こんにちは!かつやんです!
今回紹介するのはタナゴの中でも大型で人気の高い『カネヒラ』の亜種『カネヒラブルーメタリック』の紹介です!
カネヒラブルーメタリックは別名『プラチナ』とも呼ばれており、重厚な金属の様な光沢を持つ美しいタナゴです。
カネヒラ同様大きな魚体に青みを帯びた白銀に輝く姿は正に圧巻!
カッコイイという言葉が似合うタナゴです。
ブルーメタリックは非常に人気が高く、ペットショップやネットでも稀に見かけますがかなり高値で取引されています。
キレイな発色と強いメタリックカラーを持つものは3,000円近い値段もつきます。
今回はブルーメタリックの魅力や特徴・飼育方法・繁殖について解説します!
- カネヒラブルーメタリックの特徴
- カネヒラブルーメタリックの婚姻色
- 飼育方法:性格・混泳・飼育
- 飼育水槽での繁殖について
- なぜメタリック色をしているの?
- カネヒラブルーメタリックの購入方法
- カネヒラの色上げフード
- まとめ
カネヒラブルーメタリックの特徴
カネヒラブルーメタリックの婚姻色
【カネヒラブルーメタリック雄の様子】
繁殖期を迎えた雄は臀鰭と背鰭の縁がほんのりと白くなります。
背面が金属光沢のあるメタリックカラーになりメタリック色の強い個体はギラギラ光るプラチナカラーだけで体側の婚姻色は出ません。
背鰭や臀鰭は縁だけが白く染まり、カッコいいという言葉がよく似合います。
【カネヒラブルーメタリック雌の様子】
雌は繁殖期の9〜11月薄い灰色の卵管が出る、水槽で飼育していると春に産卵する事もある。
通常のカネヒラに比べ体色が雄同様光沢のあるプラチナ色をしている。
雄より一回り小さく、体色に婚姻色が出ない為、ガンメタリックの様に銀一色の美しい姿をしている。
鰭に色がでないので比較的早く判別出来る。
秋型の産卵の為、翌春頃浮上して秋には卵管も出て産卵出来る様になります。
飼育方法:性格・混泳・飼育
参照: 楽天ショッピング
性格は活発で泳ぎ回る。縄張り意識が強い性格の為、水槽で複数飼育する場合は大きさや数に注意が必要。
殆ど特徴はカネヒラと同様。遊泳力も高くタナゴの中でも大きい為水槽で飼育するとボス的な立場になりがち、貝を入れると縄張りを作りケンカを始めるのでキレイな姿を楽しみたい場合は貝は入れない方が良い。
【混泳相手】
混泳は可能で、同じタナゴ類や同サイズの魚・エビ類・貝類と混泳させる事が出来ます。ブリードを考えるなら同じメタリック同士を掛け合わせた方がキレイな個体やメタリック色素が強い子供が取れやすい為
どうせなら同種同士を混泳させた方が良い。
通常の個体と掛け合わせると子供は通常色が多く産まれやすくなる。
【飼育方法】
水質や水温にも強く比較的飼育しやすい。餌は市販の顆粒で問題ありませんが、カネヒラは草食性が非常に強い為、餌を与えていても金魚藻等の水草は好き好んで食べてしまいます。
遊泳力が高い為、飼育水槽は60㎝以上の水槽が好ましい。複数飼育する場合は理想は90cmや120cmが最も良い。
タナゴは急な寒暖差は病気の原因にもなるので良くないが多少は季節感を与えないと婚姻色や卵管が出ないのでヒーター等はいれないで良い。
飼育水槽での繁殖について
参照: モンスターアクアリウム
水槽内で繁殖させたい場合は、カネヒラの飼育水槽に二枚貝を入れると雄は二枚貝の周りに縄張りをつくり雌を誘導し産卵をします。
カネヒラは珍しい秋型の産卵で9〜11月にマツカサガイやカワシンジュ等の二枚貝を好み産卵する。
秋に産卵するタナゴはカネヒラとゼニタナゴ、イタセンパラの3種だけ。
【秋産卵は上級者向け】
産卵後数日から1週間で孵化するのですが、稚魚は母貝内で越冬しその後翌春の5月頃まで母貝内で過ごします。翌春5月頃に9mmほどの稚魚が母貝から浮出します。この期間貝を生かしておける環境を作るのが結構難しいのです。
【産卵手順】
10月頃水温が24℃以下に落ちてきたら水槽内に二枚貝を入れ2カ月程入れっぱなしにしておく、カネヒラは1度に数個のタナゴを何日もかけて貝に産みつけるのと、翌春までは浮上してこないので長めに貝を入れましょう。
2カ月程したら貝を取り出し別水槽に移し翌春まで浮出するのを待ちます。
※水槽内で稚魚が孵化すると親魚に食べられてしまうリスクと水槽内で貝に必要な餌が少なく死んでしまうケースがある為。
なぜメタリック色をしているの?
通常のタナゴ は鱗に光彩層という(グアニン色素)があります。
このグアニン色素は、腹側の内臓などを紫外線から守ったり、外敵から明るい水面に紛れて隠れる役目といった重要な役割を担っています。
グアニン色素は光を反射する事でキラキラします。ブルーメタリックはこの色素の濃い者同士を交配する事でメタリックの様な強い発色をするようになった品種改良です。
他にもゴールドメタリックなどもおりますが、個体差がある様に青みが強い個体同士を組み合わせた結果ブルーメタリックの様な発色の強い個体が出てきます。
子供は全てメタリックと言うわけではありません、メタリック同士を交配させる事でブルーメタリックの個体を出しやすくなります。
逆にグアニン色素が遺伝子の先天異常でゼロの者は透明鱗と呼ばれる突然変異がいます。この透明鱗も透明鱗同士を掛け合わせ固定化されたものもいます。
カネヒラブルーメタリックの購入方法
参照: 土浦観賞魚
基本的に自然界にはこの様な改良品種は生息してません。
ペットショップかネットショップでの購入になりますが、ペットショップではそうそうお目にかかりません。売ってて1ペア位です。
日本淡水魚に力をいれてるショップやタナゴの専門店でもないと取り扱いはありません。
専門店に行くと生簀か大きめの水槽で飼育しており店頭で並んでいるものより発色や状態が良い。
専門店でも生け簀の魚を選べる所は少ないので在庫があればネットショップで専門店から購入するのと然程変わりません。
カネヒラの色上げフード
参照: メダカの里
カネヒラブルーメタリックの最大の魅力は大きな体とメタリックに輝く鱗が最大の魅力です。
このヒカリ酵母配合の餌は魚体を大きく、鱗に輝きを持たせるのに効果があります。
カネヒラが好きな顆粒タイプなので食いも良いです!
まとめ
カネヒラは非常に人気のあるタナゴでブルーメタリックの他にゴールドメタリックという美しいタナゴもいます。
興味のある方はこちらの記事もどうぞ!
www.tanagogo.work