こんにちわ!かつやんです!
【南米ウィローモス】を溶岩石に活着させる方法を4パターン紹介します!
南米ウィローモスはシダの様な三角形状をしており、非常に美しくウィローモスの中でも高い人気を誇ります!
南米ウィローモスの活着させ方を紹介している記事や動画の数は少なく、
人によってモスを刻む人もいれば、そのまま縛り付ける人もいたり、どれが正しいのか分かりません。
この記事ではどの方法が早く・キレイに活着するか、4パターン程紹介したいと思います!
これから活着をさせたい方・興味のある方・ウィローモスは活着させた事あるけど南米ウィローモスは初めて!って方は是非良かったらお読みください。
独自の意見と共に一般的な方法からマニアックな方法まで紹介します!
- 南米ウィローモスとは?特徴を紹介
- 南米ウィローモスの活着4パターン
- 用意する物
- 溶岩石を選んだ理由
- 南米ウィローモスは葉に表裏がある
- 仮根は重要!接着面はコッチ
- ① 裏面仮根活着
- ② 葉っぱ丸ごと活着
- ③ 巻かずに刻んで活着
- ④ 刻んで水中飼育
- 一番早く活着するのは?
- まとめ
南米ウィローモスとは?特徴を紹介
南米ウィローモスは水生コケ(ウィローモス)の仲間で、山林に生えるシダの様な三角の幾何学的な形状の葉を展開します。
若干明るめの美しい色合いと整った葉の形状から人気の高い種類です。
使い方は流木や石などに活着させて使用します。
他のウィローモスに比べ、活着が弱かったり成長が遅い等の特徴があります。
その為、石や流木に活着させる際モスコットンよりテグスを推奨される方が多いです。
新芽が伸び始めてきたら、一度葉をカットすると次から生えてきた葉がきれいな三角形に生え揃います。
美しく育てるコツ
南米ウィローモスがキレイに育つとコケの生えた様な自然な演出を楽しめます。
育成面はそれ程厳しくありません。
水質にもうるさくなく、底床もソイルでなくても育ちます。
見ごたえのある整った葉の形を楽しむのであれば、やや明るめの照明・少量のCO2・肥料の添加を行った方が美しい姿に育ちます。
高光量で肥料が多い栄養過多の水槽ではコケが発生する場合があり、ヤマトヌマエビ等の苔取り生体を導入すると良い。
www.tanagogo.work
南米ウィローモスの活着4パターン
南米ウィローモスの活着方法の正解は?
例えば葉をカットして巻きつける方もいれば、葉をカットせず巻きつける方も居たりどれが正しいの?って思いますよね。
そこで今回は私がカラダを張って4パターンを試して検証していきたいと思います!
用意する物
はじめに用意する道具から紹介します。
( )内は代用可能お好みで使い分けて下さい!
※ は水中活着以外をする方用です。使うパターンと使わないパターンがあります。
溶岩石を選んだ理由
溶岩石は他の岩に比べてとっても使いやすく活着に向いています。
溶岩石の外観って凸凹していて、他より軽い印象を受けませんか?
これは小さな穴が沢山空いており、空洞が沢山ある多孔質の為です。
中に好気性バクテリアが住み着きやすく水質浄化にも役立ちます。
更に水草の根っこや仮根が凹凸部分に活着しやすいので活着土台には向いています。
活着が弱く成長が遅い南米ウィローモスにはうってつけかなと判断しました!
南米ウィローモスは葉に表裏がある
私はウィローモスは何度も活着させてた事があるので理屈等はわかりますが、
南米ウィローモスは初めてです。
そして気づいた事はよく見ると葉に、表・裏があります。
『これはきっと活着させるのにどちらかに仮根がある』って推測しました。
恐らく活着する面があるんじゃないかって事です。
まずは表裏の見分け方を紹介します。
表面
一番分かりやすいのは触るとよくわかります。
表面はすべすべしていて葉も緩く、よーく見ると仮根から弧を描くように湾曲しています。
裏面
対して裏面は全体的に少しゴワゴワザラザラしています。葉は少し反り返ってます。
中心部分がゴワゴワザラザラしているのですが、ここに仮根があるからです。
仮根は重要!接着面はコッチ
コケ植物に付いているいわゆる根っこ
仮根には体を支える役割はあるが、水は吸収できません。
活着する為には仮根を接着対象にくっつける必要があります。
そしてアヌビアス・ナナやミクロソリウムもそうですが、元々はえている根や仮根は活着しない事が多く、新たに生えてくる仮根がくっ付きます。
そう、接着すべきは裏面の新しい仮根です。
① 裏面仮根活着
それでは活着方法を4つ紹介していきます。
いきなりですが一番最初に私の考えるマニアックな活着方法の紹介です。
まず、上記で説明した様に(あくまで仮説)
南米ウィローモスは裏面に仮根があり、古い仮根は活着しない。
まずはひっくり返して葉の仮根部分をカット
