アクアリウムレイアウトに流木を用いると悩まされがちなのがアクです。
生体や水草に直接的な害はありませんが、飼育水がブラックウォーターになり鑑賞性が落ちます。
折角綺麗なレイアウトや水草を植えても水が黄ばんでいたら魅力も半減してしまいますよね?
流木のアクは大きさや量にもよりますが、数ヶ月〜1年位は出ます。
今回は『キョーリンブラックホール』を使って飼育水のアクを驚くほどとる方法を紹介します!
アクアリウムに於ける『アク』とは?
アクアリウムに於ける『アク』とは何か?
生体に害があるのか・無いのかを簡単に説明します。
『アク』=【腐食酸】
アクの正体は腐食酸と呼ばれる物で、
主に「タンニン・フルボ酸・フシン酸」等の物質です。
このアクによる生体・水草への直接的な害は殆どなく、寧ろ多くの熱帯魚にとって弱酸性は心地よくストレス軽減・飼育環境には適しています。
ただデメリットとして、水を黄ばませる為鑑賞面の低下。水草に届く光量が遮光され光度が少低下する等があります。
アク抜きをした方が良い理由
流木は購入・採取品共にアクは含まれており、アク抜き・熱処理済みの物でも同様に出ます。
美しいレイアウトに透明感のある水はアクアリウムの醍醐味であり、アクは水槽の水を茶色くしてしまい見た目が悪くなる。
コレがアク抜きをする一番の理由と言えます。
キョーリン『ブラックホール』が最強!
水槽内に出たアクを除去するには活性炭がおすすめです!
アクを除去する活性炭の中でも『キョーリンブラックホール』が最も効果があり、推奨されています。
今回はこちらのレビューも兼ねて紹介します!
アク抜きでなく〝除去〟する
キョーリン『ブラックホール』等の活性炭は、流木の"アクを抜く"のでなく、流木から出た"アクを除去する"ものです。
水中に溶け出したアクを除去するので確実に透明な飼育水を作れるメリットがあります。
因みに活性炭はアク(色素)意外にもニオイ等も吸着してくれる優れものです!
濾過によって使用できる物と出来ないものがあり、外部式・壁掛け・上部濾過に限られます。
投げ込み式・底面濾過には適用出来ないので壁掛けを追加する等の工夫が必要です。
壁掛け式なら小パックの用意もあります。
▼小型水槽壁掛けならコチラのサイズもあります!
効果は2日で実感できる
1日と書きたい所ですが、効果をハッキリ実感出来るには2日程かかります。
たった2日で驚くべき効果だと思いませんか??上の写真は水換えも何もしてません。
上部濾過にブラックホールをポンと入れただけです!
ビックリするほど綺麗になりますし、ブラックホールを入れてる間はこの透明感が持続します。
効果は2ヶ月
パックを入れてから2ヶ月効果を実感出来ます。
その後もまた2ヶ月を目安に交換します。
自然と流木からアクが出なくなり、ブラックホールなしでも綺麗な水を維持できる様になります。
パックにも日付を書き込めるのも便利ですね!
流木の数や大きさにもよりますが、 60cm水槽なら1個、90cm水槽なら2個を目安に入れます。
流木のアクを取り除く方法
流木のアクを取り除くには色々な方法があります。
一つは、今回紹介した様に活性炭を使ってアクを除去する方法。
もう一つは、流木を煮沸・漬け込みによる〝アク抜き〟を行い事前に流木のアクを抜いてから水槽に入れる方法です。
最も効果的なのはこの両方の手段を用いて、アク抜きした上で活性炭によるアク除去が効果的です。
▼アクの抜き方をまとめた記事はコチラです▼
www.tanagogo.work
アク抜き前と後の画像
水草にとってはアクは光量を遮断する原因になる為、無い方が成長を促進させます。
鑑賞面でも色鮮やかに美しく見える為鑑賞性は上がります。
生体にとってはブラックウォーターは弱酸性に偏り心地よい環境になります。
ブラックホールの様に色素や匂いを吸着する活性炭は悪い部分だけ取り切るのでとても使い勝手が良いです。
まとめ
アク抜き(除去)は行った方が鑑賞面がグンと良くなります。アク抜きだけでは何度か行っても完全にアクが抜ける迄はかなりの時間を要する為、活性炭を使用したアク除去と両方行う事がお勧めです。
ブラックホールは非常に優秀なアク除去効果があるので是非一度使って見てください!