こんにちは!かつやん (@tanagokatsuyann)です!
今回はブセファランドラにピシウムが発生した時の対処法を紹介します!
ピシウムって厄介ですよね。ブセを飼育している方は一度は体験されてるのではないでしょうか?
最初は蜘蛛の糸みたいな状態ですが、放っておくと低床や株全体を覆い尽くし葉がポロポロ落ちたり、茎部が溶け枯れてしまいます。
実際ピシウムは徹底して対策しないと再発したり他の健康なブセへの被害もあります。
今回はブセにピシウムが発生したらどうするべきか紹介したいと思います!
ピシウムの被害でお困りの方向けに、ピシウムとは?って話から対処方法の紹介・ピシウム対策には何が重要か、この辺りについて詳しく解説していきます!
- まずはピシウムを知りましょう!
- ピシウムが発生する条件
- ピシウムは早期発見が1番重要!
- ピシウムは進行が早い!
- ピシウム初期なら1週間の換水と換気で治る
- 換水だけでは対処不能な時
- 茎が溶け始めた時
- 換気とエアレーションは予防になる?
- まとめ・ピシウムの対処法!
- この記事を動画で見たい方は!
まずはピシウムを知りましょう!

ピシウムの対策や対処をするなら、まずはピシウムってなんなの?発生条件は?って事だけは知っておきましょう。
すごーく簡単に説明すると、ピシウムはピシウム菌という卵菌類に属するカビの一種で、学名は(Pythium)です。
土壌や水中に広く存在し通常は死んだ有機物を分解・吸収します。
しかし、条件によっては植物に寄生し、植物病を引き起こす原因になります。
ピシウム菌はブセに限らず野菜類や芝生植物全般に発生します。
ピシウムが発生する条件

次にピシウム病が発生する条件についてですが、
ピシウム病の発生は低湿地や多湿な条件下で、発病適温は20~30℃です。
ピシウム菌は酸素の多い表層を好むので表層に出やすく目視できます。
つまり飼育環境に於いては通年、特に季節的には雨季や9月〜10月頃が最も発生しやすくなるようです。
冒頭で話した通り、ピシウムの好む環境や発生条件とブセの飼育環境はほぼ一緒です。
温度も多湿な環境も日陰を好む点もほぼ似ています。
つまりブセの飼育環境とピシウムの発生条件は似ているので、変な話いつ発生してもおかしくないって事です。
ピシウムは早期発見が1番重要!

それではココからがピシウムの撃退方法です。
プログやYouTubeなど見てると納豆菌を使用されてる方や薬剤使ってる方等色々な対策案が出ています。
ここでは僕の経験談と個人的な意見で話します!
順を追って話しますが、1番大切なのは早期発見です!ピシウムは初期なら水換えと換気で治ります。
ピシウムが進行すると、水換えと換気だけしてても治りません。
進行状況によって対策も変わり、低床交換が必要だったり最悪幹部毎切断する事もあります。
初期程治りやすく、発見が遅いと手遅れになる事もあります。
ピシウムは進行が早い!

ぶっちゃけ早期発見が1番大切なので進行について少し詳しく書いていきます!
ピシウムは発生初日は数本の蜘蛛の巣か髪の毛が1本ついてるかな程度です。
変な話この状態なら毎日霧吹きだけでも対処可能です。
この菌糸は繁殖力がつよく2〜3日でブセ全体に徐々に広がり、4〜5日には低床の表面まで広がります。
更に進行すると、ピシウム菌が茎に侵入して、茎や葉が溶けポロポロ落ちていきます。正直この段階までくると、芋だけ残れば良い方かもしれません。
発見が数日遅れるだけで1年近くの成長を無駄にしてしまったり、最悪枯らしてしまう事があるのでその辺は怖いですね。
ピシウム初期なら1週間の換水と換気で治る

蜘蛛の巣状のピシウムが葉っぱの茎と茎の間に少量発生している状態、このくらいの状態であれば速攻で片付きます。
しかし中途半端だと再発するケースもあります。
再発っていうのは翌日にも出てきますし、1・2ヶ月して同じブセからピシウムが発生したりもします。
経験上霧吹きだけより、多少面倒でも1週間は毎日バケツに漬け込み低床内も綺麗に水通しした方が元気になります。
そしてケースは換気出来る様蓋を少しあけてこまめに霧吹きします。1週間もすると経験上9割以上はほぼ治ります。
換水だけでは対処不能な時

ソイルの上が菌糸で覆われてる状態だと換水だけでは高確率で再発します。
ブセ自体が元気なら、僕は引っこ抜いてピシウムの糸が残らない様に洗います。
僕は先端を捻ったティッシュや、綿棒で全部取ります。
そのあとはソイルはザルに開けてよく洗い4.5日天日干し、その間は水苔でピシウムが出なくなるまで毎日水通しします。
1週間後水苔は廃棄して天日干ししたソイルに植え替えます。
茎が溶け始めた時

茎が溶け始めたら結構ピンチです。
僕の場合葉っぱなら菌が回る前に容赦なくきります。
ピシウムの菌糸が出ていて茎が溶けている場合、僕は傷口(溶けてる箇所)も一緒に洗い落とします。
茎の真がしっかりしてれば治る見込みもありますが、茎の中心までとけるなら、いっそ引っこ抜いて安全なところでカットして、芋だけ再度水苔で育てた方が変に溶けないで復活するかもしれません。
換気とエアレーションは予防になる?

因みに推測ですが、ピシウムの効果的な対策としてエアレーションと換気は実際効果ありそうです。
僕はブセ水槽にエアレーションをしている容器としてない容器で2通り試しています。
実際エアレーションしてる水槽からは菌糸状のピシウムがでる数がかなり少ないです。結構効果はあると思ってます!
ただたまには出ますし、確実に出なくなるという訳ではありません。実際エアーや換気はしていた方がしていない環境に比べ出にくいって感じです。
まとめ・ピシウムの対処法!

最後にまとめると、ピシウムが発生する条件とブセの水上飼育環境はかなり似ているので、ブセにピシウムが発生する確率は高いです!
予防策としてはシンプルに換気や通気性を良くしてデイリーの霧吹きをする頻度をあげるのが良いかと思います。
個人的にはエアレーションをすると換気・通気性が良くなるのかな?蜘蛛の巣状のピシウムは出る確率が激減します。
そしてブセにピシウムが発生したら水通しと乾燥・霧吹きを毎日こまめに行います。
低床まで菌糸が歯切り込んでる時は一度低床から抜いて低床は手洗い・乾燥。
ブセはピシウムの菌糸を毎日洗い落として1週間水苔等で育てて治療すると再発リスクも下がります。
葉や茎が溶けた場合は早期なら間に合いますが、菌が中に入り込んでると手遅れになるので時には切って芋だけ確保するのも良いかもしれません。
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