こんにちわ!かつやんです!
赤系水草の代表格『ルドウィジアsp.スーパーレッド』の紹介です!
ワインレッドに染まる赤系のルドウィジアの仲間です。
同じ赤系の水草の中でも比較的茶〜深い赤の落ち着いた色合いをしています。
同種の赤系ルドウィジア 『レペンス ルビン』に比べ、『スーパーレッド』は葉が大型化せず、小型でレイアウトでも使い易い人気の高い赤系の水草です。
飼育環境が合わないと枯れて葉を落とす事が多く鑑賞性を損います。
栄養・水温・光量はしっかり管理が必要です。
この記事ではルドウィジアsp.スーパーレッドの飼育方法や特徴・レイアウト・水上葉、水中葉の違い・赤く美しく育てるコツなど紹介します!
- ルドウィジアsp.スーパーレッドの特長
- ルドウィジアsp.スーパーレッドの外観
- ルドウィジアsp.スーパーレッドの育て方!
- ルドウィジアsp.スーパーレッド赤く育てるコツ
- 増やし方のコツやポイント
- レイアウトでの使い方
- 相性の良い生態は?
- ルドウィジア レペンス ルビンとの違い
- 購入方法
- 水上葉を水中葉にする方法
- まとめ
ルドウィジアsp.スーパーレッドの特長
名前 | ルドウィジアsp.スーパーレッド |
育成難易度 | ★★★☆☆ 普通 |
育成光量 | 60cm20W2本 |
PH | 6.0〜7.5 |
CO2添加 | 添加しなくてもOK |
生長速度 | 早め〜普通 |
植栽位置 | 中〜後景 |
水温 | 22℃〜28℃ |
低床 | ソイル◎ |
ルドウィジアsp.スーパーレッドの外観
【色について】
色合いは同じ赤系の水草の中でも比較的茶系の深い赤色をしています。
赤の発色も出やすく緑色になる事もありません、常に赤みのある色合いをキープできます。
【大きさ・形状】
葉の長さは1.5cm~2cm、葉幅は1cm程度の大きさ。
ルドウィジアは葉や丈が大型化する種類が多いのですが、『スーパーレッド』は葉や丈が大型化する事なく、小型水槽にも使いやすい。
一般的な緑系の水草とは全く違う色合いの為、ワンポイントとしても活躍してくれますし、
密生させてボリュームを出すと迫力のある赤い後景を作れます!
ルドウィジアsp.スーパーレッドの育て方!
赤系の水草は育成が難しいとされていますが、 ルドヴィジアsp.スーパーレッドは赤系水草の中では比較的育てやすいです。
赤く育てる為に光量を多く必要とする事もありますが、成長速度が緩やかな為トリミングも然程頻繁には起こりません。
CO2はあるに越した事はありませんが、無しでも充分飼育可能です。不足すると葉が小型化したり成長が止まったりする事もあります。
底床は栄養系ソイルがおすすめです。砂利でも育成は可能ですが、砂利系での飼育であれば2~3ヶ月に一度、様子を見ながらを肥料を与えましょう。
飼育の注意点【枯れる・苔】
『スーパーレッド』の特徴として苔問題が起こりやすいです。
【成長穏やか・光量必要・栄養ソイルが適している】と書きましたが、よーく観察して育てる事をお勧めします。
仮に栄養が飽和した環境で光量が多い+成長が遅いと苔被害にも遭いやすくなります。葉に苔が回ると成長が止まったり、光合成不良で枯れたり悪循環が起こります。
※この場合はCO2を添加する、換水頻度を増やす等施策をした方が良いでしょう。
ルドウィジアsp.スーパーレッド赤く育てるコツ
ルドウィジアsp.スーパーレッドは、赤系の水草の中でも色を出しやすい品種です。
ベースとなる色が赤系の色をしている為、ロタラインディカの様に完全に緑色になる事はありません。※多少緑化する事はあります。
赤く育てるコツは光量が鍵
基本光量が強い程赤く綺麗に育ちます。
照射時間は一日10〜12時間を目安に与えると良いでしょう。
水槽の大きさが小さい30㎝水槽等の場合は普通のLEDでも十分ですが、60㎝等の大きな水槽を使う場合は光量の強い照明を選ぶと良い。
低床はソイルがお勧め!
