こんにちは!かつやんです!
水槽を色鮮やかにしてくれる赤系水草を10種紹介します!
真っ赤に色づいた赤系の水草は水槽のレイアウトにメリハリがつき、より鮮やかな水景をつくる事ができます。
一般的に赤系の水草は飼育が難しい、CO2が無いと色が綺麗に出ない等の声をよく聞きます。
しかし、全ての種類の飼育難易度が高いわけではありません。
今回は初心者の方でも挑戦しやすい赤系水草を10種紹介します!
最初に水草が赤くなる理由と、赤く育てる簡単なコツも紹介します。
これから赤系水草に挑戦したい方のお役に立てればと思います。
なぜ水草が赤くなるのか?
まず最初に水草が赤くなる理由を知っておきましょう。水草の葉や茎が赤くなるの理由は【光合成を抑制する為】です!
赤系の水草だからといって常に赤色をしている訳ではありません。
種類によっては光量が少ないと緑色になり、光量が多いと赤く色づきます。
これは光合成を抑制する為に水草が葉や茎に有機化合物成分アントシアニンを作る為です。
水草に必要以上光合成を続けると、水草の組織が壊れてしまう為、余分な光量を遮断する為葉の表面にアントシアニンを出します。
これが水草が赤くなる理由です。
水草を赤く育てるコツ
次に赤系水草を飼育する時の最低限のポイントを解説します。初心者の方にはCO2とか、光量 lm数以上のとかわかりづらいと思うので、簡単にわかりやすく目安となる飼育条件を紹介します。
最低限抑えるポイントは以下の3点です。
・ PH5〜7
・ 水温22〜28度
光量…1番重要!1日10〜12時間を目安に照射する。
水草を赤くするには光量が何より重要です!
しっかり照射時間を取り光合成させましょう!
つけっぱなしにせず昼夜をしっかりつくる事も大切です。
PH…PH5〜7弱酸性が理想
低床はソイルが管理しやすい。
水温…水温は22〜28度
冬場の低温と夏場の高温にも注意!
CO2はあったほうが断然綺麗に成長しますが無くても大丈夫です。
初心者向け赤系水草10選!
ロタラ レディッシュ
ロタラレディッシュは割と最近日本でも出回りはじめたロタラ系水草で現在では赤系水草の代表格。真っ赤な紅葉の様な赤色をしています。
ロタラ系の中でも1番赤みが強く、インディカやHraよりも赤みが強いです。
とにかく赤いのが欲しい方には是非おすすめです。
水上葉での流通される事が多いのですが、水槽に入れ光量を与えると真っ赤な水中葉を出します。
有茎草の中でも丈夫で育てやすい水草です。
CO2と強めのライトを当てると赤みがどんどん強くなる。
ロタラsp.H’ra(ハラ)
正式には【ロタラ ロトンディフォリアベトナムH’ra 】ロタラインディカに比べ、高光量・CO2添加がなくても赤くなりやすい種類です。
比較的赤くさせやすい種類ですので初心者の方にもおすすめできる水草です。
うまく育てれば葉のみならず茎までも真っ赤に成長するため、水槽のアクセントとしては抜群の効果を発揮します。
真っ赤に成長したロタラsp.H’ra(ハラ)は、見応えのある水景を作り上げてくれます。
最適水温は26度程度で、弱酸性~中性の水質がベストです。
ロタラ インディカ
赤くなるロタラの代表種です。丈夫で育成しやすく人気の水草です。育成環境によって緑・黄・ピンク・赤色に成長します。光量によっては葉先が赤く→ピンク→黄→緑のグラデーション風にもなります。
葉幅は約3㎜程度の大きさです。水槽サイズは小型水槽から大型水槽まで活躍します。
レイアウトでは水槽のワンポイント・中景〜後景にの配置に適しており、美しい茂みを楽しむことができます。
流通も多く、安価で入手しやすい水草です。
ロタラ マクランドラ
ロタラの中でも葉脈がとても綺麗でチューリップの花の様な葉を出します。ピンクっぽい赤色をしています。
ロタラマクランドラは光量の当たる上部は赤いが下部は綺麗な緑色のグラデーションになります。
他より少し値段が高めになりますがとても美しい種類です。
ルドウィジア スーパーレッド
赤系水草の代表格です。色合いは茶系の深い赤色です。
赤の発色も出やすく、ルドゥィジアの様に環境に左右されず常に赤みのある色合いをキープできます。
同じく赤系のルドウィジア レペンス ルビンに比べ、スーパーレッドは葉が大型化しない為小型水槽でも使い易い。
折角群生させても環境が合わないと枯れて葉を落とし、鑑賞性を損なうので水温や光量はしっかり管理が必要。
ルドウィジア レペンス ルビン
ルドゥィジア レペンス ルビンはスーパーレッドより葉や丈も大きく迫力があります。色合いも深みのあるワインレッドに近い色をしています。
丈夫で飼育も色を出すのも比較的簡単です。
高光量・CO2添加がなくても赤くなりやすい種類です。
成長も早く葉も大きくなる為、小型水槽のレイアウトでは扱いづらい。
小型水槽の場合、水面から顔を出した水上葉も最初のうちは紅色で美しいです。
レッドミリオフィラム
赤色のミリオフィラムで雪の結晶の様な繊細な葉が凄く綺麗です。色味はオレンジ系の赤色をしています。
ロタラやルドゥィジアとは少し違った形状をしているので赤系を何種か入れるならおすすめです。
強い光量を当てるとグングン水面まで伸び、差し戻しでボリュームを出しやすいのも特徴です。
弱点は葉が細かく、光量を当て続けると表面に苔がつきやすいのがデメリットです。
レッドカボンバ
金魚藻で知られているカボンバをそのまま紅葉させた様な水草です。葉はカボンバ同様細い葉が円状になり、和風のレイアウトでも活躍します。
環境次第で色合いは別物に変わります。
光量がつよいと全身を真っ赤にしますが、おおよそ新芽の中心が真っ赤でオレンジ→黄→緑の様なグラデーションになる事が多い。
どちらも非常に美しい。
レイアウトでは中景〜後景で活躍します。
成長が早く水上葉にはならないので定期的にトリミングが必要です。
ハイグロフィラ・ロザエネルビス
ハイグロフィラの仲間で最も美しいと言われる水草です。鮮やかな葉に個性的な白い葉脈は美しく、中景で華のある存在感を醸し出します。色合いは赤と言うよりピンクに近い。
丈夫で強くどんな環境でも飼育できますが、強い光量やCO2がないと赤色を濃く維持する事が困難です。
背が低めなので光量が届かず緑色になる事もしばしばあります。
フィランサス フルイタンス
最後は変わり種で浮き草です。フィランサス フルイタンスは赤系浮き草の代表格です。
色合いは最大限赤くなると紅色の様な色に変化しますが、通常のLEDでは緑と赤と黄色が混ざった様な色合いをしています。
赤くさせるにはかなり強い光量が必要となります。
まとめ
今回は赤い水草を10種紹介しました!赤系水草は水槽のレイアウトに彩を添えてくれたり、アクセントとして美しい水景を作る事に適しています。
水草が赤くなる理由や、赤く育てるのコツを知るとより美しい水景をつくる事ができます!
もし気になる種類があれば、ご自身の水槽のレイアウトに入れてみてはどうでしょうか??