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流木煮沸のやり方!アク抜き・沈まない時に!時間やコツも詳しく解説


こんにちわ!かつやんです!

流木が沈まない・アクを抜きたい時に最も効果のある方法【煮沸】のやり方について解説したいと思います。

流木を購入・採取した際、最も効果的な下処理が煮沸です。
煮沸処理とは、流木を鍋に入れて煮沸(煮る)する方法です。

煮沸は流木のアク抜きだけでなく、同時に沈まない流木を沈める効果もあります。
水へ漬け込む場合より、早く・強力にアクや空気を抜くことができます。

他にも殺菌・消毒の効果もあり、自然採取の流木の寄生虫除去もできる為非常におすすめの下処理方法です。

この記事では煮沸のやり方・煮沸時間等、細かく詳しく解説していきます!
簡単なので鍋さえあれば誰でも出来ます!


流木の煮沸について

簡単に流木の煮沸処理の効果やメリット・デメリットをご説明します。
煮沸はアク抜き・流木を沈める効果・殺菌・消毒と様々な効果がありやる分には+な事しかありません。

デメリットは殆どない為私は推奨しています。

煮沸処理の効果は沢山ある

まず煮沸処理をする上で得られる効果は大きく分けて3つ。

① 流木のアク抜き
② 沈まない流木を沈める
③ 流木の殺菌・消毒

この3つを同時に効果的に行う事ができます。

①アク抜きに於いては、水に入れてた場合1ヶ月要するアクを1時間程で出す事が可能です。

②流木が沈まない理由は流木内の空気が抜けきらない事です。
熱湯で加熱処理をすると中の空気をスピーディーに抜く事が出来、沈める事が出来ます。

③殺菌・消毒効果として加熱処理を行えます。
特に自然採取品は寄生虫や病原菌といった雑菌が多くそのままでは使えません。流木の表面に付いた菌や虫も一緒に殺菌するので、とても有効なアク抜き方法だと思います。



煮沸処理のメリット・デメリット

下処理方法でいうと水に漬け込む方法の上位互換的な方法です。

非常にメリットが豊富です!デメリットはあまりありません。
煮沸時間1時間程度なので、よく光熱費がかかるとか言われますがカレーを作るのと変わりません。

水に漬けて1ヵ月待つか・煮沸して1時間で終わらせるかの好みで使い分けて良いかと。
煮沸後の流木が色が薄くなったとか脆くなったみたいな経験は現在ありません。

 ○メリット○ ・水につけるより早く処理できる
・アク抜き、空気抜き、殺菌、複数の効果を同時に得られる
・他の方法と並行すると効果大

▲デメリット▲ ・光熱費が多少かかる
・鍋に入るサイズの流木しかできない
・流木専用の鍋が必要
 
唯一のデメリットは鍋に入る流木サイズって点でしょうか。
この記事の下部で鍋に入らないサイズの流木の煮沸処理について別途解説してさます。

因みに流木専用の鍋が必要になります。
私は普段から30cm水槽が多いのでそこまで大きい流木は使いません。
22cmサイズの鍋を使ってます。
他にもサイズは30cmの物があります。
大きい流木を使用される方は大きめが良いでしょう。

大体1,000円前後で買えるのでアクアリウム用を一個持っててもいいかもしれませんね。


流木の煮沸処理のやり方


用意する物は2つ【鍋】と【流木】だけです。
あったほうが良いものも書いておきます。

 用意するもの ・鍋(22〜30cm位)
・流木
・ブラシ
・発泡スチロール

流木をブラッシング・手洗い


まずは流木を手洗いします。
表面の汚れや、簡単に取れてしまう様な外皮なら取り除いてしまいます。
あまり硬いものは流木を傷つけるのでブラシは硬めのハブラシ位でいいです。


1日水に浮かべて様子見


まずは白い発泡スチロールにいれてみずを張ります。
浮かぶ流木があるか?
どれ位アクがでるか?

