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カネヒラの特徴・外観・飼育・繁殖・釣り情報を詳しく解説!

こんにちは!かつやんです!

カネヒラはタナゴの中で最も大型で婚姻色の美しい人気の高い種類です!

カネヒラの魅力はなんと言っても大きな魚体に圧巻の婚姻色です!最盛期はエメラルドグリーンの体色にピンク色の鰭が非常に美しく迫力があります。

しかしカネヒラは遊泳力が高く、大きさ・気性もあって飼育をする際は水槽の大きさや混泳生体等すこし気を付けなくてはならない点も多い魚です。

秋型の産卵というタナゴの中でも珍しい特性があり、繁殖も春型のタナゴより少し難しい為流通量は少な目で比較的高値で取引されてます。

この記事では人気のカネヒラの飼育方法・繁殖方法・釣り情報・飼育の注意点等を解説します!
カネヒラの飼育を検討している方は是非読んでみて下さい!

カネヒラの特徴


     
分類 コイ目 , コイ科 , タナゴ亜科 , タナゴ属
学名 Acheilognathus rhombeus
育成難易度 ★★★☆☆ 普通
寿命 2年前後
大きさ 最大で12~16㎝前後
飼育水温 10℃〜27℃
性格 気性は結構荒い
混泳 大型の淡水魚 ◎
産卵時期 【秋型】 9~10月



カネヒラの外観


カネヒラは体長約10~16cm前後と在来のタナゴの中では最大の大型種です!
体形は側扁しており、成長と供に体高がでて菱形になります。
大きく育つと迫力があります!

口角に1対の短い口髭があり、体色は銀白色、肩部に暗色の斑紋が入り、体側の後部中央に青緑色の縦縞が走っている。

雄は繁殖時期になると非常に美しい婚姻色が出て、雌は少し黒みをおびており、体高がやや低めです。

体側が暗黄褐色になる特有の婚姻色が出る為春先になるとかなりカッコイイです!

■■ カネヒラ ■■

カネヒラの婚姻色


繁殖期になると背側がエメラルドグリーンになり、最盛期は背側が深い緑色になります。背鰭・尻鰭は濃いピンクと日本淡水魚の婚姻色の中でも1,2位を争う美しさがあります。
屋外で飼育しているとより濃く美しい色合いになりますよ!


【カネヒラ雄の様子】


繁殖期になると雄は色鮮やかな婚姻色が出ます。
背面が金属光沢のあるエメラルドグリーン色に、体側は青緑色の体色に、背鰭と臀鰭がピンク色に染まり最盛期は白く縁どられる。

非常に鮮やかな婚姻色で美しさはトップクラスです!
繁殖期特有の追星が鰓蓋と吻端にも出て日本淡水魚特有の力強さもありますね!

大きく育つほど体高が増すのでより迫力が出ますよ!




【カネヒラ雌の様子】


雌は少し緑がかった銀白色で鰭が黄色っぽい色をしています。
雌は繁殖期の9〜11月になると白い卵管が出る。
水槽で飼育していると秋以外に春にも卵管が出て繁殖をする事もある。
生後一年ほどで卵管も出て産卵出来る様になります。








カネヒラの飼育方法・餌・寿命


水質・水温にも強く餌は市販の人工飼料にも慣れる為飼育しやすい。
遊泳力が高く体も大きくなる為大型の物が好ましく、水槽は60cm以上、90㎝あると安心!

カネヒラは泳ぎも得意な為、餌は顆粒・フレーク・浮上・沈下種類は問いません。
カネヒラ雑食ですが植物食性が非常に強く、餌を与えていても水草は好んで食べてしまいます。

タナゴはどの種類も寿命は平均で3年です。
自然界での寿命は約2年程といわれており、自然界より家での飼育した場合の方が長生きで倍の4年近く生きる個体も多いです。
外敵も少なく安全ではありますが、飼育環境が悪いとすぐ☆になってしまいます。
飼育環境は非常に重要な要素の一つです。


【カネヒラの飼育水槽】


カネヒラは大型に成長し、遊泳力も高いので60cm以上が理想です。
良く餌を食べ糞の量も多い為、低床は掃除のしやすい大磯砂が適しています。

カネヒラは水流を好むので止水より上部式フィルターや外部式フィルターで水槽内に水流を作ってあげましょう!水槽の作り方は目的や予算別、タナゴ水槽の立ち上げ方!にまとめているので是非ご覧ください!

また、草食性が非常に強い為大半の水草は食べたりつつかれて抜かれてしまいます。レイアウトで水草を使いたい場合はミクロソリウムやマツモ等硬めの水草を使うと良いでしょう。
レイアウトは岩や流木を中心に、後は食べられない水草を入れると良いでしょう。
★カネヒラにも食べられない水草をお探しの方はコチラをどうぞ!
タナゴ水槽におすすめの水草!美しい水槽を作ろう!




