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タナゴと相性の良い水草の種類は?オススメの水草や選び方を紹介!

こんにちわ!かつやんです!

タナゴを飼育する際、水槽に水草を入れたがすぐに食べられてしまう。
こんな経験のある方も多いのでは?

そもそもタナゴは草食性の強い雑食で水草は好んで食べます。
その為タナゴ水槽に水草を入れると食べられてしまったり
抜かれてしまうなんてこともあります。


やっぱりタナゴ水槽で水草を楽しむのは難しいのか・・・

『大丈夫!水草のレイアウトは楽しめます』

この記事ではタナゴに食べられにくい水草や、タナゴが好んで食べる水草等の紹介や、相性の良い水草・レイアウトに合う水草を紹介していきたいと思います。





タナゴの飼育に適した水草は?

まず初めにタナゴ水槽に水草を入れるメリットを知りましょう。

タナゴは水草を好んで食べる傾向がある為、鑑賞目的で入れるにしても食べられ易い水草やタナゴが比較的食べにくい水草等の種類があります。

隠れ家として使うなら背の高い後景のものが良いですし、観賞用としていれるなら食べられにくい水草を選ぶ必要があります。

水草を水槽に用いるには以下のような理由・メリットがあります。






タナゴ水槽に水草を入れる理由

タナゴの水槽に水草を入れる目的は以下の理由が挙げられます。

・鑑賞の見栄えが良くなる。

・タナゴの隠れ家になる。

・水槽内の水質・環境を整える。

・タナゴの餌になる。



・鑑賞の見栄えが良くなる
タナゴに限らず美しい緑色の水草が入ると水槽がより美しくなります。
特にタナゴは繁殖時期に婚姻色が出て色鮮やかになる為、水草があるとより色が映えて観えます。



・タナゴの隠れ家になる
水草は外観だけでなく、タナゴの隠れ家としても活躍します。

寝る際に水草の陰で寝たり、
繁殖時期になると雄同士は縄張り争いを始めます、その際身体の小さな雄は追いかけ回される事があります。そんな時にも水草があると良い。



・水槽内の水質・環境を整える
水槽内や水草にはえた苔を魚やエビ・貝が食べその糞や餌の残りなどを分解して栄養とするので水槽内の環境が良くなります。
バクテリアの水質浄化とあいなってより良い環境が作りやすくなります。



・タナゴの餌になる
半分デメリットでもありますが、タナゴは草食性が強く水草を好んで食べます。
好んで食べるのは比較的葉が柔らかく葉の細かい水草を好みます。
(カボンバ・ロタラ・ミリオフィラム等)

逆に食べられるのを防ぐには葉が固めで、大きいものは比較的食べられずらい。
(マツモ・セキショウモ・ルドヴィジア・アヌビアスナナ等)






タナゴと相性の良い水草の種類とは

それではタナゴの飼育に向いているスタンダードな種類を紹介します。
簡単な特徴も記載しますので


カボンバ

金魚藻として知られている馴染みの深い水草です。濃い緑色が美しく清涼感があり日本淡水魚には良く合います。

葉は細かく柔らかい為タナゴには食べられる事があります。
しっかり底床に植えないと根がでないので、砂や石は深めに用意しましょう。

※モスコットンで軽く結いて密生させて植えたり、しっかり根付いてからタナゴを入れる事で比較的抜かれにくくはなりますが、葉は食べられて茎ばかりになる事もあります。



マツモ

針の様な尖った葉をしている事が由来です。
初心者の方でも簡単に飼育できます。

特徴としては成長が非常に速い、又根を張らないので浮かせておいてもグングン成長します。

葉が固めな為タナゴに食べられる事がないので、タナゴに水草をすぐ食べられてしまうという方にはおすすめです。



アナカリス

別名オオカナダモともいいます。
カボンバ・マツモと並んで金魚藻としてポピュラーな水草です。
育成が非常に簡単で金魚やメダカの飼育にもっともよく使われている水草です。



アヌビアス・ナナ

初心者向けの水草として人気が高い種類です。
成長が穏やかな為、トリミングの手間も少ない事もメリット

葉が大きく固めなので食べられる心配もありません。光量が少なくても育つので育て易い水草の一つです。前景に向いています。


アマゾンソード

南米産の水草で他の水草と同様に育成しやすい種類です。葉も大きいのであまり食べられる事はありません。
経験上砂や石よりソイルの方が断然成長の度合いが早いです。



バリスネリア

和名セキショウモともいわれます。
葉は背が高く固めなのでタナゴに食べられる心配がありません。

後景で真っ直ぐ伸ばして先端は流れになびかせる様なレイアウトで使う方が多い。
比較的丈夫な種類ですがかなり長めに成長するので、他の水草に影を作らない様にする必要があります。