基本栄養豊富なソイルが最も向いています。
低床がソイルであれば光量さえしっかり与えていれば赤く育てる事ができます。
ただコケ対策には気をつける必要があります。
苔が生えて光合成不良になったり、葉が枯れたりもします。
増やし方のコツやポイント
基本、差し戻しで増やします。
ある程度ボリュームを出したい場合は、10cm前後に伸びたら上部5〜6cmの長さに揃えてカットし、栽植位置の手前に差し戻しすれば茂みを作りやすい。
その際カットした元は抜かずに残しておく。
残した株は脇芽を出し成長増。
植えた株は根を張り成長する為、倍々で増えていきます。
水温・光量・栄養と環境が整っていれば比較的簡単に数を増やす事ができます。
挿し戻しとは
水草の上部を半分位からトリミングして、再度植えることを挿し戻しと言います。
ルドウィジアsp.スーパーレッドは差し戻しを繰り返して、元あった株からは新芽が出てくるので倍々に増やす事ができます。ほとんどの有茎草は挿し戻しで増やすことができます。
レイアウトでの使い方
ルドウィジアsp.スーパーレッドは大型化しない為、小型水槽でも扱い易い特徴があります。
基本的には後景が向いており、密生させて美しく個性的な水景を作る事ができます。
ボリュームを出したい時は後景に植えてトリミングした部位を手前に手前に差し戻すを繰り返す事で立体感のあるレイアウトになります。
色も個性が強く大型化しない為、中景でワンポイントとしても活躍します!
相性の良い生態は?
綺麗な赤を出す為にはやはりある程度の光量が必要です。
その為、赤系の水草は他よりコケ等の心配もあるのでビーシュリンプやヤマトヌマエビ・オトシン等の苔取り生体との相性が良いでしょう。
www.tanagogo.work
ルドウィジア レペンス ルビンとの違い
同じ赤系ルドウィジアの仲間に『レペンス ルビン』という種類があります。
簡単に挙げると『スーパーレッド』と比べて
【葉が大きく・赤みが強い・丈夫で・成長速度が早い】という特徴があります。
【① 葉の大きさ】
『スーパーレッド』→大型化しない
『レペンス ルビン』→大型化する
【② 葉の色合い】
『スーパーレッド』→褐色系・赤茶色
『レペンス ルビン』→赤みが強い・紅色
【③ 丈夫さ】
『スーパーレッド』→普通・環境次第
『レペンス ルビン』→丈夫・枯れない
【④ 成長速度】
『スーパーレッド』→普通〜遅い
『レペンス ルビン』→早い
総合的に見ると個人的な見解では
大型水槽向き→レペンスルビン
小型水槽向き→スーパーレッド
と、使い分けが必要かと思います。
購入方法
※写真は水上葉
流通量も多くアクアショップでも高確率で売っています。勿論ネット通販でも購入する事が出来ます。
ルドウィジアsp.スーパーレッドは水上葉と水中葉どちらの形状でも売られています。
値段も比較的安価ですし、購入時の状態よりその後の飼育環境の方が重要です。
よって【水中葉・水上葉】【アクアショップ・ネット注文】どれを選んでも然程違いはありません。
水上葉を水中葉にする方法
ルドヴィジアsp.スーパーレッド は水上葉で出回っている事も多い。
水上葉を水の張った水槽に入れ、二週間程様子を見ると脇芽をだし水中葉を沢山展開します。
ある程度成長してきたら、水中葉の茎をカットして差し戻しします。
その後は完全に水中葉として根付き成長します。
ソイルで有れば問題なく育ちますが、トリミング後は必要に応じて根元に固形肥料を与えてあげると良い。
まとめ
ルドウィジアsp.スーパーレッドは赤系水草を代表するメジャーな品種で人気があります。
赤系の水草は種類によっては色落ち(緑化)してしまう種類もあるのですが、ルドウィジアsp.スーパーレッドは元の色合いが赤系なので、比較的赤い色を出しやすい事も人気の理由です。
同じ赤系のルドウィジアレペンスルビンと比べて大型化しない点も小型水槽メインのアクアリストには選ばれやすい理由の一つです。
赤系水草に挑戦したい方にもおすすめの水草です!