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水槽の水面に浮かぶ油膜の原因と対策!油膜が出ない環境を作るコツ


こんにちは!かつやんです!
今回は水槽の水面に浮かぶ油膜の原因と対策を紹介します!
水槽の水面に油膜が発生すると油が浮いた様に白い膜が張ったり、とろみが出て気泡が溜まります。

油膜が発生した水槽は見た目が悪くなるだけでなく、飼育水が酸欠状態となり飼育生体や水草にも良い環境とは言えません。

この記事では油膜の原因と対策を4ステップで解説します。

① 油膜の正体や原因について
② 油膜を取る方法を紹介
③ 油膜を物理的に取り除く
④ 原因を改善し、油膜が出ない環境を作る

ぷれ子

水槽の油膜を取り除くには、しっかり原因を把握する事も必要だよ!!


油膜の正体と原因


油膜の正体は主に『バクテリアの死骸や飽和した有機物(タンパク質)』です!

油膜が発生する原因は、酸欠や水温の急激な変化によるバクテリアの死骸や、魚の餌や糞尿等の汚れにより有機物が飽和した水質悪化が原因となる事が多いです!

バクテリアの死骸による原因

・ 酸素量が少ない(エア不足)
・ 水温の寒暖差が激しい
・ 立ち上げ直後の安定してない環境
・ 水草の大量なトリミング

水質の急激な変化や、安定しない環境によりバクテリアが大量に死んでしまい油膜が発生します。
水草水槽によく起こりやすい現象です。

日中の高温と朝晩の低温による水温変化
立ち上げ直後のpHが不安定な環境
水草のトリミングにより光合成量(酸素量)が減り溶存酸素が減る事等が原因です。


有機物(タンパク質)による原因

・ 餌の量や食べ残しが多い
・ 魚の飼育数(糞尿)が多い
・ 魚の死骸等がある

主に有機物が原因の場合は、これらの餌、糞尿、死骸に寄るものが多い。
飼育数を適正量にしたり、水草やバクテリアが増えて環境を整える事で改善できます。


油膜を取る方法は2つ


油膜を取る方法は主に二つあります。
①物理的・瞬間的に油膜を取る方法
②根本的に油膜の原因を改善する方法

①は物理的に油膜を一時的に取り去る方法で、即効性がありキレイに出来ますが、根本的な解決にはならない為再発するケースが多いです。


②は油膜が発生する原因に合った対策をして、今後油膜が発生しない環境を作ります。
よくエアレーションや水換え等聞いた事があると思いますが、それぞれの原因に合った対策を繰り返し改善をして行く方法です。



物理的・瞬間的に油膜を取る方法


この方法の最大のメリットは即効性です。有名な対策を2つ紹介します!

①ペーパーやラップで吸着する
油膜はペーパータオルや新聞紙・サランラップ等に吸着させて取る事が出来ます。
水面に浮いた油膜の上にそっと乗せてすぐに取り出します。
メリット …すぐに取ることができる
デメリット…2日程で再発する


②油膜とり機を使う
油膜とり機を使うと、10分程度でキレイに取ることが出来ます。
外部式フィルターと一緒に使える物や、個別で使える物、デザインの優れた物等色々な種類があります。

ADAブッパIl
○…ステンレスボディでオシャレ!単体で使える
▲ …ADA特約店でしか買えないのと高い


KOTOBUKI ユマクリア

○…安い・外部フィルター無しで使える!
▲ …見た目は少し邪魔、黒とオレンジで目立つ


サーフェス スキマー

○…見た目が良い、レイアウトの邪魔をしない
▲ …外部フィルターが必要





根本的に油膜の原因を改善する方法

この方法は油膜の原因を改善して、油膜を発生させなくする方法です。
一般的にエアレーションや水換え等が有名ですが、それぞれ役割や原因が違うのでその点も考えて対策します!


水換え

生体を飼育していたり、有機物が原因の場合に有効です。
急激な変化を与えない様に少量ずつ水を交換して様子を観察しましょう。
有機物(タンパク質)の飽和が原因の場合はこちらで改善できる事が多い。


ろ材やフィルターの掃除


フィルターを清掃する事で濾過力が上がり改善が見込めます。
有機物やバクテリアの死骸も吸着するのでどちらにも有効です。飼育水でバクテリアを洗い流さない程度に洗うのがポイントです。


エアレーションをする


エアレーションをする事で水面が刺激され、油膜を崩して濾過フィルターに吸収させる効果と。
水槽内に溶存酸素量を増やしてバクテリアを元気にする効果もあります!
水草水槽であれば夜間エアレーションも◎


生体に食べてもらう


油膜はあくまで有機物なので一部の魚や貝が食べてくれます。
有名なのはブラックモーリー
タンパク質やバクテリアの死骸を好んで食べてくれます。


あとは優秀なのがヒメタニシ
彼らは濾過摂食と言って水中の植物プランクトンを水毎吸収して濾過して食べる食性があります。
ヒメタニシは水槽の上部で油膜も吸収しながら濾過してくれるのでおすすめ!


自然と治る事もある

油膜は立ち上げ直後の水槽に出る事も多いです。
これはバクテリアがまだろ材等に住み着いてない為、生物濾過が出来上がってなかったり。
立ち上げ当初はpHも変動しがちです。
その為水質の急変が起こり油膜が発生する事があります。
また季節の変わり目の寒暖差から発生する事もある為、自然と改善される要素もあります。




まとめ

水槽の油膜対策は一見難しくも見えますが、原因も分析するとおおよそ検討がつきます!
油膜は立ち上げ当初は出やすいですし、水草のトリミングなんかが引き金になる事もあります。

油膜が出る=必ずしも悪い環境ではありません。
僕も10個位水槽立ち上げると2個位は油膜が出たりします。
焦らずに一つ一つ改善しながら潰して行くと改善ができますよ!