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水槽にコケが生える原因とコケを抑制する・取る効果的な対策


こんにちは!ぷれ子です。
この記事では水槽にコケが生える原因やコケを抑制する方法について紹介します!

水槽壁面に苔が生えると見た目が悪くなり、折角キレイな水景を作っても残念な見た目になってしまいますね。

コケは根本的に同じ植物の為『栄養・光量』があれば常に発生する状態にあります。
水槽の環境・光量等の状態がコケの発生・成長に適した条件に傾くと一気に苔は成長します。

今回は記事では下記の4項目に分けてわかりやすく解説します!

① コケが生える理由とメカニズム
② 水槽にコケが生える原因
③ コケを抑制する手段
④ 発生したコケを取る方法

ぷれ子

初心者の方は対策だけでなく、コケが発生する原因や実際苔が生えてしまった時の対策をしっかり把握しておく事が大切だよ!



コケが生えるメカニズムとその理由


コケは水中に生えてくる藻の総称で、同じコケでも『茶ゴケ』『黒髭苔』『糸状コケ』『藍藻』等その他かなりの種類がいます。
それぞれ同じ苔でも発生するタイミングやその原因には多少の違いがあります。

コケも同じ植物の仲間の為、極論『栄養と光量』があれば発生して育つ事が出来ます。

栄養と光量は水草や生体が成長する為にも必要にな要素の為、コケを根絶する事はできません。
つまりアクアリウムを楽しむ以上コケは少なからず常に発生する状態にあると言う事を念頭に入れておいてください。


コケが発生する原因


前途した通りコケには色々な種類がおり、それぞれ発生するタイミングや原因があります。
苔が発生する主な原因は下記の通り

苔が発生する主な原因
・水質の悪化(水換え・ろ過力不足)
・安定してない水質(バクテリア不足)
・多過ぎる光量

コケが発生する主な原因は、糞や残餌、肥料等による富栄養化が原因です。
水草やフィルターで処理しきれない栄養が豊富な水質ではコケが発生しやすくなります。

この水質悪化により発生し易いのは糸状苔や黒髭苔です。
これらの苔が生えた場合フィルターのろ過力や水換え頻度を見直す必要があります。

その他、バクテリアが定着していない不安定な水質では茶ゴケやアオミドロ等が発生しやすくなります。

またどのコケも光量が多いと成長を促進させる為適正な光量を心がける事も対策案として重要です。



苔を抑制する手段


コケは栄養と光量さえあれば発生します、飼育環境やバランスが偏るとそれを皮切りに一気にコケが発生します。
発生してからでも対策は可能ですが極力抑制するのがベストです。
下記の対策は苔対策の基本的な物ですが、大半のコケ問題は抑制する事が出来ます。

コケを抑制する対策
①水質(栄養)の対策
・適正な濾過や水換えを行う
・浮草類を入れる

②光量の対策
・光量を抑える5〜7時間
・直射日光を避ける

③生体による対策
・苔取り生体を導入する
・夜間エアレーション



①水質の対策・水換えやろ過力強化


コケが発生する大きな原因は水質悪化です。

生体の糞や残餌から発生するアンモニアや硝酸塩をバクテリアが分解して亜硝酸塩になります。
水草同様にコケ類もこの亜硝酸塩を栄養として吸収して成長します。

その為水換えを定期的に行なって水質を一定に維持する事や、フィルターによる物理ろ過と浮草等による水中の栄養吸収を行い予防する事が大切です。

苔を抑制するポイント
・ 適度に水換えを行い水質を傾けない。
・ フィルターを強化して糞や残餌を取り除く。
・ 浮草等の栄養の吸収力が高い水草を導入する。



②光量の対策・光量を抑える

コケ問題は水質だけでは改善できません。植物が成長するには光量(光合成)が必要です。

水草の成長を促進や鑑賞目的で光量が多過ぎる場合は苔の発生率が高まります。
1日の照射量を抑えたり、直射日光の当たらない場所に設置するのも大切です。

苔を抑制するポイント
・ 光量を抑える5〜7時間にする。
・ 直射日光を避ける。



③苔取り生体を導入・夜間エアレーション


水槽で水草や生体を飼育している以上必ずコケは発生します。
生えたコケを食べてくれる生体を入れる事で物理的にコケを取り除く事ができます。

コケの発生より抑制効果の方が大きくなるとほぼ苔問題に悩まされる事はありません。

また水槽内に水草が多いと照明点灯時は光合成により酸素を供給しますが、消灯時水草は酸素が必要になり水槽内の溶存酸素量が欠乏します。
よく水槽に油膜が張る原因の一つですが、この油膜はバクテリアの死骸と言われてます。
酸素量が足りずバクテリアが大量に死ぬ為です。

バクテリアが少なくなると水質が不安定になり茶ゴケやアオミドロの発生原因にもなります。
夜間消灯時のエアレーションはバクテリアの活性化にも繋がり非常に重要な要素となります

苔を抑制するポイント
・ 苔取り生体を導入する。
・ 夜間エアレーションをする。





水槽内に生えた苔を取る方法


それでは実際水槽内に苔が発生した時の苔取り方法を紹介します。
例えば水槽壁面なら手で擦れば済む話ですが、水草に生えたコケの取り方や、飼育水がグリーンウォーター化した際は人の手では対処できません。

また手を加えて改善する事(苔掃除)は決して悪くはありませんが、根本的な改善ではない為定期的に掃除は発生する事になるので、その頻度を下げられる様対策も紹介します。

水槽壁面の苔を取る方法


用具を使用して清掃するのがおすすめです。
僕は色々試しましたが、結論スクレーパーと激落くんが一番良いと思います。

普段はスクレーパー等で簡単な清掃をして月に1.2回届かない場所や細かい個所を激落ちくんでしっかり落として行く感じ。
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その他水槽壁面であれば苔取り生体の貝類を入れるのがおすすめです。
僕はフネアマガイやカバクチカノコガイ等苔取り能力高めの貝を入れてるので、常時全自動で常にピカピカな水槽壁面を維持してくれます。
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水草や流木に付着した苔を取る方法


水草に苔が付着した場合、苔取り生体に食べてもらうしかありません。
苔が付着すると見た目が悪くなるだけでなく、成長が遅くなったり枯れの原因にもなりますし苔は成長の遅い水草にはどんどん広がります。

水草の苔取り生体は色々いますが、一番優秀なのはヤマトヌマエビです。

個人的にヤマトとラムズホーン若しくはフネアマガイさえいれば苔問題はほぼ全自動で解決できます。

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飼育水のグリーンウォーター化


水槽内がグリーンウォーター化してしまったなんて経験はありませんか?水中に植物プランクトンが増えて水換えしても中々改善できません。

グリーンウォーターの改善ならアマゾンフロッグピット等の浮草や、浄化作用の高い水草を入れると良いでしょう。
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仮に水草だけで浄化効果が見込めない場合は入れられるならタニシや二枚貝等の濾過摂食が出来る生体を取り入れる方が劇的な改善が見込めます。
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まとめ


今回は水槽のコケ問題について、発生のメカニズムから原因・対策・コケ取り方法について紹介しました!

根本的にコケは植物同様『栄養・光量』があれば発生する為、常に苔は発生する状態にあります。水槽の環境(ろ過や水換え頻度)や光量がコケの発生や成長に適した条件に傾くと一気に苔は成長します。

記事で紹介した予防点を踏まえ改善する事で苔の発生は極力少なく抑える事が出来ます。