こんにちは!かつやんです!
皆さんは水槽内にスネールが大量発生してしまった!なんて経験はありませんか?
アクアリウムをやっていると一度は経験する事があるかと思います。
『見た目も悪いし、どうにかしたい!』そんな方向けにスネールが大量発生してしまった際の対処法を5つ紹介します!
この記事では私の実体験も含め本当におすすめできる対処法を紹介します!その理由や内容について詳しく解説していきます!
- スネールの対処法は5つあります!
- ①『リセットする』 1番おすすめ!
- ②『スネールイーターを投入する』
- ③『薬で撃退する』
- ④『物理的に取り除く』
- スネールは予防が大事
- 大量発生してしまった時は
- まとめ 1番良いのはリセットです
スネールの対処法は5つあります!
アクアリウムを長年やっている私もスネールが大繁殖してしまった経験があります!
①『リセットする』
②『スネールイーターを投入する』
③『薬で撃退する』
④『物理的に取り除く』
⑤『光量を遮断し放置』
アクアリウム経験から、正直①と②の『リセットする』『スネールイーターを投入する』この二つが最も効果的で現実的な方法と言えます。
結論:リセットして良いならリセットが一番。
どうしてもリセットしたくない場合は②のスネールイーターが効果的です。
③の薬と④の物理的に取り除くのは経験上うまくいきませんでした。
⑤については時間もかかりますが、並行して行うと確実に効果が高まります!
では①〜⑤のメリット・デメリットも一緒にお話ししていきます!
①『リセットする』 1番おすすめ!
スネールが大繁殖したら割り切ってリセットしてしまうのが一番早く・効果的です。
100%駆逐できるのが最大のメリット
リセットのメリット・デメリット
・スネールを確実に一掃出来る
・再繁殖の心配がない
・定着したバクテリアまで死滅させる
・再度立ち上げに時間がかかる
【リセットのポイント】
徹底的に交換しましょう!『バクテリアは極力残したいし、フィルターや飼育水は再利用する。』
▲この方が再度立ち上がりは早いのですが、甘い考えは捨て一度徹底的にリセットをお勧めします。
スネールはフィルター内に侵入してパイプやろ材に卵を産みつけていたりする事もあります。
やるなら徹底して洗浄+乾燥させましょう!
中途半端なリセットは再繁殖の原因となり二度手間になってしまう事もあるのでやるなら徹底して行います。
【リセット手順】
・水槽は45℃程度の温水で徹底的に洗う
・レイアウトの岩や流木・は可能なら煮沸&天日干し
※スネールは卵の状態だと乾燥や低酸素状態にも耐えられるので徹底して紫外線&乾燥までする事が重要です。
②『スネールイーターを投入する』
何がなんでもリセットしたくないならスネールを食べてくれる貝食性の高い生体を入れると良いです。
ただし、スネールイーターは種類によって食べる貝の得意・不得意があるので注意が必要です。
下部でその種類に合った対処法を教えます。
スネールを食べさせるメリット・デメリット
・水槽をリセットせずに済む
・バクテリアや水質的なデメリットが無い
・水槽サイズ・数によるが3.4ヶ月はかかる
・スネールに合わせて選ぶ生体の種類が違う
・100%駆逐できる訳では無い
【貝食生体を選ぶポイント】
大量発生したスネールによって選ぶ必要があります。実は貝食生の高い生体も食べやすい貝、食べにくい貝がいます。
例えば有名なキラースネール等はラムズホーンやモノアライガイは食べれますが、サカマキガイやカワコザラガイの様に小さ過ぎるとうまく捕食できなかったりします。
水槽で繁殖するスネールは主に下記の4種です、それぞれに合わせて生体を選びましょう!
