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ブセの色復活は可能か?色の薄いブセをLEDと水質改善で半年育ててみた


こんにちは!かつやん (@tanagokatsuyann)です!

みなさん『育てているブセの色が薄いな〜』なんて感じた事はありませんか?
本来ブセは濃い緑や青・紫の様な葉を持ちますが、ブセの葉の色が白っぽく薄くなっているのは状態が落ちている事が多いです。

さて、色が薄くなってしまったブセを元に戻す事は出来るのでしょうか?またその対策にはどんなものがあるでしょう?

ブセファランドラを濃く、鮮やかに色揚げするには、主に光、CO2、栄養、鉄分のバランスが重要です。

葉の色が薄くなったブセは一般的な色揚げ対策で改善することは出来るのか?・期間はどれくらいかかるか?
それぞれ検証していきます。

今回の動画ではLEDと水質改善の2つで、色落ちしたブセの色を濃く鮮やかにする事は出るのか?半年間かけて検証してみました。



今回実験に使うのはこのブセ


グリーンブルーベルベットとかいう割に明らかに色がおかしい。
白化なのか?葉が黄色く先端が千切れたりと状態が悪い。

この水槽、他のブセも色が薄くなっている種類があるので、この水槽自体に何かしら問題があるのだと思うんですよね。

▼因みにこのブセ買った当初はこんな感じ▼

購入当初とは外観がかけ離れすぎていて最早種類も何なのかわからないレベルです。
育成している環境はこんな感じ。

水槽サイズ … 60cm水槽
低床    … 栄養ソイル
フィルター … 外部式濾過
co2     … なし
照明    … 水作600LED

低床は栄養系ソイル使ってるせいか黒髭も出ています。
正直栄養の欠乏ではないと思うんですよね。

どの道この水槽内で改善するのは難しそうなので、
とりあえずこのブセを別の水槽に移し、半年間でどう変わるのか検証します。



ブセの色を濃く、鮮やかにする方法


それでは一般的に言われてる対策を挙げていきます。
因みにこの対策は自分の経験談と、自分がよく行くアクアショップの店員さんの話。
インターネットの対策を見て、『納得』出来るものだけをチョイスしました。
① 光量を適切に上げる
② 水質を安定させる
③ 栄養不足改善
④ CO2を添加する
⑤ 底床の問題

ぶっちゃけ具体的な対策というと、この6つが有効だと思います。


実験その1.光量と水質だけ改善してみた


では対策案を順番に試してみます。
まずは今回の対策の内、
① 光量を適切に上げる
② 水質を安定させる
▲こちらの2つだけ検証!してみます。

▼こっちは次の対策!

③ 栄養不足改善
④ CO2を添加する
⑤ 底床の問題

いやいやどうせなら全部やれよ!って思うと思いますが。
これにはあえて理由があります。

例えば肥料を添加したり、低床を栄養ソイルにした場合。
そもそも色の薄い原因が栄養欠乏でなく、水質悪化や光量が問題だったとすると。
水槽内は栄養過多になり、コケが増えたり水質悪化促進させ最悪な結果を招く場合があるからです。
まずは順番に光量と水質改善から試してみようという訳です。

仮に①〜⑤全て一緒に検証して改善されたとしても。
どの対策が効果的だったのかを掌握できません。
なので、今回は①と②、次は③、④と改善していく事でどの対策が最も効果があるのか?ないのか?を判断できます。
まずは一つ一つ改善して様子を見たいと思います。


① 光量を適切に上げる


そもそもブセは高光量は不要とは聞きますが、『弱光だと葉が薄緑になりやすい。』という情報も耳にしました。

とりあえず色々な情報をまとめて、数値&言語化すると。
綺麗に見せるには中〜強光のLEDライトで理想は6500K前後のフルスペクトルを使うと発色が良くなる。
※光の当てすぎはコケの原因にもなるので注意が必要。

僕もコレは効果が出ると思うので、早速LEDから改善して行きます。


ゼンスイのマルチカラーLED600を使用

今回はLEDをゼンスイのマルチカラーLED600を使用します。
スペックとして
色温度:7,000K(ケルビン)
光束 :MAX1,800lm(ルーメン)
と充分な光量が出せます。

ゼンスイのマルチカラーLED600は厳密な意味でのフルスペクトルLEDではありませんが、水草育成に適した波長をカバーし、自然光が当たった時と同様の色を再現できます。

専用フルスペクトルLEDと同等の効果があると思われます。


1日6時間の照射を半年間実行

まずブセのような陰性植物は耐陰性が高く、過剰光でコケが発生しやすいです。

ウチはCO2をつかってないので、7〜8時間つけてるとコケが発生してしまいます。

なので光合成を促しつつ、コケを抑制できそうな5時間程度の照射が良いのでは?という結論!

なので毎日19時ー24時の5時間を照射時間にしました。
このライトは60cm水槽向けのマルチカラーLEDで、現代のモデルはリモコン操作・タイマー機能付き。
僕の使用モデルは1個旧型なので、Amazonのプラグで管理します。

リフトアップパーツで水槽全体に光が届くようにして、半年間様子を見ていきます。


②育成環境を整える


次にブセの基本的な環境設定を整えます。
下記が現在の仕様です。
水質    : pH 6.0〜7.0
硬度中程度 : GH 4〜8
水温    : 25℃
TDS     : 30
水換え   : 週1回、1/3程度
低床掃除  : 月1回
CO2添加  : 無し
底床    : 砂利
肥料    : 液肥・底肥は不使用…
濾過    : 外掛け式&エイトコアドライブ

元々のソイル低床の環境に比べて低床掃除の頻度が上がったといったイメージです。




結果…半年間で効果はあったのか?


では気になる結果です。
ズバリ、、、
結論=綺麗な葉が戻り始めた!

あれだけ黄色く赤くなっていた葉が約半年間かけて健全な緑色に戻ってきました。

以前は葉の先端から枯れてちぎれてましたが。
進行は止まり、新しい葉は健全です。
新芽以外の葉も色が戻りつつあります。
LEDと水質改善だけでも綺麗に復活する事がわかりました。

ただし、あくまで状態が悪かったブセが通常の状態になった訳で、決して特別キレイになったという訳ではありません。


変化が起こるのにも時間がかかる


因みにこの対策では変化が起こるまで4ヶ月はかかりました。
この水槽は6月に立ち上げて、間も無く半年を迎えます。
正直最初の3ヶ月は変化がなくてダメかと思ってましたが、無事復活してきました。

何が言いたいかというと、何か対策をしても効果を実感するのに4ヶ月〜半年はかかるという事です。



次回は栄養不足改善を行う


因みに次は栄養不足改善を行おうかと思ってます。

この水槽は清掃頻度も高く、低床も砂利。
生体もベルベットブルーが60匹いる位で多分栄養は欠乏気味だと思うんです。

ここに窒素(N)・リン(P)・カリウム(K)の肥料を添加した場合どうなるのか?今後半年かけて実験してみたいと思います!