仮に飼育ケースで孵化した子供がターコイズばかりでたなら、ターコイズ血統の濃い個体と思って良い。

ターコイズだけの水槽でもシャドー柄や黒等も普通に産まれるます。
遺伝子の優劣性や昔の血統が関係してるのかな?
奥が深いです。



ターコイズと別個体を掛け合わせると


因みにクラウドシュリンプの白い部分を青くしたくてターコイズと掛け合わせた結果。
殆ど普通にクラウドっぽい柄が出た。
↑の水槽から交配で産まれた個体。↓
父:クラウド × 母:ターコイズ
の組み合わせです。

よく他種を交雑させるのは良くないと言うが、
本来狙った柄が取りにくくなるのかもしれない。
ちなみにクラウド×ターコイズは7割クラウド、3割ターコイズが出た。

多少背中に青が乗ったので満足笑


飼育環境でも青くなる?


正直これも違いを明確には言えないのだが、別水槽に移したらより青さが増したと感じた事があった。

これは断言は出来ないけど

・水草が多い。
・少しグリーンウォーター?
・アカムシやミジンコ等のタンパク質餌?
・流木ありブラックウォーター?
・フィルムあり、全体的に黒めの環境
・牡蠣殻カルシウム??

この環境が良いのか?関係あるか?はわからないがあきらか色濃くなった様に感じた。


青くする方法

ネットでも散々探したけど、『青の色素』の色揚げというのはほとんど載っていない。

中には色揚げ剤を使用する等もあったが、
私は本来の青とはかけはなれてしまいそうなので試してはいない。

要因としては
・遺伝(色の濃い個体同士の交配)
・飼育環境(上記)
・殻の厚さ

等が多少起因するが、個体差による部分が大きいと感じている。 



今までで1番青かった個体

因みに最近一際青いのが出た。
もはやターコイズというより『青』に近い。

他のターコイズ柄は白っぽいのもいるが、30匹に1匹程、この様な色の濃いタイプも出てくる。

この個体はまだ1cmに満たない大きさだが、倍くらいになれば見応えがありそうで楽しみだ。

ここまで『青い』のは歴代1.2位を争う青さだ。




まとめ


私個人の見解では、『遺伝』『飼育環境』で多少色上げできるイメージがある。
個体差によって凄いのもでてくるが、安定して全体の青さを上げていくには『遺伝』『飼育環境』が重要。


●遺伝が色合いに関係するのなら
ハイグレードな個体を掛け合わせる事で良い個体が出やすくなる。
上記の写真クラスを雄・雌20匹程集めて何代も厳選しながら同水槽で飼育をする必要がある。
血統や遺伝が定着するには時間がかかりそう。


●極力殻厚の個体を種親にする
柄が暑くしっかりした個体は足の先まで色がビッチリ入り美しい。
この辺は遺伝しやすいので殻厚の個体同士を厳選すると良い。


●色の出る環境を用意する
飼育水槽から選別落ちと思った個体を
別の観賞用水槽に入れたら色が際立った個体がいた。

フィルムを3面囲い、全体的に黒めの環境にしたり、流木を入れてブラックウォーターを作る。牡蠣殻をいれてカルシウムUP、餌も甲殻類を与える。(昔メダカを飼育してた環境の為ゾウリムシやミジンコ等の微生物が豊富)
上記環境にシュリンプを入れたら発色がより青くなった。

これからも色々調べてわかったことがあればリライトしながら記事をアップグレードさせていきます。
また気が向いたら読みにきてください!