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水槽内で繁殖可能なコケ取り貝の選び方!コスパ最強優秀なコケ取り貝


こんにちは!かつやんです!
今回は水槽内で繁殖可能なコケとり貝を紹介します!
水槽の貝には繁殖出来る種類と出来ない種類が居るのを知ってますか?

水槽の苔取り係として飼育される貝の多くは汽水域に生息する貝類です。
しかしこの汽水域に生息する貝は淡水環境では卵は産みますが孵化ができない為、水槽内での繁殖ができません。
有名所の名前を出すと、フネアマガイ・シマカノコガイ・イシマキガイ等は水槽内で繁殖できません。

逆に淡水域に生息する貝こそ水槽内で繁殖出来る貝です!
淡水に生息し水槽内で飼育できる貝はそれぞれ個性豊かで優秀な貝が多く、最初に数匹購入して1年後に100匹以上になる種類もいます。

水槽内で繁殖出来る貝はかなりコスパが良いですよ!しかし増えるが故の悩みや問題もあります。

今回は繁殖できる貝の種類や特徴・増えすぎた時の対策も踏まえて紹介していきます!
混泳生体や飼育環境さえ合えばとても優秀なコケ取り貝として活躍してくれますよ!






繁殖可能な貝の種類と魅力

汽水域の貝は苔取り能力が高く魅力的な種類が多くいますが、汽水域に生息する貝類は淡水の水槽内では繁殖できません。

その点淡水域に生息する貝類は水槽内での繁殖が可能で自家繁殖させる事が出来ます。

まず水槽内で繁殖できる貝の種類を紹介します!

・ ラムズホーン
・ ヒメタニシ
・ ホワイトウィザードスネール
・ ラビットスネール(オレンジ・黄)
・ アンモナイトスネール
・ ゴールデンアップルスネール
・ ※キラースネール(※貝食性の貝です)


それぞれに特徴があり、値段・外観・飼育難易度・繁殖の仕方も違います。
先々も繁殖をさせて増やし続けたいなら『ラムズホーン』や『ヒメタニシ』辺りが飼育もし易くおすすめです。



水槽内で繁殖する貝を特徴別に紹介します

水槽内で繁殖可能な貝類はそれぞれ特徴・増え方・大きさ等様々です。

それぞれに特徴があり卵を産んでよく増える種類がいたり、卵胎生と言って卵ではなく稚貝を産む貝類もいます。
主に特徴毎にざっくり分けると下記の通り

【繁殖力最強】(雌雄同体)
・ラムズホーン

【濾過摂食で水質浄化】(卵胎生)
・ヒメタニシ
・ホワイトウィザードスネール

【希少種増えただけで嬉しい】(卵胎生)
・ラビットスネール
・ホワイトウィザードスネール

【苔取り能力最強】(水草への食害注意)
・アンモナイトスネール
・ゴールデンアップルスネール

【増えすぎた貝撃退要因】
・キラースネール



ラムズホーン


特記事項
・ 繁殖力最強(雌雄同体)
・ 苔取り&コスパ最強
・ カラーバリエーション豊富


【1番の特徴は繁殖力が高い事!】
雌雄同体と言ってラムズホーン
は雄雌の性別がありません。つまり2匹居れば卵を産む事が出来ます。1年で100倍位増えます。
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【数が揃えば苔取り能力もコスパも最強!】
例えば苔取り能力最強と言われるフネアマガイは1匹350円前後ですが、3匹で300円前後のラムズホーンを1年も飼育すると100匹近く迄増えます。
ラムズ単体でのコケ取り能力はたかが知れてますが、最終的に数で圧倒できます。複数水槽がある場合にも使い分けができるのでかなりコスパと使い勝手が良いです。
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【豊富で色鮮やかなカラーバリエーション】
ラムズホーンというと一番有名なレッドラムズホーンを思い浮かべる方も多いと思いますがラムズホーンはレッド・ブルー・ピンクの3種がいます。どれも美しくて綺麗ですよ!
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ヒメタニシ

特記事項
・ 水質浄化作用(濾過摂食)
・ 程よい繁殖力(卵胎生)
・ 日淡に合わせやすい

【二枚貝と同じ水質浄化作用がある!】
ヒメタニシの最大の特徴は苔取り以外に濾過摂食という水質浄化作用を持ち合わせています。
苔取りだけでなくグリーンウォーターの改善もできる優れた能力を持っています。
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【増えすぎず程よい繁殖力】
ヒメタニシ は卵胎生と言って卵を産みつけず稚貝を産みます。卵と違い体内で育てた状態で産む為繁殖スピードは緩やかです、ラムズの様に増えすぎ問題が起こりづらい点も良いですね!

【外観が日淡に合わせやすい】
ヒメタニシは外観も落ち着きのある茶色をしていて景観を損なう事はありません。
メダカ・日淡等によく会います!