※ここは活着しないので(多分)
そして周りの黄色い部分が新たな仮根を出し活着するであろう部位を裏面を活着面にして溶岩石にピンセットで乗せていきます。
この方法のメリットは以下の通り
・全て活着可能面をつけている
・全ての葉が活着する(ハズ)
・とても楽しい(凄くめんどくさい)
次にモスコットンで巻きつけます。
モスコットンはADA商品なので、ADA取り扱いのあるショップでしか販売されてません。
モスコットンは植物繊維で出来ているので放っておくとエビが食べたり自然と解けて無くなります。
たっぷり水をしめらせたペーパータオルと一緒にラップで包み
直射日光を避けて間接的に光を浴びそうな場所で保管します。
3日ペースで霧吹きをしながら観察します。
この記事に活着の様子・経過・詳しい作り方全て載せるとエライ長い記事になるので後日コチラの記事に関連記事をUPします。9月後半UP予定
② 葉っぱ丸ごと活着
これは個人的に間違いなく一番安全な手段です。
南米ウィローモスの褐色している古い部分を取り除き形そのまま貼り付けます。
一番安全と思う理由は以下の通り
・活着性が良い
・葉を傷めない
・巻きつけやすい
モスコットンで巻きつけていきます。
コチラの方法は葉全体が全て仮根と活着面がくっつく為活着性が良く、イタズラにカットをしないので葉を傷める心配もありません。
一枚丸々のせてるので巻きつけも簡単です。
①同様たっぷり水をしめらせたペーパータオルと一緒にラップで包み
直射日光を避けて間接的に光を浴びそうな場所で保管します。
3日ペースで霧吹きとペーパータオルを交換をするとカビや枯れを防止出来ます。
この記事に活着の様子・経過・詳しい作り方全て載せるとエライ長い記事になるので後日コチラの記事に関連記事をUPします。9月後半UP予定
③ 巻かずに刻んで活着
これは一般的なウィローモスの活着方法に似ています。
褐色していた古いモスの先端部分や、破片等無駄なく使いたかったので細かく刻んで巻きつけてます。
この方法のメリットは以下の通り
・簡単にできる
・モスの無駄を出さない
・細かく切るので表裏の判断不要
モスを1から2㎝角に切って載せて巻きつけます。
流木なら簡単に巻けるのですが、たまたまこの溶岩石が丸っこくて凹凸がはげしくモスコットンで巻きつける事ができませんでした。
その為こちらは巻きつけず載せるだけにしました。
たっぷり水をしめらせたペーパータオルと一緒にプラケースに入れます。
ラップを巻いて霧降をし、少し変化を出したかったのでこれはライトの直下に配置して高光量で様子をみます。
1日ペースで霧吹きをして計測してみます!
テラリウムの水から飛び出した部分的な感じに活着するかな〜なんて思ってます。
この記事に活着の様子・経過・詳しい作り方全て載せるとエライ長い記事になるので後日コチラの記事に関連記事をUPします。9月後半UP予定
④ 刻んで水中飼育
①同様真ん中の仮根を取り除き溶岩石に張り付けていきます。
こちらは水中活着をしようと思っているので、あまり細かくせず少し大きめに刻んで巻きつけてます。
この方法のメリットは以下の通り
・水中で活着の為観察しやすい
・管理が楽霧吹き・ラップ不要
・仮根を全てくっつけてる
モスを2㎝角に切って載せて巻きつけます。
水中にいきなり入れるので、あまりにも細かいと剥がれて待ってしまうと思い少し大きめのカットにしています。
推測ですが、水中が一番活着の速度も遅いです。
私はモスコットンを使用しましたが、モスコットンの様に1~2カ月で融けてしまう糸より、テグス等を使用した方が長期活着には向いてます。
【AZOO なんでも巻糸】等は糸も半透明の緑で巻きつけてても目立ちません。
この記事に活着の様子・経過・詳しい作り方全て載せるとエライ長い記事になるので後日コチラの記事に関連記事をUPします。9月後半UP予定
一番早く活着するのは?
実はこの記事を投稿する1週間前にそれぞれ仕込み始めた所で、まだ最終的にどの方法が一番活着が遅いか早いかは判断できていません。それぞれ様子や経過を書いた記事のリンクを貼り、全て活着出来た所でどの方法が一番早いか、遅いか。
どの方法が一番キレイか等書いていきたいと思います。
2021年10月後半にはこの記事をリライトして結果発表したいと思います。
まとめ
状態の良い南米ウィローモスはに成長して、アヌビアス・ナナやミクロソリウム、ブセファランドラ等の陰性水草を使ったレイアウトにマッチします。
今回はどのパターンが一番綺麗に着くか溶岩石で試してみましたが、南米ウィローモスは流木とも相性が良く活着します!
流通も多く入手しやすい水草の一つですみなさんも興味があればどんな方法が一番美しく活着するか試してみてはいかがでしょうか?