こんにちは!かつやんです。
水槽を長年使っていると、水槽の上部に白い粉のような汚れがこびり付いて取れなくなってしまった。水嵩が減った所に白い線のような汚れが付着してしまった。
アクアリウムをやった事のある方は経験している方も多いと思います。
実はこの白い汚れ『水垢』なんです。
水垢は一度水槽についてしまうと中々取れない頑固な汚れで見た目も悪くなります。
水槽にはガラス素材・アクリル素材があり、間違った方法をとると水槽の面を傷をつけてしまう事があります。
でも水垢を落とす方法は一度覚えてしまえば簡単です!
今回は「水槽の水垢を取る方法」を紹介していきます!
水垢の正体は「炭酸カルシウム」
水垢は触るとザラザラとしていて、簡単には落ちそうにありません。
水垢の正体は、水道水や底砂利に含まれるカルシウム成分が乾燥して結晶化したもの「炭酸カルシウム」と呼ばれる成分です。
主にエアーや濾過の飛沫等で水槽の上部や、水嵩の上部に出来やすいです。
僕の場合は使わなくなって外で水分が蒸発しながらだったので水嵩毎に線ができてこの様に全体が白くなってますが、一般的には上部にだけ出る事が多いです。
水槽の水垢を取る際の注意点!
水槽の水垢を除去するにあたって、注意する事は1つです。
それは 『水槽の材質』です。
水槽にはガラス製とアクリル製があり、それぞれ材質によって対処法が違います。
ガラスは比較的衝撃には弱いが、表面は丈夫なので傷はつきにく、頑固な水垢も丈夫なスポンジやプラスチックのヘラ等を使って取ることが出来ます。
アクリルは比較的衝撃には強いが、表面は擦ると傷つきやすかったり、変色し易い特徴があるので、メラミンスポンジ等で擦ると、水槽に傷がつきやすくなります。
ガラス水槽の水垢をとる方法
ガラス水槽は傷がつきにくい為、メラミンスポンジが有効です!
アクリル水槽との1番大きな違いとしてメラミンスポンジやスコッチブライトが使える、強く擦って落とす事が出来る点です。
ただ2.3年程度で付いた水垢はメラニンスポンジで落とせますが5〜10年使用している水槽は水垢の上に水垢が付着しているのでメラニンスポンジで擦っても簡単には落とせません。
その為水垢の性質を考えた対策を紹介していきます。
①メラミンスポンジで水洗い
水垢を取るには一度水槽全体を水洗いして、濡らしたメラミンスポンジで強めに擦るのが良いでしょう。
ある程度薄い水垢はこれで落とす事ができます。
長い間乾燥させて厚い層になっているのであれば樹脂製のヘラ等であらかた削ってからでも大丈夫。
鏡やガラス用のうろこ取りクリーナーも試しましたが、コスパと使い易さから個人的にメラミンスポンジが一押しです。
よく濡らして使えば気になる程の傷はつきませんが、どうしても気になる場合は内側に於いては水を溜めて水中作業をした方が良いでしょう。
■ メラミンスポンジ ■
①ー2スコッチブライトで水洗い
実際触ってみるとわかりますがスコッチブライトは触ってみてもザラザラしていて固いです。
確かにメラミンスポンジで落とせない汚れも簡単に落とせて洗浄力は高いのですが、同時に傷つきやすさも増しデメリットも多いです。
■ スコッチブライト ■
②落ちない水垢はクエン酸を使う
メラミンスポンジなどで擦って落とした後も、一度では落ちない様な白い跡がのこります。
市販のクエン酸を水と割って、水槽にキッチンペーパーやタオルをあて霧吹きし30分程置きます。
水垢の汚れの強い部分は定期的に霧吹きを繰り返し半日程放置するとより落ちやすくなります。
水垢はアルカリ性の炭酸カルシウムなので、酸性のクエン酸は相性が良く、汚れを落としやすくしてくれます。
少し放置した後に同じくメラミンスポンジで擦りよく洗い流します。
重曹やクエン酸の使用量は裏面の適正量より少し濃いめに作った方が効きます。
あまり濃く作るとスプレーしにくくなるので注意。
バケツにクエン酸水を作ってタオルやキッチンペーパーに含ませ繰り返すのも一つの方法です。
※薬品を使用する場合はあくまでリセット時のみです。水槽内に生体や水がある場合は薬品の使用は控えた方が良いでしょう。