ハイグロフィラ

葉脈が綺麗な水草で丈夫です。
抜かれる心配はありませんが、枯れたり葉の傷んだ所は随時突かれて食べられてしまう事もあります。
どちらかというとソイルの方が育ちやすいです。


ウィローモス

流木や石等に活着させて使います。
タナゴというよりもエビの飼育に使われる事が多いです。

タナゴと一緒にエビ等を混泳する場合には非常に良い。


ミリオフィラム・マトグロッセンセ

雪の結晶の様な形をした美しい水草です。
まっすぐというより横に横に大きく伸びていくので後景に使うととボリュームが出しやすい。

カネヒラ等の食欲旺盛なタイプには葉を食べられてしまう事がありますが、カネヒラ以外にはあまり食べられる事はありません。




タナゴは水草を好んで食べる

冒頭でも説明しましたがタナゴは草食性の強い雑食の為、水草は好き好んで食べます。

ちゃんと餌を与えていても水草は好き好んでつつくので決して空腹だから食べるとかいう訳でもありません。

しかし水草の種類にはタナゴが好き好んで食べる水草もあれば、興味を示さず食べない水草もあります。

更に言うとタナゴも現在日本には18種ほど生息してますが、力が強く草食性が強い種類もいれば、小さく余り水草への食害がない種類もいるので、説明していきます。


タナゴが食べる水草と食べない水草

ここではタナゴが比較的好き好んで食べる種類と、タナゴに食べられにくい種類を紹介します。

※あくまで私の経験上ベースのお話で必ず食べられる、食べられないというものではありません!(食べられにくい、食べられやすい位の認識です。)


タナゴに食べられやすい水草
【特徴】
・葉が柔らかい。
・葉が小さい・細かい。

カボンバ・アナカリス・ハイグロフィラ
ロタラ ・ミリオフィラム等

タナゴに食べられにくい水草
【特徴】
・葉が硬い。
・葉が大きい。

マツモ・アヌビアスナナ・
バリスネリア・アマゾンソード・
アマゾンチドメグサ等



タナゴの種類も気を付けよう


タナゴの中でも水草を特に好き好んで食べる種類がいます。
それは『カネヒラ』です。
この種類はタナゴ類でも最大級の大きさになる種類で草食性が強く水槽の水草を食べつくしてしまいます。

他にもカネヒラ程ではありませんが経験上『タイリクバラタナゴ』も比較的水草を良く食べます。


逆に水草をあまり食べない種類もいます。
それは『カゼトゲタナゴ』です。

日本の在来種の中でも最小で成魚でも4cm弱です。
勿論全く食べないというわけではありませんが、比較的水草が食害に合う事は少ないです。

身体の大きなタナゴや遊泳力の高い種類は食べる以外にも、縄張り争いや水槽内で暴れた拍子に水草を抜いてしまう事もあるのですが、カゼトゲタナゴは気性も大人しく体も小さいので水草を抜かれるリスクは更に少なくなります。



外国産の水草は農薬に注意

水草を購入する際は必ず農薬の有無を確認しましょう。
大概ペットショップでは農薬処理済みや、農薬使用の記載をしてます。

輸入物の水草は大概スネールや害虫から水草を守り美しく保つために農薬が使用されている事が多いです。

農薬を使用している事は多々あるのでペットショップなら店員さんに確認すると良い。ネットショップ等で記載がない場合等は問い合わせるか、決して高い物ではないので『水草その前に』(農薬処理剤)を使用してしっかり抜いてから使用すると良い。

ちなみにタナゴは比較的強いのでそこまで農薬によってダメージを受ける事はありませんが、
水槽内に苔取り用の海老などを飼育している場合は特に注意が必要です。




その他水草を選ぶ時のポイント

まずはタナゴに食べられにくい水草を選ぶのが一番で、その次に冬季の水温に耐えられる水草を選びましょう。

水草は平均20°〜30°を適温としますが、冬場のタナゴ水温はヒーターを入れない限り室内に置いてある60cm水槽でも 20°以下になる事がおおいです。
その為、熱帯の水草は適していません。
タナゴを飼育するなら低水温でも育成可能な水草を選ぶべきでしょう。

水草は水温が低いと成長が遅くなったり葉が枯れ、溶けたりします。
水草が枯れると当然水質の悪化にもなるのでその点は注意しましょう。


低温にも比較的強い水草

アヌビアスナナ・マツモ・バリスネリア・
カボンバ等



まとめ

タナゴ水槽に水草を入れる事でメリットは沢山あります。

タナゴに水草を食べられる可能性が高いので、お困りの方は食べられにくい固い水草を選びましょう。

水草も楽しみたい場合にはタナゴの種類も選びましょう!カネヒラのような大型より、カゼトゲなどの小型のタナゴを選ぶと良い。

因みに水草は冬場の低温にも強いものを選ぶと一年を通して楽しめます