カネヒラの性格・混泳


性格は縄張り意識が強く活発で泳ぎ回る。水槽で混泳する場合は大きさや数に注意が必要。

カネヒラはやんちゃな性格をしているので、水槽で飼育すると一番大きなカネヒラがボス的な立場になり、貝を入れると縄張りを作り他の魚は皆追い払おうとします。
小さな種類は追い掛け回されてボロボロにされてしまう事もあります。水槽の大きさや混泳生体は供に大型が向いています。




【カネヒラの混泳相手】

◎ タナゴ同士なら中~大きめのタイプと混泳可能!
シロヒレ・ヤリ・アブラボテ等の比較的中~大型の遊泳力のあるタイプと相性が良い。


◎ おすすめは大型の日淡がおすすめ!
他のタナゴより大きい為、オイカワ・モツゴ・カワムツ・ドジョウとも混泳出来る!
比較的大きくて強い部類の為、本来タナゴは混泳が難しいとされているヨシノボリやオヤニラミの肉食魚とも混泳できます。


× 小型の生体とは混泳は控えよう。
同じタナゴでもカゼトゲタナゴ・ニッパラ等小型の生体は追い掛け回されてしまったりカネヒラが貝を陣取ってしまう為うまく繁殖出来なくなってしまいます。
また、メダカやミナミヌマエビ、その他稚貝や稚エビはカネヒラは雑食の為、捕食されてしまう事があります。









カネヒラの繁殖方法


カネヒラは珍しい秋型の産卵で9〜11月にイシガイやカタハガイ等の二枚貝を好み産卵します!
秋に産卵するタナゴ類はカネヒラ・ゼニタナゴ・イタセンパラの3種。

産卵後数日から3~4日で孵化するが、稚魚は母貝内で越冬。翌春5〜6月に9mmほどの稚魚が母貝から浮出する、その後急速に成長しその年の秋には成熟する。

この方法は産まれてきたばかりの稚魚を外敵から守ったり冬場の水温から稚魚を守る意味合いがあるが、現在同じ秋型産卵のゼニタナゴ、イタセンパラは絶滅危惧種になっている。この原因には貝自体が越冬前に死んでしまったり、コンクリート化が進み貝自体が少なくなってきている傾向がある。


【飼育水槽での繁殖】

水槽内で繁殖させたい場合は、カネヒラのいる水槽に二枚貝を入れると雄は二枚貝の周りに縄張りをつくり雌を誘導し産卵します。

水槽内に二枚貝を入れ2カ月程したら貝を取り出し別水槽に移すと良い
※水槽内で稚魚が孵化すると親魚に食べられてしまうリスクと水槽内で貝に必要な餌が少なく餓死してしまうケースがある為。

その後は二枚貝が翌春まで餓死しない様にはグリーンウォーターを与えながらを繰り返します。

★毎年繁殖させてます!繁殖情報はコチラをどうぞ!
二枚貝を使用したタナゴの繁殖!貝の飼育・産卵・種類等徹底解説!



【おすすめ二枚貝】

秋型産卵は二枚貝を越冬させるのが難しい。理由は貝の餌

冬場は餌になる植物プランクトンが湧きづらいので餓死させない為、グリーンウォーターを別水槽で常に作っておき継ぎ足ししながら越冬させます。
※私は与えたことないけど豆乳も良いらしい!



カネヒラの釣り情報

カネヒラは釣りに於いても力強いヒキを見せてくれるので一度釣ったらあの感動は虜になる方が多い!

分布は国内では琵琶湖淀川水系より西の本州と九州の北西部に自然分布しているが、貝等に入った卵から発生した種が宮城県や茨城県の霞ヶ浦その周辺などにも移入されている。

比較的タナゴの中でも大きく強い方なので自然界でも繁殖している。
カネヒラが釣れる場所は、河川の下流域や流れの緩やかな湖や池、湖沼霞ヶ浦や琵琶湖本湖の止水域に生息しています。

タナゴ類の中では遊泳力が高く移動範囲の広い種で、特に産卵期には二枚貝の豊富な水域を求めて活発に移動する。

食性は植物食に偏った雑食で主に藻類を食べる。この特徴から、夏場は岩場などの底石に藻が付着している場所、水草や植物が豊富な場所が狙い目です。

秋口は二枚貝の多い地域に移動するので貝が生息する場所を調べとくと良い。
婚姻色のキレイなのが釣れた時はもう震えます。
食性は雑食で、アカムシや黄身練りも食いつきが良い。

【カネヒラ釣りを2倍楽しむ】


大型である為グングンとした力強い引きの感触と、水面から上がってきたときの雄の婚姻色の美しさはタナゴ界NO.1!

タナゴ釣り用の竿を使うと楽しさは桁違い、カネヒラの強い引きが手にビクビクビクっと伝わってきて。興奮は最高潮間違いなし!

★タナゴ竿を使うと楽しさは2倍以上!
タナゴ釣り初心者向け釣竿の選び方【タナゴ竿おすすめ10選!】


カネヒラの購入方法

カネヒラを購入する際はネットショップがおすすめです!
主に関西圏で近場で釣れる場所があるなら釣りをするのも良いかと思いますが、自然界でも数を減らしており中々釣れる事は少ないです。

アクアショップでも日本淡水魚に強い所にしかいないのでネットショップでの購入がおすすめです。
■■ カネヒラ ■■





まとめ!


カネヒラは釣って良し!飼育して良し!
飼育する際は広めの水槽で悠々と泳がせてあげましょう!

因みに私も育ててますが、カネヒラブリードをされているファンはカネヒラの改良品種でブルーメタリックやゴールドという美しい品種がいます。
コチラの記事で紹介してます。
www.tanagogo.work

メタリックやゴールドは色の色素の濃い美しい者同士を交配させて作っており、その子供全部が全部ゴールドやメタリックって訳ではないので少し高価です。
カッコイイのが好きな方には是非挑戦してほしいタナゴです。

このブログではタナゴ関係の情報を提供しています!
よろしければ是非読者になっていただけると幸いです!