こんにちわ!かつやんです!
『夏場の水温対策で、氷・保冷剤(凍らせたペットボトル等)を水槽に浮かべて冷やすのはアリ〇ですか?ナシ▲ですか?』
ブログやインスタのメッセージで複数名の方から、似た内容のお問い合わせを結構頂きました。
※人によっては水槽の周りに置く・上部フィルターに入れる等様々
もしかしたらこんな悩みを持ってる方多いのかな?
と思い、記事にまとめました。
初めに言うと答えは『ナシ▲やめた方が良い』です。
この記事では、質問に対して私の意見をシンプルにお答えします。
そして氷や保冷剤で冷やすのはナゼよく無いのか?その理由や、正しい対策も合わせて説明したいと思います。
- 結論・絶対やめた方が良い!
- 水温を急激に冷やしたり戻したりは最悪
- 水温は常に一定に、ゆっくり下げる
- 夏の水温対策イチオシは2つ
- まとめ
- おまけ メリットしかない水温対策
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結論・絶対やめた方が良い!
即答でお答えします。絶対やめた方がいいです。
理由は『急激な水温変化』を起こす事になるからです。
基本的に水槽で飼育できる観賞魚は一部の熱帯魚やメダカを除いて夏場の高温に弱いです。
日本淡水魚・ビーシュリンプ・二枚貝等は特に弱く、酸欠や水質悪化で☆になる事も少なくありません。
しかし、それと同じ又はそれ以上に『急激な水温変化』にめっぽう弱いのです。
水温を急激に冷やしたり戻したりは最悪
仮に夏場30℃以上の水温の水槽に、氷・保冷剤・凍らせたペットボトルを水槽に入れると水槽内はどうなると思いますか?
入れる量にもよると思いますが、おそらく短時間で急激に水温が下がります。しかしまた数時間後氷が溶け、日中になったら元の30℃に戻っていると思いませんか?
恐らく水槽内で何が起こるかというと、急激に水温を下げて飼育している魚にストレスやダメージを与えます。
そして翌日、また高温に戻って魚にストレスやダメージを与える事になるでしょう。
これは魚にとってサウナと水風呂交互に入れられてる様な物です。
人間も1日で夏と冬が何ども来たら体調崩しますよね?それに近いです。
魚は体力を奪われると病気の原因にもなります、気をつけましょう。
水温は常に一定に、ゆっくり下げる
私が氷や保冷剤を勧めない理由は一時的な効果しかない事です。
水温は常に一定に保つ事、ゆっくり下げる事が大切です。
長期的目線で考えるとより効果的です。
以下の方法で飼育水温を下げる事ができます。
・ 水槽用冷却ファンを使用
・ 蛍光灯の照射量を減らす
・ 通気性の良い蓋
・ 日光を遮断する
コチラの対策は一つ一つでも充分効果を期待できますが、
冷却対策を複数併用した方がより効果が期待できます。
より詳しく夏場の水槽、水温対策を読みたい方はコチラの記事をどうぞ!
www.tanagogo.work
夏の水温対策イチオシは2つ
『エアコンの室内冷房』と『水槽用冷却ファン』の2点がおすすめです。
私は圧倒的にエアコンがおすすめですが、飼育水槽の管理数、電気代をかけたくない場合、等に応じて対策を変更すると良いでしょう。
エアコンの室内冷房メリット・デメリット
一番おすすめはエアコンです。
水槽の水温は室温とほぼ同じか、照明ライトの分少し室温より高めになります。
その為エアコンの使用はアクアリウムの水温を上昇させない為には最も効果的な方法と言えます。
24時間つけっぱなしでなくてもOK
主に室温(水温)が一番上がる日中につけてさえいれば、夜は消しても大丈夫です。
室温が上下すれば間接的に水温も合わせて穏やかに上がったり、下がるので生体への影響も優しいです。
27℃~28℃の水温をキープするには25~6℃前後の設定が良いでしょう。
唯一のデメリットは夏場の3カ月程ですが、電気代が高くつく事です。
因みに水槽が少ない場合には『水槽用冷却ファン』の方がコストパフォーマンスが良いです。
・ 複数の水槽を管理している方向け。
・ 急激な温度変化が起こらない。
・ 小型水槽を利用されてる方向け。
・ 電気代がかかる。
・ 大部屋である程電気代がかさむ。
水槽用冷却ファンメリット・デメリット
水槽を設置している部屋にエアコンがない場合や、電気代的にエアコンを使うのが難しい方は水槽用の冷却ファンがおすすめです。
最近の冷却ファンは非常に省エネなので、エアコンに比べてもかなり電気代は低く済みます。
1台あたりの導入費用はかかるものの、飼育水槽が少ない方等は冷却ファンを導入した方が費用はかなり安く済みます。
冷却ファンは正直、エアコン程の効果は期待できません。
長時間つけておくことで『2~3℃程度』は下げる事が出来ます。
夏場の30度を超えてしまう環境ではこの2~3℃下げる効果は大きいと言えます。
・ エアコンより電気代が安い。
・ 飼育水槽が少ない方向け。
・ エアコン程冷却効果は高くない。
・ 水分が蒸発しやすい。
KOTOBUKIスポットファンはリーズナブルで効果も高いです。
冷却機は水面から風を送り込むのが最も効果的です。
まとめ
最後まで読んでくださってありがとうございます。
ご説明した通り氷や保冷剤冷凍ペットボトルを使用した対処法は、水温を下げる効果はありますが、飼育魚している観賞魚には不向きな為行うべきではありません。
意外と丈夫に見える観賞魚でも季節の変わり目、寒暖差や水質悪化は体力を落とし病気の原因になります。
ただいたずらに水温を下げるだけでなく飼育している観賞魚の事も考えて取り組みましょう。
おまけ メリットしかない水温対策
記事を最後まで読んでくださった方へのおまけです。
お金を極力かけず水温を1~2℃落とす方法があります。
それは水槽のガラス蓋を園芸ネット等で代用し、通気性を上げる方法です。
これ思っている以上に効果を実感できますよ!おすすめです!
因みに、モノづくりが得意な方はコチラの記事で作り方を紹介してます。
ホームセンターの園芸用ネットと発泡スチロールで簡単に作れます!
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苦手な方は、『観賞魚用 蓋スライドカバー』がおすすめです。
蓋とフック一体型のスライドカバーなのでカンタン置くだけ!
幅が40〜60cmまで対応出来るので使い勝手も良くガラスと違い割れる心配もありません。
この方法は最もコストが低く生体にも悪い影響を与えません。
宜しければ是非取り入れてみて下さい!
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