水草その前にの使い方！効果と注意点・水草やエビへの影響について

こんにちは！かつやん (@tanagokatsuyann)です！

正方形の緑のパッケージが目印の『水草その前に』アクアリウム経験者なら一度は見たり使った事があると思います！

『水草その前に』は水草の表面に付着している残留農薬やスネール＆貝類の卵等（害虫）・腐敗菌を取る事が出来る便利な商品です！

新しく買った水草に害貝の卵が付いてていつの間にか貝まみれになってしまったなんてよくある話です。でもプラナリアやスネールの侵入って本当厄介ですよね。

『水草その前に』はそんな事態を予防・解消出来るのでとても便利です！
ただ水草や飼育生体（特にエビ）への影響があるので、使用するには若干注意が必要です！
今回は『水草その前に』の正しい使い方と注意点について解説します！

水草その前にの効果とは？

『水草その前に』は農薬除去やスネール等害虫を予防する効果があり、購入した水草にを安心して水槽に導入する事が出来ます。

使う目的としては主に購入した水草の予防（殺菌・農薬除去）、家の水槽内にスネールが発生した際、水草の水槽間の移動の際にも役立ちます。

ただし良いメリットが多い反面、デメリットもある事も覚えておきましょう！

水草その前にを使用するメリット

水草その前にのデメリット

それぞれのメリット・デメリットをよく理解した上で使用しましょう！
因みにデメリットの対策はページ下部で解説します！

①使用方法ですが2Lの水に水草その前にを入れてよく撹拌します。
水草その前には白い粉状で、最初は浮いてますがよく混ぜて水に溶け込ませます。完全には溶けず沈澱しますが問題はありません。

※注意　必ず水の量を守りましょう
農薬は目に見えないので解りませんが、薄いと効果が弱まりスネールや卵、プラナリアを落としきれない時があります。
また濃すぎると急激なアルカリ性の水質変化で水草が溶けてしまう事もあるので注意です。

②時間は10分漬け込みます

つけ込み時間は10分です！容量・時間は必ず規定を守りましょう！
早くあげるとスネールを除去しきれないし、つけ込みすぎると水草にダメージを与えてしまいます。

10分以上つけた人のブログやYouTubeを拝見しましたが、水草がバラバラに溶けてるのを見ました。僕はちょっと高めの水草ばかりなのであまり実験する気になれずやってません。

③ 最後は真水でよく洗います

水草その後にはアルカリ性が強いのでそのまま水槽に入れると水質を急激に変化させてしまう原因になります。

また真水に入れてよくすすぐと水草に付いてた貝の死骸等も落とせます。稀に数匹生きてる事もあるので洗い落としてからが良いでしょう。

・水草その前にと相性が悪い水草がある
・水草に浸透した残留農薬を除去出来ない
・つけ込みすぎると水草に悪影響
水草その前にを使う前に必ず確認しておきましょう！
そこまで強い害はありませんが、水草とは相性の良しあしがあります。

「水草その前に」はアヌビアスやミクロソリウム・ブセ等の葉がしっかりしてる水草は問題ありませんが、葉が薄い水草（アナカリス、カボンバ、マツモ、ウィローモスなど）の一部は葉が溶ける可能性があります。
カボンバやマツモは葉の先端が溶ける事も有れば、付け根からとけてバラバラになってしまう事もあります。

使用上の注意点に10分と書いてあり、正しく使用すれば問題ありませんが長く漬け込んでいると溶けてしまう事があります。
コレはどの種類にも言える事なので注意しましょう！

水草表面についた残留農薬は除去できますが、水草が根から吸い上げた残留農薬は取りきれません。仮に小型の鑑賞エビ（ビーシュリンプ等）を飼育している場合少量の農薬でも☆になってしまうので、農薬を完全に抜くには2週間〜1ヶ月換水しながらバケツ内で完全に抜く必要があります。

水草その前にはアルカリ性が強く、そのまま水槽にいれるとpHを急激に変えてしまうので必ず真水で洗い流してから使用しましょう。

また上記でも説明しましたが、浸透してる残留農薬は除去できないのでその後2週間〜1ヶ月の残留農薬抜き期間を設けましょう。

水草その前には用法容量を守って使えばとても便利なアイテムです。
僕もレアな水草（アクアショップで売ってないやつ）はフリマアプリで買ったりしますし、アクアショップやネット通販で買ったものでもここまでせっかくスネール被害のない水槽に導入するのは勇気が要ります。

1袋200円程するので高いという声もありますが、僕は200円で予防できるなら絶対使うべきだと思います！
ラムズホーンやスネールが発生してしまった水槽から水草を移動する際等も必須になるので是非試してみてくださいね！