・カワコザラガイ【小型の楕円形】
・サカマキガイ【小型の巻貝】
・ラムズホーン【中型の巻貝】
モノアライガイ▶【アベニーパファー】
モノアライガイは小~中型の大きさです。移動速度が速いのと殻が柔らかいのが特徴で、指で押すと粉々に砕けます。基本動き回るのでアベニーパファーが見つけやすく、即アタックしてくれます。
大きいアベニーパファーなら一口で食べてくれます。
小さくても最初中身を食べてその後は貝殻も食べてくれます。
■■ アベニーパファー ■■
カワコザラガイ▶【バジスバジス】
バジスバジスは雑食性で生き餌を好みます。水草水槽にカワコザラガイが大量発生した際はバジスバジス一択です。
少ない数でもスネールの他プラナリア等も駆逐してくれます。
シュリンプも食べてしまうので、エビ水槽に入れるなら取り出してからです。
■■ バジスバジス ■■
■■ 苔取りスクレーパー ■■
サカマキガイ▶【火山タナゴ】
サマキガイは小さい・硬いので他のスネールイーターが中々食べない事も多いです。しかし雑食性の高い日本淡水魚はお腹が空いていると、昆虫・貝なんでも食べます。
因みに火山タナゴ(シーナンタナゴ)でなく他の中型日本淡水魚も食べてくれます。
あえて火山タナゴと書いたのは雑食性が高く、小さめなので水草への食害が少ない為です。※日本産のタナゴはお腹が空くと貝より先に水草が丸坊主にされてしまうので。
■■ 火山タナゴ ■■
ラムズホーン▶【キラースネール】
ラムズホーンが増えすぎた時はキラースネール一択です。細長い口を貝の中まで伸ばして貝殻を残して中身だけ食べてくれます。
キラースネールは自分と同じ、又は一回り大きいスネールも食べてくれます。
小さすぎるサカマキガイ等は食べれません。
エビを襲う事は無いのでエビ水槽にも使える点もメリット。
そしてラムズの殻はエビの良きカルシウム分になるのでそのまま残しておいてもエビが食べてくれます。
■■ キラースネール ■■
③『薬で撃退する』
スネールや貝類にだけ効果を発揮して駆除できる薬剤を利用するという手法です。
『貝除去液』や『スネール・バスター』などがあります。
軟体生物にだけ効果があり、1回目は麻痺させ、3回程の投入で死滅出来る薬です。
他に貝類がいると一緒に調子を崩すので取り除く必要あります。
薬を使うメリット・デメリット
・水草水槽・レイアウト水槽なら◎
・水槽をリセットせずに済む
・カワコザラガイは効果あり
・他の貝類は全て取り出す必要アリ
・100%駆逐できる訳ではない
・薬が効きづらいスネールもいる
【薬を使うポイント】
使用する薬剤にもよりますが、他の貝類にも同等のリスクがあります。貝は別に移してから薬を入れます。半端な量では効果が無く駆逐出来ませんし、サカマキガイには効果が無く、薬を入れてしまったので結局リセットしました。
また駆逐後貝類を戻す際にも低床と水の交換も必要になるので個人的には使うのは難しい印象。
④『物理的に取り除く』
物理的に取り除く方法ですが、気やすめ程度でまず駆逐は無理です。
②③⑤と一緒に並行して行うのが良いでしょう。
物理的に取り除くメリット・デメリット
・生体や水質に一切害が及ばない
・取り除く数より増える数の方が多い
・駆逐はまず無理
【物理的に取り除くのは難しい】
スネールの多くは雌雄同体と言って2匹居れば卵を産み繁殖して増え続けてしまいます。
『貝転キャッチャー』等で水槽壁面のスネールを取り除く事はできますが、水草やレイアウトの影フィルター内に入られたら駆逐するのはまず無理です。
【物理的に取り除くポイント】
もしこの手段を取るなら、貝が好む環境と真逆の水質に傾け繁殖を止めながら行うと良い。
貝はアルカリ性で硬度の高い水質を好みますが、酸性で硬度の低い水質では貝頂から殻が白っぽくなり繁殖行動を停止する様になります。
さらに食べる餌を無くす為一度水槽内の苔も全て取り除き貝類が生活しにくい環境にしてしまうのも手です!これであれば徐々に数を減らす事が出来ます。
スネールは予防が大事
スネールは水槽内で自然発生はしません。
大半は水草を入れた際に卵か、生体が入ってしまい勝手に増えてしまうパターンが大半です。
購入した水草は1日は水草その前にでちゃんと農薬やスネール・スネールの卵を除去し、確実に持ち込まない事が1番大切です。
■■ 水草その前に ■■
大量発生してしまった時は
こうなってしまうと駆逐は本当難しいし、時間がかかります。
個人的な意見ですが、⑤と②の組み合わせがおすすめです。
リセットをしないならまずはとことん放置して増やすだけ増やします。
彼らは水槽内の苔を主食にしているので水草・水槽壁面・流木等の苔を全て食わせてまずは餌がない環境にしてしまうと自然と増えるのが止まります。
餌がなくなる=繁殖する体力もなくなる。
生体が一定数増えると増えなくなる原理みたいなのを感じます。
その後は取れる範囲でオブジェは取り除き、スネールイーター達に任せて数ヶ月待つのがおすすめです。
まとめ 1番良いのはリセットです
スネールが大量発生した場合は一度徹底リセットが良いかと思います。
仮にラムズホーン等であれば間引くだけで一定数は残しても問題ないのですが、迷惑なスネール達は完全に駆逐した方が良いでしょう!
また、リセットは絶対したくないという場合はいっその事増やすだけ増やす→水槽内から餌となる苔を徹底的になくす→その上で対策していくのが効率的と言った印象です。
またそれぞれ細かく記事を書いたらリンクに書き足したいと思います。