ホワイトウィザードスネール

特記事項
・ 水質浄化作用(濾過摂食)
・ 程よい繁殖力(卵胎生)
・ 希少性が高い(レア種)

【アルビノタニシ的な位置付け】
東南アジアに広く生息する巻貝の仲間で、僕は実際飼育して2年ほどになりますがほぼ白いヒメタニシです。
卵胎生ですし濾過摂食します。
綺麗な水より植物プランクトン豊富なグリーンウォーターの方が向いています。
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【希少性が高い(レア種)】
現在はまだ流通量自体が少ない事もありますが、なかなかお目にかかれず個体の流通価格も高値です。卵胎生で雄雌が居ないと増えない事や日本での飼育ケースが少ないからですかね?
因みに比較的綺麗な飼育環境(ビーシュリンプ水槽)とかよりメダカ水槽のようなグリーンウォーターや餌の残餌が豊富みたいな環境のが合ってるみたいです。
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ラビットスネール

特記事項
・ 希少性が高い(レア種)
・ 程よい繁殖力(卵胎生)
・ 苔取り能力は高くない


【希少性が高い(レア種)】
スラウェシ島に生息する貝の仲間で、現在は流通量も少なく中々お目にかかれない種類です。
1匹880円〜700円前後で販売されています。

【増えすぎず程よい繁殖力】
ラビットスネールは雌雄異体の卵胎生で卵でなく稚貝を産みます。
繁殖スピードは緩やかで中々増えません、一度の繁殖で7〜8匹産まれるのでその後は緩やかに増えていきます。

【苔取り能力は期待しない】
外観からもわかるように細長い貝を引っ張りながら移動するので移動速度も遅く苔取り能力は控えめです。
動きや見た目がユニークなラビットスネールは苔取り能力はそこそこでどちらかというと鑑賞要素が高い貝類です。



アンモナイトスネール

特記事項
・ 超雑食(苔取り能力もある)
・ 高い繁殖力(雌雄同体)
・ 水草への食害がある

【苔取り能力もあるが超雑食】
苔取り貝といえば水槽内に生えた苔や残餌を食べますが、アンモナイトスネールは苔だけに収まらず水草毎食べてしまいますし、沈下性タブレット状の人口餌等は他のエビやプレコを差し退いて食べてしまいます。魚やエビの死骸も食べますし超食欲旺盛です。
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【高い繁殖力で増えやすい!】
アンモナイトスネールは水槽内に卵を産みつけます。一度に20個位の卵を産みつけ半透明のゼリー状の卵殻に包まれており卵の時は他の生体に捕食される事もありません。
その後の成長スピードも早い為生存率も高いです。
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【要注意!水草への食害がある】
アンモナイトスネールは超雑食な為、一般的な貝類なら食べない様な水草まで食べてしまいます。
アヌビアスナナ等の最も葉が硬い部類の水草も食べてしまいます。
その為水草の入った水槽には入れる事が出来ません。
苔以外に残餌も食べてくれるので掃除係として水草を使用しないプレコ水槽の苔取り等に向いています。
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ゴールデンアップルスネール

特記事項
・ 黄色と白のアルビノ種
・ 最大6cm以上の大型
・ 水草への食害がある

【鮮やかな黄色と白のアルビノ種】
ゴールデンアップルスネールはスクミリンゴガイのアルビノ種です。
わかり易くいえばジャンボタニシの親戚です。
見た目は非常に美しく黄色く丸みのある殻に本体は白い色をしています。
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【最大6cm以上の大型に育つ】
最大で6cm前後まで大きく育ちます。
60cm水槽でも6cm位の大きさになったので、もっと大型になるポテンシャルがありそうです。
正直水槽で飼育するにはかなり存在感が強いです。
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【要注意!水草への食害がある】
水槽壁面の苔も勿論食べますが、水草に付着した苔は最早水草毎食べてしまうので注意が必要です。
ゴールデンアップルスネールは草食性が高く大きな水草も丈夫で硬めの水草も食べてしまいます。
その為水草のある環境では活躍が見込めませんん。
金魚やプレコ等のベアタンク水槽には適しています。



キラースネール

特記事項
・ 貝食性で増えた買いを撃退
・ 水槽内で繁殖可能!
・ 見た目もかわいい!

【貝食性で増えた買いを撃退】
キラースネールは水槽内で増えすぎた貝を食べてくれる優秀なサポート役です。
同等の大きさの貝なら殻は食べませんが中身だけ綺麗に食べてくれます。
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【水槽内で繁殖可能】
キラースネールは水槽内で繁殖が可能です。
雌雄異体であまり繁殖頻度は多くありませんが水草や岩に変わった卵殻に包まれた卵を産みつけます!
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【見た目も可愛い!】
黄色と黒のストライプ模様で見た目も可愛いです!
三角の尖った殻を持っています。
一見ゾウの鼻を彷彿させるようなユニークな外観をしていて干渉していても楽しいですよ!
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繁殖可能な貝類を飼うメリット

繁殖可能な貝類を飼う1番のメリットはコスパが良い事です。特に複数水槽管理に向いています。

例えばメダカやビーシュリンプなどの飼育で複数水槽を管理している人は水槽の数が10以上になる事も多々あります。

複数の水槽に入れるなら断然水槽内で繁殖のできる貝類の方がコスパも良くおすすめです!


繁殖可能な貝もデメリットはある

種類に依存する事が多いのですが唯一のデメリットは、増えすぎた時の対処かと思います。

しかしどの種類もキラースネールやアベニパーファー等を入れれば水槽内の貝類を駆逐する事はできます。完全に駆逐するには3ヶ月ほどの期間は必要です。


まとめ


水槽で繁殖できる苔取り貝はそれぞれユニークで個性豊かな種類が多く、飼育環境にドンピシャでハマる種類がいると数も増えるので水槽内の問題をコスパよく改善する事ができます。
増えすぎた時はキラースネール等で駆逐もできますのでそこまで心配もありません!
是非水槽で繁殖できる貝を飼育してみてはいかがでしょうか?