こんにちわ!かつやんです!
真っ白なタニシの様な外観をした美しい苔取り貝の仲間『ホワイトウィザード・スネール』の紹介です!
東南アジアに広く生息する巻貝の仲間で、外観は白く殻頂に向け徐々に褐色した殻を持ちます。
水質への適応能力もあり飼育し易く、鑑賞性も高い種です。
この記事ではホワイトウィザード・スネールの飼育方法や、苔取り能力・繁殖について・飼育の注意点・水草への食害等詳しく紹介します!
ホワイトウィザード・スネールの特徴
ホワイトウィザード・スネールの外観
白いタニシの様な美しい外観をしています。水槽の中に入れても存在感もあるが、主張しすぎないので鑑賞性も高い!
形状 …巻貝でタニシに似た外観
殻色 …白〜クリーム色の殻を持つ
体色 …白〜肌色アルビノ系の体色
体色は個体差がある様です。
私が購入したものは白〜クリーム色でしたが、中には体色が褐色〜茶が強い個体も居る様です。
ホワイトウィザード・スネールの飼育方法
水温・水質に強く丈夫です!
水温は22℃~28℃位を好み、水質は中性~弱アルカリ性。
水温・水質における適応能力は非常に高く、淡水でも充分育ちます。
酸性に偏ると貝頂に穴が開いたりとあまりお勧めできません。
水槽内で発生するコケや有機物を食べます。
その他残餌や柔らかい水草も好んで食べます。
ホワイトウィザード・スネールの寿命
寿命は約1~2年程
正しい飼育環境であれば3年近く生きます。
アンモニアや亜硝酸塩が多くなると殻を閉じたり動かなくなり、寿命も早まります。
比較的水温・水質にも丈夫な種ですが極端にpHが低い環境はあまり向いていません。
餌は必要か?
主に水槽内で発生するコケや有機物を食べます。
雑食性なので残餌、魚やエビの死骸、苔、水草などなんでも食べます。
その他残餌や柔らかい水草も好んで食べます。
餌が少ない環境、立ち上げたばかりの環境では餓死してしまう事もあり注意が必要です。
飼育していた印象では、葉の硬い陰生植物への食害はあまりありませんが、葉の柔らかい水草は食べられてしまう事が多い為注意が必要です。
コケ取り能力は中〜高!
ホワイトウィザード・スネールのコケ取り能力は比較的高めです!
触覚と触覚の間にある象の鼻の様な形状の口で苔を食べてくれます。
大きさも5cm程ある為、コケ取り能力は比較的あります。
移動速度は遅めですが、移動しながら苔を食べます。
どちらかというとソイル低床は動きづらそうです。水槽壁面やベアタンクに活躍しそうです!
混泳相手の注意点
ホワイトウィザード・スネールは死骸などは食べますが、生きてる魚やエビを捕食する事はありません。
ホワイトウィザード・スネールが好む水温・水質で飼育できる熱帯魚・日本淡水魚などとは高相性で幅広い混泳が楽しめます。
貝食性の強いフグやキラースネールは混泳すると食べられてしまう恐れがありますので控えましょう
プレコやシュリンプがおすすめです!
水草への食害について!
苔取り貝を飼育する際に一番気になるのがコレ!
ホワイトウィザード・スネールの水草への食害は少なめですが、あります。
アンモナイトスネールやゴールデンアップルの様にあれこれ構わず水草を食い尽くす訳ではありませんので大丈夫です。
水槽内に餌が少なく、飼育数が多いと食害が起こる場合がありますが適度に間引けば問題ありません。
葉の柔らかい水草や、陰性植物でも少し状態が落ちているものは食べられるおそれがありますが、元気な葉を齧られる事はありません。
砂に潜る為水草が抜かれる事がある
ホワイトウィザード・スネールは砂に潜りたがる性質があります。
パールグラスのような底面に植える水草は抜かれてしまう恐れが多く相性は悪いです。
ホワイトウィザード・スネールの繁殖
淡水の水槽内でも繁殖可能です!
貝類は水草や水槽壁面に卵を産みつける種類が多いのですが、ホワイトウィザード・スネールの産卵形態はメスが卵を体内で育てて稚貝を産む卵胎生です。
稚貝は親と同様の姿を持ち簡単に育てられます。
比較的繁殖は難しくありませんが、一回に産む数が少ない事や、雄雌が必要と言う点から他の卵を産む種に比べると殖えるスピードはやや遅いです。
増やしたい場合は水質を弱アルカリ性に、石等入れて硬度を上げる事で貝類は繁殖・成長のスピードが比較的あがります。
ホワイトウィザード・スネール雄雌の見分け方
タニシと同様で右の触覚で雄雌を判断する事が出来ます。
ホワイトウィザード・スネール雄の特徴
オスは右の触覚が太く、先が丸いのが特徴
輸精管として機能し、触角の先が丸くなっています。
ホワイトウィザード・スネール雌の特徴
メスは両方の触覚がまっすぐなのが特徴
購入はネット通販がオススメ!
ホワイトウィザード・スネールは流通量が少ない為、アクアショップでも中々出会う事がありません。
その為購入はネットショップがお勧めです。
貝類の中では高価ですが、丈夫で鑑賞面も美しく、水槽内繁殖できるのでおすすめです。
繁殖を狙いたいなら雄・雌が必要になる為3〜5匹を目安に購入すると良いです。
まとめ
ホワイトウィザード・スネールは見た目も美しく、飼育環境の適応能力も高く丈夫なので鑑賞面・飼育面の両方に優れた貝類です。
雑食性なので30cm水槽であれば2匹程入れておくと常に水槽内を動き回りながら綺麗にしてくれます!
ラムズホーン程増えすぎず水槽内繁殖が可能な点もメリットです。ボックスメイトとして一度飼育してみてはいかがでしょうか??