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水草を抜いたり食べてしまう苔取り貝!購入前に種類を見分けよう!

こんにちは!かつやんです!
水槽内の苔とり生体として重宝する苔とり貝、アクアリウムのタンクメイトとして重宝する存在です。

しかし苔対策の貝には水草を食べてしまう貝や、砂に潜る性質があり水草を抜いてしまう貝も存在します!

貝類も生きていく為に苔や水草を食べたり、砂に潜って身を守る訳ですが、その性質を知っていないと折角作った水草水槽がお釈迦なんて事もあります。

貝類が勝手に水槽に入って来る事はありません。選んで水槽に入れるのはご自身です。

水草に害の無い貝を知り選びましょう!

★この記事を読むメリット★
・水草に食害を与える貝類がわかる!
・水草を抜いてしまう貝類がわかる!
・水草に卵を生みつける貝類がわかる!
・水草に無害な貝類がわかる!


注意!水草への食害がある貝類!


まずは1番問題になるのが食害です、苔取り生体の中でも特に植物食性が高く水草を食べてしまう種類がいます。

食欲旺盛な貝の仲間は苔だけでなく水草まで食べてしまい、結果水槽内の水草が穴だらけ、茎だらけなんて事も。。

貝によってはブセファランドラやアヌビアス・ナナの様な硬い葉をもつ陰性植物にも食害をもたらす恐れがあります!


アンモナイト・スネール


アンモナイトの様な外観をした巻貝です。最大で5cm位まで成長します。

植物食性と言うより超雑食!
食害に遭わなそうな陰性植物のアヌビアス・ナナまで食べてしまう雑食ぶり。

苔取り能力も高いが水草のある水槽には入れない方が良い。

増えすぎた水草を入れておくとあっという間に食べてしまいます!


ゴールデンアップルスネール


黄色い貝殻に真っ白な体で見た目はとてもキレイです。
大きさも最大で5〜6cmと大きく成長します。

パールグラスや有茎類の水草を食べます。
貝が小さいうちは陰性植物をかじったりはしませんでしたが、大きくなると陰性水草の様な硬い葉っぱも食べてしまいます。




注意!低床に潜る性質のある貝類!


次に低床に潜る性質のある貝です。
基本貝類はほぼみんな低床に潜ろうとする習性があります。

行動をしない寝ている間や、餌を探してる時、他の生体から身を守る時等です。

確実に根付いてる水草であればそこまで被害を感じませんが、植えたばかりの有茎類や、底面に敷き詰めるパールグラスとは相性が悪いです。


キラー・スネール


苔取りと言うよりは、増えすぎた貝類を食べてくれる生体です。

水槽の中心でもガラス面でも場所を選ばず潜ります。

2〜3cm程度の比較的小さな貝なので水草を抜いてしまう程の事はありませんがパールグラスの様な絨毯系は相性が悪く気づくと穴だらけ、最終的には全面浮いてしまう事もあります。


フネアマガイ


苔取り能力No.1と言われるフネアマガイ

この貝は間違いなく苔取り貝の中でも最強の部類です。そして低床に潜る事も多いのですが大半はガラス面のみです。

ガラスに付着した苔を食べながらガラス面のソイルの中まで苔をたべて潜ります。

大体潜るといっても2cm程度なので直接的な害はありませんがパールグラス等はお勧めできません。
※我が家の水槽はこの子のせいか水槽のガラス4面だけパールグラスが抜かれてます。


ホワイトウィザードスネール


白いタニシの様な外観をしています。4cm位まで成長します。

貝の中では中型ですがこのサイズに潜られると少し厄介です。

水草の生えている近くに潜ると水草の根が露出してしまう事もあり、ルドウィジア等あまり地中深くまで根を貼らないタイプは抜かれてしまう事もあります。


その他二枚貝


ジャンルは違いますがドブガイやシジミ等も水質浄化を助けてくれます。
基本二枚貝は砂に潜って動き回るので当然NGです。





注意!水草に卵を産みつける貝類!


基本貝類は水草や水槽壁面に卵を生みつける種類の方が多いです。

卵を産みつけられたからといって水草がダメになる訳では無いのですが、汽水系の貝類は淡水では孵化できないので卵がそのまま残ります。

取り除く際に葉や茎を痛めたり、跡が残って外観を悪くする可能性が高いです。


『卵胎生』を選ぶべし

『卵胎生』とは卵を産まずメスが体内で卵を育てて稚貝を産む種類です。

卵胎生の貝は雌雄異体と言って繁殖にはオス・メスが1体ずつ必要で爆発的に増える事も少ないです。

▼卵胎生の貝▼
・イエローラビットスネール
・オレンジラビットスネール
・ホワイトウィザードスネール
・ヒメタニシ


卵を産む貝でも1匹なら大丈夫!

卵を産む貝類の仲間は大きくわけて雌雄同体と雄雌異体の2種がいます。

雌雄同体は雄・雌関係なく2匹以上同種がいると卵を産む性質があります。

逆手に取れば雌雄同体であっても同水槽内に同種を1匹だけ入れるのであれば問題ないと言う事です。
※購入時一方が受精していた場合を除く。




水草に無害おすすめな貝類とは?


水草に無害でおススメを挙げると
『水草への食害がない』
『低床に潜らない』
『水草に卵を産みつけない』

この辺の特性を持つものがおすすめかと思います。

条件がピタリと揃うのは下記の生体です!


ヒメタニシ


水草への食害が無く、それ程低床深くまで潜る事もない点や卵胎生という特徴も◎

比較的丁寧な苔取りの仕事をしてくれます。
外観的にも和風レイアウトに適しています。



オレンジ(イエロー)ラビットスネール

細長い特徴的なフォルムのイエローラビットスネール。
勿論苔を食べてくれますが、草食より雑食系であまり水草には興味はもちません。

長細い体のせいか低床には潜らず寝ている時は蓋を閉めてじっとしています。

黄色やオレンジの外観はレイアウトを崩しませんし水草水槽に入れても良いです。


次に食害が無く、潜らない貝と言う点は条件に合うが、卵を産む生体です。
こちらは水槽に1匹ずつ入れる分には◎です。

ラムズホーン


水草を食害しませんし、低床に潜る事もありません。
良くも悪くも1匹なら卵を産みつけられる心配もないです。

ただ小さく1匹では苔の抑制には太刀打ちできません。
増えると厄介なので水槽に入れる前に受精してないか確認が必要です。


シマカノコガイ


カノコガイはバランスよく優秀な貝です。
シマカノコガイは大きくても3〜4cm程度

見た目も縞模様が美しく熱帯魚レイアウトに向いています。1匹単位で入れる分にはレイアウトの邪魔もしません。


カバクチカノコガイ


カノコガイの仲間でも大きく成長します。
茶色い外観はレイアウトにいれても目立たず邪魔をしません。

1匹単位での苔取りパワーも申し分ないので優秀です。


まとめ!購入前に気をつける事


苔取り生体(今回は貝)は種類によって水草を食べてしまう者もいれば、深くまで潜って水草を抜いてしまうもの。又は卵を産みつけるものと様々です。

それぞれの特性を知り自身の水槽にあった生体をえらびましょう!


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