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サイアミーズフライングフォックスの飼育情報!黒髭苔対策で最強!


こんにちは!かつやんです!

サイアミーズフライングフォックスと言えば厄介な『黒髭苔』を食べてくれる希少な苔取り生体として古くからアクアリスト達に愛される存在です!
   
苔取り生体は他にもヤマトヌマエビ・オトシンクルス・貝類等色々居ますが、どの生体も『黒髭苔』だけは食べません。

サイアミーズフライングフォックスは『黒髭苔』 を食べてくれる数少ない存在です

水草水槽を楽しんでいる方にとって、他の苔取り生体と一緒に強い味方になってくれます!

育て方や導入時の注意点・苔を食べなくなってしまった場合の注意点等詳しく解説したいと思います!




サイアミーズフライングフォックスの特徴


サイアミーズフライングフォックスの特徴
  • 学名:【crossocheilus siamensis crossocheilus oblongus】
  • 最大で10〜15cm程の大きさ
  • 寿命は10年と長い
  • 体の中央に黒い線模様
  • 遊泳力が高い
  • 黒髭苔対策が出来る
  • 小型生体と混泳可能
  • タイ、マレーシア、インドネシアに分布


サイアミーズフライングフォックスはどんな魚


『黒髭苔』を食べる唯一のコケ取り生体として人気があります!

雑食ですが植物食性が強く、藻を食べる習性があります。
流木・岩・水草についたコケをついばむ様にして食べます!
勿論黒髭苔だけでなく、糸状苔・藻・茶ゴケ等も食べてくれます。


サイアミーズの大きさと外観


全長10cm位になるコイ科の仲間!
※ しかし10cm以上というのは大きな水槽(60cm 以上)で飼育した場合です。

寿命も10年と長い為人工飼料をしっかり与えて大きな水槽で飼育していると最大で15cm程になる事があります。

小さな水槽で飼育していると成長がストップするのでそこまで大きくなりません。
我が家では30cmの小型水槽に一年程居ますが5cm程度でかなり小さいです。

外観は銀色の体色に体側に黒いラインが一本入るだけのとてもシンプルな外観をしています。
レイアウトを崩す事もないので、小型/大型水槽と幅広く活躍出来ます。




黒髭苔を食べる?食べなくなる?


サイアミーズフライングフォックスはもともと『黒髭苔』を食べる希少なコケ取り生体として知られています!

しかしネットの情報では、『サイアミーズフライングフォックスは黒髭苔を食べない』『食べなくなった』『飼って後悔した』等書き込みや情報が多く出ています。

では私が実際一年程飼育してみて果たして黒髭苔をちゃんと食べるのか、食べないのか等、書いていきたいと思います。


サイアミは黒髭苔を食べます!

結果から言うと『黒ひげ苔は食べます』
ただ、黒ひげ苔を駆逐するにはかなりの数又は時間が必要になります。

※色々な人の記事を見ていると大きめのサイアミーズは食欲旺盛で黒髭苔もあっという間に食べる様です。

憶測ですがサイアミーズフライングフォックスが小さいと食べる力が弱いのか突いてはいるけど中々駆逐するには時間がかかります。

サイアミーズフライングフォックスは基本雑食で食いしん坊なお魚で『人工飼料・アカムシ・苔類』なんでも食べます!

黒髭苔は確かに情報通り食べてくれますが『サイアミーズは多分黒髭苔はあまり嗜好品ではない!又は食べづらい!』という事も分かりました。


サイアミーズは黒髭苔以外の苔も食べる


サイアミーズを一年飼育していて気づいたのは
黒髭以外の苔も食べるという事。

黒髭苔はあまり得意じゃないのか食べにくいのかわかりませんが、食べる苔がないから食べるという感じです。

石の表面に発生した茶色の茶ゴケ、アオミドロ、糸状ゴケ、珪藻なども処理をしてくれます。寧ろそっちのが食べやすいみたいです。


 サイアミーズが食べる苔の種類 ・黒髭苔
・茶ゴケ
・糸状ゴケ




黒髭苔を食べない場合には理由がある


経験上サイアミは市販の人工飼料に慣れると餌ばかり食べる様になり、空腹時位しか黒髭苔を食べてくれません。

食欲旺盛で美味しいものから順番に食べる傾向があり、人工飼料の味を覚えてしまった我が家のサイアミは『人工飼料→糸状苔→黒ひげ苔・その他水草・稚海老』の順に食べます。

※黒髭苔を食べるだけならシルバーフライングフォックスのが優秀という情報もあります!