■ クエン酸 ■
厚くしつこい水垢はヘラで物理的に落とす
長年放置して厚くこびり付いた水垢は、メラニンで擦った程度では物理的に落とす事ができません。
私の写真の水槽は3年位だったのでそこまで使う事はありませんでしたが、5〜10年使用している水槽にはおすすめです。
ヘラにも種類は多いのですが、樹脂製のヘラがおすすめです。金属製の道具の場合ガラス水槽でも傷をつけてしまう事がある為、プラスチック性質のヘラなどで蓄積部分を取り除く方が無難です。
掃除後の様子、水上部は多少後はつきます
かなりキレイにはなったんですが、多少水槽上部だけは若干残りました。
触ってもザラザラはせず、ただ色だけ白色化しています。
水で濡らすと気にならない程度ですが一番付着していた部分なんだと思います。
アクリル水槽の水垢をとる方法
一般的に樹脂製のアクリル水槽はガラス水槽に比べ水垢がつきずらいです。
しかしアクリル製の水槽は、ガラス水槽よりも傷がつきやすく、くれぐれもメラミンスポンジやスコッチブライトで擦るのは控えた方が良いでしょう。
間違った方法で掃除すると水垢でなく細かい傷による白濁りが出来てしまいますので注意しましょう。
その為同素材のスポンジでゆっくり力を入れず掃除していきます。
①同素材のアクリルたわしで落とす
アクリル水槽はメラニンやスコッチブライトを使用するとアクリル素材に細かな傷がついてしまいます。その為同系素材のアクリルたわしがおススメです。
まずは全体を水洗いし、濡らしたアクリルたわしで大きく円を描くようにこすります。
同素材であっても局所的に縦や横に擦ると白く跡が残ってしまいます。
メラミン、スコッチブライト、うろこ取りクリーナーに比べ落ちずらいので重曹を使うのもおススメです。
ただアクリル水槽には傷がつきやすい為根気良く優しく擦るのが良いでしょう。
■ アクリルたわし■
②落ちない汚れにはセスキ炭酸ソーダ
セスキ炭酸ソーダは、界面活性剤が使用されていないので水槽の水垢取りに向いています。
重曹水を更に強化版みたいなイメージです。
アクリルたわしに染み込ませて水槽の水垢を円を描くように大きく優しくこすりましょう。
■ セスキ炭酸ソーダ ■
③最終手段はクエン酸
アルカリ性の水垢を取るには酸性が有効とされている為、アクリルに害のないクエン酸がおすすめされています。
ガラス水槽同様キッチンペーパーにクエン酸を含ませ、こびりついた水垢に貼り付けます。
数時間放置した後はアクリルたわしや重曹などでこすり拭きを行ってください。
これは入れ知恵なのですが、一般的にアクリル水槽は酢酸や食酢といったアルコール由来の酸は相性が悪くアクリル水槽がひび割れてしまうことがある様です。
個人的にはお勧めしない薬品類
私も実際水垢の良い落とし方はないのか調べていた所、洗剤や漂白剤等の薬品を使用する方法を書かれていた方も居るのですが。
今後生体の飼育を考えているのであればあまり薬品類はお勧めできません。
まとめ
アクアリウムを楽しむ上で水槽は綺麗でないと鑑賞性が下がります。
その為、水槽の水垢は綺麗にメンテナンスしたいですね!
ガラス水槽であればよくメラニンやスコッチブライトで擦って綺麗に水洗いし、その後クエン酸で仕上げるととてもキレイになります。
アクリル水槽であれば同素材のアクリルタワシで優しく円を描く様に優しく擦りながらしあげるとよいでしょう。
私の水槽ですが、水に濡れている部分はほとんど目立ちませんが水上部分はどうしても多少白くのこります。
触ってもざらつきはなく、ガラス自体が白色化してる感じです、しかし水を入れてしまえばほぼ目立ちません。
真っ白になってしまった水槽を見るともう無理かな〜なんて思いがちですが、ちゃんと手入れすると綺麗に復活しますよ!
みなさんも是非試してみて下さいね!
このブログではアクアリウム関係の情報を提供しています!
よろしければ是非読者になっていただけると幸いです!
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