1日様子をみましょう。

浮かぶ流木は石等で重りをして沈めておきます。
おおよそ1日でこれ位のアク【色】が出ます。

まずは鍋に流木を


流木を鍋にいれます。
この時浮かんでしまうモノを鍋底に、上には水に沈むモノを入れていきます。

その後流木が浸かるまで水を張ります。





煮沸時間は1時間を目安に

おおよそ煮沸は1時間と言われていますが、1回で1時間より2回・3回と煮沸・冷ますを繰り返した方が効果があったように感じます。

鍋の蓋をし今回は中火で20分×3セットで行います。

20分煮沸

火を消して1時間程時間を置く。

20分煮沸

を3回ほど繰り返します。
長時間火にかけるより、この方がアクがすごく出ます。

1回目の煮沸後の色はコチラ

水が茶色くアクが出ているのが解ります。

2回目の煮沸後の色はコチラ

ウーロン茶の様な濃い色になっています。


アクが出ていたら水換えする

発泡スチロールにあけるとこんなにアクが出ています。
色の出方を見る為にも、ある程度アクが出たら水は入れ替えてOKです。



浮くかどうかもチェックしよう


水量を増やして流木が沈む様になったか、まだ浮くか確認しましょう。

色が着いていて判りづらいのですが、最初に浮かんでいた枝上流木も無事沈んでいました!


火入れ3回目アク抜き


では新しい水で最後アク抜きをします。
正直20分3セットでは煮沸している分にはまだまだアクは出ます。

このアク抜きで【お湯ではアクが出るが、水なら出ない】って状態になれば◎です。



最後に1週間ほど常温の水で様子見

流木は大きさや形によって水に漬け込んだ際、1ヶ月で沈む・アクが止まるものもあれば、半年、1年とかかるものがあります。

煮沸処理はこの期間を大幅に削減してくれます。
因みに多少アクが出る程度であれば、活性炭を使用してアクを吸着出来ます。

活性炭でも『キョーリンブラックホール』が最も効果的です。

上部濾過や外部濾過を使うなら絶対おすすめです。
2ヶ月程効果があり、定期的な換水と活性炭を交換する事で効果を継続できます。

一度煮沸した後の流木であれば、アク抜きしたもの・してないものどちらにも有効なので使うべきです。



鍋に入らないサイズの流木の場合


採取品や鍋に入らない大型の流木であれば、発泡スチロールに流木を入れ、水の代わりに熱湯を入れる事で煮沸同様、消毒や殺菌効果も見込めますし、アクの出方も早くなります。

スーパーで貰えるのでネギ用の細長いのとか良いですよ!フタ付きの物なら冷めないのでよりおすすめです。

ただし1時間煮込んだ煮沸に比べると効果は低いです。
その為アク抜き剤(重曹)を併用すると効果が高いです。

アク抜き剤の中身はほとんど重曹に似ているので代用も可能です。

これを使うとアクは結構抜けます。
個人的に大きなサイズの流木(鍋に入らない大きさ・煮沸できない物・アクのよく出る物・)
におすすめです。

デメリットはアク抜き後、重曹を抜く作業が発生する事です。





煮沸をしても流木が沈まない・アクが出る方へ

煮沸は流木を沈めるのも、アク抜きにしても最も有効な手段の一つです。
しかし煮沸をしたからと言って確実に沈む・アクが抜けるわけではありません。
煮沸以外にも沢山方法がありみんな色々な方法と併用しています。
流木が沈まない方、アクが抜けない方向けにもっと沢山の手段を紹介した記事を紹介します。よかったら見て下さい。

流木のアク抜きについて詳しく解説してます!
www.tanagogo.work

流木が沈まない方はコチラの記事をどうぞ!
www.tanagogo.work


まとめ

今回は流木の下処理【煮沸のやり方】についてご説明しました。

煮沸はアク抜きや流木を沈めるだけでなく、流木の表面に付いている雑菌や寄生虫なども一緒に殺菌する事が出きるので、とてもおすすめな下処理方です。

お鍋ひとつで出来るので是非お好きな流木を水槽にいれてみませんか?

流木が沈まない!お困りの方はコチラ!
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