私はサイアミーズにはかわいそうですが、餌は最低限しか与えませんでした(週1回位)
しゃーなしみたいな感じでまた苔類を食べる様になります。笑






サイアミーズフライングフォックス飼育の注意点


サイアミーズは遊泳力が非常に高いです。
小さいうちは5匹程の小さな群れを作って水槽内を泳ぎます。

鯉科の魚は遊泳力が高く飛び跳ねる事がしばしばあります。
その為水槽の蓋は必ずする様にしましょう!

寿命は10年と長めですが殆どが飛び出しで命を落としてしまう事が多い。



サイアミーズフライングフォックスによる食害

サイアミーズフライングフォックスは雑食で餌が少なければ他の水草や稚海老を食べてしまう事もあります。

私の家では30cm水槽で小型ですが、極火蝦(ミナミヌマエビ位の大きさ)の稚海老はやはり食べられてしまいました。

一度水槽内に選別落ちの小型シュリンプ(凄く増えてしまったので)を入れてみると親サイズの個体は一緒に混泳出来るのですが、そこではやけた稚海老は全て食べられてしまいました。

他にも私の水槽ではウォーターフェザーや苔の生えたルドウィジアスーパーレッドを入れてましたが、苔を食べる際に抜かれたり食べられる事はしばしばありました。




サイアミーズフライングフォックスの混泳


経験上温厚な性格をしており、多くの生体と混泳ができます。

どちらかと言うと遊泳力は強い方なのでヤマトヌマエビに襲われる事もありませんし、
私の家に居たのは5.6cmの個体ですが他の生体を襲う様な仕草も追いかけ回す素振りもありませんでした。

◎サイアミーズと相性の良い生体


 ◎ 経験上 混泳可能 ◎ ・小型シュリンプ (ミナミヌマエビsize)
・ヤマトヌマエビ
・オトシンクルス (その他オトシン)
・小型プレコ   (ミニブッシー) 
・苔取り貝類
・小型日本淡水魚 (タナゴ)
・メダカ


個人的に相性が良いのはエビ類やオトシン・プレコ・貝類の苔取り生体との相性が良いと感じています。

それぞれ好むコケに違いがあり、生活圏も違うので、水槽内の様々なコケに有効です。

▲▲▲あくまでウチの5.6cm生体の話です▲▲▲
あくまで生き物の話なので絶対はありません。

仮にウチのサイアミーズが15cmサイズ迄成長したのならミナミヌマエビやメダカも襲われてしまうかもしれません。
気性・個体差もそれぞれ違うので何とも言えません、参考程度にしてください。



×サイアミーズと相性の悪い生体

 × 経験上 混泳不可 × ・稚海老
・稚魚
   

仕方ない事ですが稚海老や稚魚は食べられてしまいますのでその点は理解が必要です。

▲憶測相性が悪い生体▲
他にもサイアミーズフライングフォックスは遊泳力が高いので、スイホウガン・デメキン・リュウキン等の泳ぎがゆっくりな生体とは相性が悪そうです。





サイアミーズフライングフォックスの購入


アクアリストの中でも飼育している方が多いメジャーな熱帯魚です。

そしてサイアミーズのもう一つの魅力はとにかく安価な事です。
生体の価格は200円前後と安いです。
コケ取り能力の高さと購入価格を比べるとかなりお得に感じますね!

因みに通販で購入するならcharm等がおすすめです。送られてくる個体は大体○cm前後と書いてあるのでイメージは湧きやすいと思います。


サイアミーズフライングフォックスの飼育数

サイアミーズの飼育数は個体の大きさによります。

例えば10cm近い大型と、3〜4cmほどの小型では2〜3倍苔取り能力に差がつきます。

あくまで私個人の見解で書くと下記の表位かと思います。
ほかの方が書かれてる数より少し多いかもしれません。
小型のサイアミーズを小型水槽に入れた場合は大きくなりませんのでコレくらいはいた方が良いと感じてます。

小型のサイアミーズの場合
30cm水槽 3匹~5匹
60cm水槽 8匹~10匹


大型のサイアミーズの場合
30cm水槽 1〜2匹
60cm水槽 4匹


まとめ

サイアミーズフライングフォックスは黒髭苔を食べてくれる数少ない珍しい生体です。
人工飼料に馴れるとあまり黒ひげ苔をつつかなくなります
ので餌のあげすぎには注意が必要です。
育て方や環境【水槽の大きさや、餌の頻度】によって個体の成長も変わりますのでお好みで飼育してみて下さい!